「フォトリーディング」で活躍の場を広げたリーダーたち。——山口佐貴子『未来が劇的に変化する「フォトリーディング」速読術』第15回

これまでフォトリーディングのやり方や、仕事や芸術に活用している人たちの事例をご紹介してきましたが、いよいよ今回が最終回。

アメリカで生まれ、世界30ヶ国以上で講座開催、音声教材では150ヶ国以上で活用されているフォトリーディングは、現在アジアに急激な勢いで広がっています。2016年8月からは中国でもフォトリーディング講座が開催され、年間の受講者数は2,000名以上に。

長年にわたり愛され続け、世界に広がるのは、フォトリーディングを体得することで読書はもちろん仕事に成果を出せるからです。今回は「自分の仕事で世界を変える!」という熱い思いを持った、グローバルに活躍しているフォトリーダーをご紹介します。

サンフランシスコで「おにぎり」のお店を経営

フォトリーディングの講座を受講後、サンフランシスコで起業したAさんは、「おにぎり」の店を4店舗経営し、成功をおさめています。渡米して起業する際に、フォトリーディングが役立ったそうです。

「当時、勤めていた会社のクライアントの意向で、サンフランシスコに調査に行っていたのですが、社長から事業撤退命令が出たのです。そのとき、フォトリーディングで『竜馬が行く』を読んでいたのですが、幕府に向かっていく竜馬のように、『絶対アメリカで事業を成功させてやる』という強い気持ちが起こりました。今までそんな強い気持ちになったことはなかったのですが、フォトリーディングによって潜在意識が開発されたことで気持ちが強くなったのだと思います」(Aさん)

その後、サンフランシスコで知人と起業し、夢がますます広がっています。

「フォトリーディングは、精神的なことと脳の構造、そして、ビジネスとをくっつけてくれる橋渡しみたいな感じでした。人生を生きていく上でスピードアップするためのすごいコツを教えてもらえました。自分の中のメモリが250メガバイトから1ギガに増えたような感覚です。僕は日本人の感性の鋭さとか文化レベルは、未だに世界でもトップレベルだと思っています。日本人の左脳が作り出した、経済や事業というよりは、感性を世界に教育できるコンテンツを広めたい。これからの事業の夢は “世界に日本を流行らせる” です」(Aさん)

カンボジアで起業し、アジアの女性の地位向上に貢献

Bさんは社会起業家として、カンボジアにデザインスタジオを設立し、カンボジアの女性がクリエイティブな仕事で独立するのを支援しています。

「フォトリーディングを受講した時は、ちゃんと稼げるビジネスを立ち上げていたのに、私の勉強不足で経営と資金繰りにいつも振り回されていたように思います。とにかく時間がなく、マーケティング、採用、人事、経営、会計、海外ビジネス、英語……と膨大な量の本を読みたかったし、読む必要がありました。複数プロジェクトで1日300~500通のメールがくるのは当たり前でしたから、瞬時に目を通し、リスクを関知することを効率的に行っていきたかったのです」(Bさん)

Bさんの努力の甲斐があってビジネスは軌道に乗り、現在もカンボジアでの活動を続けています。

「フォトリーディングを習得して、私自身も人生を変える事ができましたが、私のスピーチを聞いて『人生が変わるかも』と言ってくれるような人もいました。フォトリーディングで知識と自信が貯まり、より大きな下地ができたので、少しずつ人に影響することができるようになっている気がしています」(Bさん)

AI時代にも役立つフォトリーディング

人口知能と比べたら、人の処理速度は遅いでしょう。しかし、既存の情報を集め、編集し、新しい情報に発展させる、整える能力は人間の持つもの。これを短時間で可能にするのがフォトリーディングです。

本のみならず、WEB、資料、雑誌、専門書、辞書、新聞などフォトリーディングは全ての読書材料に使える技術。ステップ3のフォトフォーカスで情報を潜在意識にいれるということで、長期記憶となり、オリジナルの情報を作る時に本や資料などの過去得た知識は有効に働きます。

以前イベントでご一緒した『藤原和博の必ず食える1%の人になる方法』など40冊以上の著書で知られる藤原和博さんは、「自分がレアカードになり、そこに集まったチームがレアとなる。1万時間を使って自分の専門を学ぶのも必要ですが、そういうレアカードが集まってチームを組めば、その効果は何倍にも、何十倍にもなっていく。それはAIでは再現することができない、人間だけの力なのです」とおっしゃっています。

自分がレアになることを、フォトリーディングがサポートしてくれるでしょう。

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「この世界にこの人あり」と言われる人になる

勝間和代さんをはじめ、フォトリーディング受講後に数多くの著者が生まれるのはどうしてでしょうか。それはテーマを持って数多くの本をフォトリーディングすることで、自分の視点から見えてくるテーマや主張が出てくるからです。

Cさんは子育てに関する本を50冊以上も読み、それらの本に共通するひとつのテーマを見つけ、自分で子育ての新しい方法論を組み立てました。それにより今は子育ての相談を受けることを仕事にしています。

専門家になりたければその専門分野の本や資料、WEBなどあらゆる媒体においてフォトリーディングを行いましょう。フォトリーディングした情報は脳の中で長期記憶に入ります。つまり長期で記憶を保持できているかどうか? その記憶を使いたいときにすぐに取り出せるかどうかが専門家として問われる価値です。

書籍においては、時代を超えて名著は残ります。WEBにおいては、最新の情報をつかむことができます。時を超えてその専門分野がどのように成長したのかがわかります。

そして情報に触れるということは数多くの人の考え方・知恵に触れるということ。それらに触れて自分はどのように自分の意見をこの世に提示していくのか? それが新しい見解で、世のために役に立つ情報であると世界はあなたの存在を認め始めます。

この世界にこの人ありと言われる人になるために、フォトリーディングを活用することはとても効率的で効果的です。あなたの才能の開花を、世界は今か今かと待っています!

ぜひフォトリーディングを自分の存在を最大限に生かすために活用してください!

■フォトリーディングの詳しい方法はこちら ステップ1<準備> 本を読む目的を決める ステップ2<予習> 目次をチェックする ステップ3<フォトリーディング> 本の情報を長期記憶に保存する ステップ4<復習> 本に質問を投げかける ステップ5<活性化> 文字を追いながら読む

■連載『未来が劇的に変化する「フォトリーディング」速読術』一覧はこちら photo-reading-bottom

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才能が目覚めるフォトリーディング速読術

山口佐貴子

宝島社 (2017)

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超一流の人がやっているフォトリーディング速読勉強法

山口佐貴子

かんき出版 (2013)

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