フォトリーディングを始めるきっかけが、資格試験や大学受験合格のためだったという人は少なくありません。そして「フォトリーディングのおかげで難関試験に合格した」という、うれしい報告もたくさんあります。なかには49歳で会社に勤めながら司法試験を目指し、2年半で合格した人もいるほどです。フォトリーディングをしたことで、「試験のとき答えがスラスラと出てきた」と驚く人もいっぱいいます。

今回は難関の資格試験にも役立つフォトリーディングを使って、皆さんがどんなふうに勉強をしてきたのかお伝えします。

テキストをすべて潜在意識に入れる

働きながら難関の昇格試験に合格したAさん。限られた時間のなかで、Aさんは次のような試験対策を行いました。

「昇格試験のため、膨大なテキストから勉強しないといけなかったのですが、ちょうど大学院の論文を書く時期と重なり、平均睡眠時間は1~2時間。まわりと同じような勉強法では無理だと悟りました。でも目を閉じかけても、できるのがフォトリーディング。まわりの人たちはヤマをはって試験に臨んでいましたが、私はすべてのテキストを潜在意識に入れることに。朝にフォトリーディングを行ったら、次は寝る前にもう一度それを行う。それを毎日繰り返しました」(Aさん)

時間がないなかで最大限の力を発揮するために、資料やテキストをすべて潜在意識に入れてしまうという方法をとっているのはBさんも同じです。Bさんは冒頭でご紹介したように、働きながら2年半で司法試験に合格しました。

「潜在意識のほうが、顕在意識より情報保存量が多いという事実があります。潜在意識に情報を入れておけば、問いを投げたときに、答えを潜在意識から得ることができます。フォトリーディングのスキルを学んだということは、この潜在意識から答えを自由に引っ張り出せる手段を手に入れたということです」(Bさん)

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「快」のある目的をもって一発で合格

合格率が低い難関試験を目指すとき、Aさんは「1回で合格したほうがラク」という思いで勉強して、やる気を発揮したそうです。

「『長期戦になるからこそ、誰よりも早く受かりたい』『1回で合格してしまったほうが、自分自身もラク』という思いがありました。長期戦というだけでストレスが倍増します。試験は全員毎年受けなければいけないのですが、何回も試験を受けたくないので、『早く成果を出したい』『試験に受かることによって、また次の世界に進みたい』と、できるだけ合格したあとの『快』、試験から解放されたときの『快』にばかり目を向けました」(Aさん)

「快」がない目的だと、挫折率がアップしてしまいます。そんなときには、乗り越えたあとにどんないいことが待っているかという「快」に焦点を絞りましょう。嫌なことであればあるほど、短期間で終わるように集中して行うのです。

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プランニングが合否を決める

私の感覚では、10%台の合格率の試験であれば、3カ月間のフォトリーディング、30%台の合格率の試験であれば、15時間程度のフォトリーディングを行うことで合格できると考えています。

ただし、試験までの勉強時間がギリギリの予定を組むのはやめましょう。試験に向かって、勉強計画を立てる際、必ず設けておいてほしいのは、予備日です。急な仕事が入ったり、体調がすぐれなかったり、緊急な対応が必要になることは、生きていれば当然あること。ギリギリの予定を組んでしまうと、結果としてベストのパフォーマンスが出せなくなります。試験までのスケジュールの余裕に3割増しは必須、5割増しくらい余分にみておいてちょうどいいと思っています。

長期戦の場合、途中で積極的にプランの見直しをすることも大切です。司法試験合格を目指したBさんは、フォトリーディングによって、必要な平均勉強時間を6,000時間削減してしまうことに成功しました。

「司法試験に合格するために必要な平均勉強時間は、1万時間といわれています。私の場合は、3年間しか時間をとれないと決めていたので、普通に時間を割っていくと、1日に必要な勉強時間が10時間になってしまう。でも、仕事をしながらでは到底無理です。そこで、フォトリーディングで6,000時間を削減しようと思ったのです。手当たり次第がむしゃらにこなすのではなく、このようにプランを立てました。途中でプランニングの修正もしていました」(Bさん)

資格取得なら、【1】やってみたのになかなかスムーズにいかないところはどこか、【2】最終的に得たいゴールに対して、かなり遅れをとっているところはないか、というところを重点的に見てください。

1年間が勉強できる時間のタイムリミットだとする場合、その3分の1の4カ月がたっても成果がでないようなら、通う学校を変える、勉強の取り組み方事態をガラッと変える、など、大きな決断をしたほうがいいでしょう。「いまの時間の使い方で結果が出るのか」ということを、常に考えておくと結果が出やすくなります。

フォトフォーカスでパラパラめくるのも効果的

「このままでは合格できないかもしれない」と焦りが生じると、リラックスして勉強できなくなります。そんなときは、「みかん集中法」(第2回「フォトリーディング ステップ1<準備> 本を読む目的を決める」)を行って、気持ちを落ち着け、試験までにどこを勉強するのが一番いいのか、確認しましょう。

社会保険労務士の試験に合格したCさんは、模試で不合格判定が出ましたが、フォトリーディングで盛り返しました。

「テキストをフォトリーディングし、科目によってはマインドマップにまとめ、過去問題を解く。それを1カ月間で全科目実践しました。また、毎日、勉強の前にはフォトフォーカスでテキストをパラパラめくることにしました。パラパラとめくることで、超高速で全範囲を毎日復習していることになります。全科目8冊もあるテキストを毎日読むことなど、とてもできません。しかし、フォトリーディングをした後に過去問題を解いていると、関連するテキストの部分が不思議と頭に浮かび、知識がつながっていくのを感じるようになります。このパラパラを続けていると「このページは読んでいないかも?」と引っかかるページが出てきます。高速でめくっているだけなのに脳はきちんと反応しているのです。そういったページは改めて読み直して自分の知識の穴を一つひとつ埋めていきました」(Cさん)

試験勉強の時間がとれなくても、フォトリーディングが強い味方になってくれます。フォトリーディングで試験に合格すれば、新しいキャリアが開け、人生が大化けするかもしれません。

■フォトリーディングの詳しい方法はこちら
ステップ1<準備> 本を読む目的を決める
ステップ2<予習> 目次をチェックする
ステップ3<フォトリーディング> 本の情報を長期記憶に保存する
ステップ4<復習> 本に質問を投げかける
ステップ5<活性化> 文字を追いながら読む

■連載『未来が劇的に変化する「フォトリーディング」速読術』一覧はこちら
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