StudyHackerの記事やビジネス系の本では多くのカタカナ語が登場します。 単に英語で言い換えただけから独自の意味を持つものまで様々ありますが、パッと聞いて意味が分からないものも多いのではないでしょうか? 普段の会話で出てきても、その場は適当に取り繕って後からネットで検索……。 筆者はカタカナ語を「意識高い系」の言葉だと思い敬遠していたため、こういった経験がよくありました。 しかし、このままではいけない。 ということで、今回は私自身の勉強も兼ねて、様々なカタカナ語を紹介していこうと思います。
よく聞くカタカナ語12選
さて、早速紹介していくわけですが何しろカタカナ語は数が多い。 今回は中でもよく耳にするものをピックアップしました。
アジェンダ agenda;計画。政治用語では政策を表し、マニュフェストと同義。「2015年のアジェンダ」
イニシアチブ initiative;カタカナ語の代表選手。主導権率先すること。
インセンティブ incentive;ある物事をするための動機となるもの
コミット commit;責任を持って係わること。某CMの「結果にコミットする」が有名。
コンセンサス consensus;複数の人の意見の一致や賛成。「コンセンサスを得る」
スキーム scheme;枠組み、計画。「事業スキームを構築する」
ステークホルダー stake-holder;株主や取引先、顧客などのその件に対する利害関係者。
バイアス bias;考えの偏りや先入観。「彼の考えはバイアスがかかっている」
フィードバック feed-back;顧客や利用者からの反応・意見・評価。これらを担当者に伝えること。一部の大学等では授業への質問やテスト返却・解説のことをフィードバックと称している。
プライオリティー priority;優先順位
リマインド remind;予定を確認・思い出させる、あるいは催促すること。その機能やリマインドのためのメールのことをリマインダーと呼ぶ。「飲み会のリマインドを送る」
レジュメ resume(フランス語); 大学生にはおなじみ。講義や発表の内容をまとめたもの。単にパワーポイントを印刷したものの他に配布資料全般を指すことも。
ワークショップとそれに関連する語
最近は学生でもワークショップに参加することが増えてきているので、これに関連する語についても紹介します。
ワークショップ 参加者が発言やディスカッションを行う体験型講座。まちづくりなどの住民参加型の合意形成に用いられることが多い。
ファシリテーター ワークショップの司会・進行役。中立な立場を守りつつ参加者自身の意見や気づきを促進する。
アイスブレイク 初対面の人同士の緊張を解きほぐすための自己紹介や簡単なゲーム。 意見の出しやすい和やかな雰囲気にするために行われる。 例:(過疎化問題のワークショップにて)田舎に関する思い出を順番に語る。
ブレインストーミング 集団でアイディアを出すための技法。 1つのテーマについて、「結論を出さない」「斬新なアイディアを歓迎する」「質より量を求める」「アイディアの結合や他人のアイディアへの便乗を推奨する」という四つの原則の下、意見を出し合う。
おまけ
「圧倒的」 もはやネタとして言われることも多い「圧倒的感謝」「圧倒的成長」。 他とはかけ離れてすぐれているということで最上級的な使い方がされますが、元ネタは「賭博黙示録カイジ」に出てきたセリフからでした。
今まで理解できずに「日本語で言え!!」と叫びたくなる衝動を抑えていた方が、これからは少しでもデキル人のごとくカタカナ語を駆使できるようになれば幸いです。 もちろん、カタカナ語を必ずしも使う必要はありませんが、学生を含む若い人を中心に普及していること、従来の言葉では表せなかった意味やニュアンスが表現されていることを考えると決して敬遠して良いものではありません。 今回は星の数ほどあるうちのほんの一部を紹介しましたが、これからも頑張って勉強していきましょう。

