急速にグローバル化が進み、英語を使えることが “当たり前” の時代になりつつある日本。ビジネスの現場での実務中はもちろん、転職やキャリアアップといった場面でも、英語力の重要性が日に日に増していく気運を体感されている方も多いはず。そして、その潮流に飲み込まれぬよう、私たちはなんらかの形で英語を勉強しようとします。
でも、ちょっと待ってください。もしかしたら、あなたがやっている英語学習法には、決定的な間違いがあるかもしれないのです。
その英語学習法は遠回りかも
「語彙力なんて、そのうち身につく。とりあえず大量の英語音声を聞き流そう」 「ネイティブと英会話しまくれば、いずれは英語を話せるようになるだろう」 「あの有名人がおすすめしている英語学習法だから、きっと正しいに違いない」 このような考えは今すぐ改めましょう。なぜならば、これらは多くの日本人が陥りがちな “典型的な勘違い” だからです。
たしかに、世の中では種々雑多な英語学習法が喧伝されており、いろいろな人がいろいろな方法をすすめています。でも、ちょっと立ち止まって考えてほしいのは、「それらは本当に、学問的に保証された合理的な学習方法なのか?」ということです。
俗説や嘘を信じて英語学習を進めてしまうと、むしろ遠回りになる危険性も。忙しさの合間を縫って “最短で” “効率的に” 英語力を身につけたいと考えている人によっては、大きな時間のロスになってしまうのです。
「第二言語習得研究」という学問
では、何を信じればいいのか。じつは、私たちが効率よく英語学習を進めていくうえで、大きなヒントとなる学問領域があるのです。
それは「第二言語習得研究(SLA :Second Language Acquisition)」というもの。人間が母語以外の言語を習得していくプロセスおよびメカニズムを研究する学問領域であり、私たちのような日本語を母語とする人が英語を学習する際にも当然適用される知見として、近年では実践的なトレーニングに還元されてきています。
学問に基づいた科学的な英語学習法、ぜひ知ってみたくはないですか?
“科学的な” 英語学習を
そこで、このたびStudyHackerは、立命館大学大学院言語教育情報研究科の田浦秀幸教授をお招きして、特別講演『英語学習のための科学的トレーニング』を開催いたします。
■言語学習の科学「第二言語習得研究」とは? ■日本のような “英語が話されていない環境” で効率よく英語力を身につけるには? ■英語を聞き流すだけで、リスニング力は本当に伸びるのか? ■スピーキング力向上のための効果的な学習法とは?
など、世に蔓延する “英語学習のウソ” をあばきつつ、「第二言語習得研究から見た効果的な英語学習法」について、最新の研究結果や海外の教育現場への視察のご経験なども踏まえながら伝授していただきます。
【日時】 2018年12月1日(土) 13:00-14:30(12:30受付開始)
【場所】 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2-17-3 渋谷東宝ビル 「TKP渋谷カンファレンスセンター カンファレンスルーム7A」 http://www.kashikaigishitsu.net/facilitys/cc-shibuya/access/
<アクセス> ●東京メトロ銀座線 渋谷駅 徒歩3分 ●JR山手線 渋谷駅 東口 徒歩3分 ●JR湘南新宿ライン 渋谷駅 東口 徒歩3分 ●JR埼京線 渋谷駅 東口 徒歩3分 ●東京メトロ半蔵門線 渋谷駅 15番出口 徒歩3分 ●東京メトロ副都心線 渋谷駅 15番出口 徒歩3分 ●東急田園都市線 渋谷駅 15番出口 徒歩2分 ●東急東横線 渋谷駅 15番出口 徒歩2分
【参加費】 1,000円
【お申し込み方法】 ①こちらのページよりチケットをご購入ください。→ http://ptix.at/HASYlx ②当日までにfacebookにて【StudyHacker Square】グループへのご参加をお願いします。→ https://www.facebook.com/groups/515476682137490 ※当日の無断欠席はご遠慮ください。
【講師プロフィール】 田浦秀幸(たうら・ひでゆき) 立命館大学大学院 言語教育情報研究科教授。シドニー・マッコリー大学で博士号(言語学)取得。大阪府立高校及び千里国際学園で英語教諭を務めた後、福井医科大学や大阪府立大学を経て、現職。伝統的な手法に加えて脳イメージング手法も併用することで、バイリンガルや日本人英語学習者対象に言語習得・喪失に関する基礎研究に従事。その研究成果を英語教育現場やバイリンガル教育に還元する応用研究も行っている。
*** 皆さまのご参加、お待ちしています!