海外では根強い人気「ボードゲーム」で生きた英語を学んでみよう。

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ボードゲームについてご存知ですか。 テレビゲームや携帯ゲーム機がこれだけ流通している日本では「ボードゲーム」と言われても馴染みが浅いかもしれませんが、実は海外ではものすごい人気を誇っています。ボードゲームとは、みなさんが一度は遊んだことがある「人生ゲーム」のようなもので、その名の通りボード(盤)の上に駒やカードなどを設置して複数人で楽しむ遊びです。将棋や囲碁、双六なんかもボードゲームに分類されます。

ウォルマートを始めとした海外のスーパーへ行くと、レゴなどに並んでボードゲームコーナが。それも、おもちゃコーナーで一番場所を取っていると言っても良いほど、様々な種類が並んでいます。今回は英語学習にもなる、ボードゲームでの遊び方をご紹介します。

 

近年のボードゲームは基本的に海外産

 

基本的に、最近作られたボードゲームは大半が海外の産品です。高度に近代化した日本ではボードゲームよりもコンピューターゲームの方が人気があるためあまり見かけないかもしれません。一応日本でも販売がなされているとはいえ、上述のような理由からゲームの道具が翻訳されていなかったり、ルールの解説書でさえも現地の言葉ということもあります。 大抵のボードゲームは英語の翻訳がついており、ある程度英語が読める人ならば日本語が書かれていなくとも楽しむことは可能です。しかしこの、英語の解説書は貴重。教科書で学ぶものとは全く違った切り口から英語に触れることができる上、英語の解説しか無くても遊びたい一心で必死に解読するでしょう。

 

英語を使わざるを得ない

 

人生ゲームのように日本で爆発的な人気を誇ったゲームは完全に日本語に翻訳されているため、ゲーム固有の言葉も日本語化されていますが、ほとんどのボードゲームは全く翻訳されていません。 例えば”BANG!”というカードゲームを例にとると、sheriff(保安官)、deputy(補佐官)、outlaw(ならず者)、renegade(裏切り者)、miss(攻撃が外れること)、saloon(酒場)、general store(大商店)など、枚挙にいとまがありませんが、ゲーム進行をする上で必要な言葉の全てが英語。いちいち頭の中で翻訳していてはきりがありません。

そのため「sheriffは保安官で、saloonが酒場で……」とはならず、「自分はoutlawだからsheriffにbangしなければならず、でもlife pointが足りないからbeerを使って回復しなければ」という風に、自然とその言語を用いるようになります。

 

友達と英語だけを使って遊んでみる

 

ボードゲームなので一人では当然遊べないため、友人と一緒にプレイすることになると思います。恥ずかしいかもしれませんが、この時、ゲームを全て英語で進行させてみてはいかがでしょうか。カードもルールも全て英語なのだから、必要な固有名詞や表現なんかは辞書を使わなくてもわかります。

あとは今まで身につけてきた表現に乗せてそれを発すれば良いだけなので、はじめは時間がかかるとも慣れればすらすらと言葉がでてきます。ゲームという限られた設定、空間の中にいるため、使う表現や単語は制限されていますが、日常で英語を使うという観点から見ればこれ以上にない良い機会でしょう。

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外国人と遊んでみる

 

一番良いのは、ボードゲームに慣れ親しんで育った外国人と一緒に遊んでみること。日本人がプレイステーションやニンテンドーDSと言ったコンピューターゲームに詳しいのと同じように、外国人(特に欧米人)はボードゲームにとても詳しいのです。こちらが最近ボードゲームにはまっていると言えば、盛り上がること間違いありません。

そのまま一緒にプレイすれば、必ず英語を使わざるをえないため、否が応でも上達します。また自分が持っているボードゲーム以外のものを紹介してくれたり、遊ばせてくれたりするので、英単語や表現の幅が大幅に広がります。 留学生や知人に外国人がいるなど環境が整っている人はぜひ誘って遊んでみてください。

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今回はゲームを通じて何かを学ぶということをテーマにしました。普通の勉強を楽しみながらすることに越したことはないのですが、机にただ向かって教科書とにらめっこするような現状ではなかなか伸びるものも伸びません。 この記事のゲームで英語を学ぶということように、日常のささいな勉強にひとつ工夫をして、楽しみながら学習したいですね。


東京大学文科三類所属。磐田南高校卒業。4歳からサッカーとピアノを始める。大学ではスペイン語を学んでいる。三島由紀夫とMr.Childrenをこよなく愛する。将来はスペインに住んで日がな一日レアルマドリードの試合を見て天寿を全うしたい。

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