Young pretty girl reading a book near the window

Study Hackerを読んでくださっている方は本好きの方が多いと思いますが、私も読書がとても好きです。しかし大人になった今、じっくりと読書をする機会が極端に減ってしまいました。「それでも本を読みたい」と書店(あるいはWebショップ)に立ち寄ったとき頼りにしているもの。それが、“もくじ”なのです。今回は、ちょっと変わった目次の活用法をお話しします。

badge_columns_1001711本のもくじには何が書いてある?

本を読む時に、まずもくじをしっかりという方は意外と少ないと思います。普段あまり意識を止めないもくじには、何が記されているのでしょう?
結論から言うと「すべて」です。

たとえば『ウォーリーをさがせ』『まちがいさがし』のようにゲーム要素が含まれた本や文章がない(少ない)絵本には、もくじがありません。いきなり本文で遊べば良いだけで、「読む」必要がないからです。
逆に言えばもくじがきちんと載っているのが、「本」。もくじは本文の構成や内訳を端的にまとめた、その本の解説であると言えます。

本屋さんへ行くと、本のデザインもジャンルの多様性も一昔前に比べると大きく進化をしていることに驚かされますが、本の進化の中で最も群を抜いているのがもくじだと思います。もくじは、その本に描かれている世界観を象徴するキーワードの宝庫。各章とそのサブタイトル、場合によってはそのまた概要まで細かく明記されています。
まえがきもあとがきも、もくじが持つ機能には到底及びません。詳細なもくじを見ると、もはやその本がどのような内容なのか、本文を読む必要がないと感じることさえあるほどです。

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badge_columns_1001711なぜもくじを読むのか?

進化したもくじを最初に「読む」目的は大きく分けて二つ。
一つ目は「どのような目的で出版され、何を期待して出版された本であるのか」を知るためです。数学の教科書であればタイトル『数II・B』の中に二次関数や虚数といった項目が記されています。これらを勉強し、理解することが目標です。
プレゼンのレクチャー本であれば、例えばパワーポイントで使える小技からスピーチするときの目線のコツ、魅力的な起承転結の作り方などが章立てて記載されているでしょう。これを見るだけで、「この本は、完璧なプレゼンをするための全方位の情報が載っているんだな」と分かります。

そしてもくじを読むもう一つの目的は、「本の“地図”を頭に入れること」。“地図”とはつまり、その本の全体像を掴むことです。全体像をつかむことにより、これは読むに値する本か否かという判断や、あるいは読んで得られるものが自分の期待しているものであるかどうかが判断できます。

Mdchen liest auf der Couch

badge_columns_1001711途中で迷子にならないための、もくじづかい

もくじの後には、本文が続きます。なかなか数時間も一気に読書に割くことが難しいので、ボリュームがある本は何度にも分けて読むことが多いですよね。電車で座っているとき、帰宅して一息ついたとき、そしてまた翌日の通勤電車の中で。
前に読んだ時から時間が経つとストーリーがあやふやになったり迷子になってしまいますが、もくじに立ち返ることで過去のストーリーを思い出したり自分の現在位置を把握することもできます。

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いかがでしたか。『もくじ読み』は、満足できる本を短時間で選ぶときには欠かせません。さらに勉強をするときも、時にはもくじに目を通してみませんか? 普段の勉強とはまた違う世界観が広がるかもしれませんよ。

参考:
松岡正剛 「多読術」 2009/4/8
Newton別冊 「脳と心」


横浜国立大学卒業。ライティングオフィス『シーラカンストークス』所属。過去に大学職員、プロ家庭教師の顔を持つ一児の母でもある。趣味は整理収納。