「高年収の人ほど新聞を読む」という事実。“時短型” 新聞閲覧術。

新聞を読んだほうが良いとは思っていても、時間がなくて読めていない……と感じている方は多いのではないでしょうか。

世の中の変化や動きを知るために、新聞はとても便利なツールです。以下に紹介するコツさえ実行すれば、短時間で効率よく新聞を読めるようになりますよ。ぜひ、新聞を読む習慣を取り入れましょう!

新聞を読むメリット

求人サイト等を運営するキャリアインデックスの調査によれば、年収1,000万円以上の人の92%が新聞を読んでいるのだそう。ちなみに、700~1,000万円未満は74%、500~700万円未満は54%、300~500万円未満が56%、300万円未満が55%、と続きます。つまり、年収が高い人ほど新聞の読んでいる割合が高い、裏を返せば、経済動向や情報に対して敏感なビジネスパーソンほど年収が高い傾向にあります

また、近年活字離れやインターネットニュースの普及に伴い、新聞購読者の減少傾向を耳にしますが、ジャーナリストの池上彰氏が

短時間で世の中の動き全体を俯瞰できる「一覧性」、そして記者が現場を取材して書いている記事の「正確性」は、他のメディアに比べてまだまだ新聞が圧倒的に強く、優れている点です

(引用元:東洋経済オンライン|佐藤優も唸る!池上彰のスゴい新聞の読み方「毎日11紙を1時間20分」どう読んでいる?

と、述べているように、世の中を知るために新聞はかかせない存在であると言えます。では、ここから、忙しくても新聞を読めるようになる3つのコツを紹介していきます。

【コツ1】記事は3段階に分けて読む

新聞は朝刊1日分だけでも「新書2冊分」もの情報量があると言われています。これを隅から隅まで読み込んでいては、1日が終わってしまいますよね。したがって、忙しい生活を送っている皆さんは、ある程度取捨選択しながら新聞を読み進めることが必要になります。そこで、新聞記事を自分の関心に即して3段階に分けて読むという方法を使いましょう。

【1.見出しだけをザッと見る】

見出しは、それだけ見てもその記事の内容がすぐにわかるよう簡潔に要約されています。まずは見出しを流し読みして、今日はどんなニュースが話題になっているかを大まかにつかみましょう。また、見出しで1回目のフィルターをかけて、その後を読むか読まないかを決めていきます。このときに、自分のアンテナに引っかかった記事に印をつけておけば、後で詳しく中身を読みたいと思ったときに記事を探す手間が省けますよ。

【2. リード文を読む】

見出しを見て、おもしろそうだと感じた記事は、リード文(記事の最初の段落)まで読んでみましょう。この部分を読めば5W1Hがわかるようになっているので、ニュースの概要をつかむことができます。ここまで読んで満足した、あるいは自分の琴線に触れない記事であったならば、この記事はここまでで充分。さらに詳しく知りたいと感じた記事を見つけるべく、リード文で2回目のフィルターをかけます。

【3. 本文を読み進める】

2回のフィルターをくぐり抜けた記事はそれほど多くないはずです。自分の関心のあるニュースだったり、おもしろそうだとワクワクしたものであるはずなので、本文をしっかり読むのも苦ではないでしょう。この記事は自分にとって大切な記事(仕事をするうえでネタになる、など)となる可能性が高いので、余力があればスクラップしておくことをオススメします。

わかりやすいニュース解説でお馴染みの池上彰氏は、朝は見出しを中心に読み、夜は気になった記事をじっくり読むというようにしているようです。このように、段階によって時間を分けて読むのも良いですね。

【コツ2】1面だけは毎日必ず目を通す

前述の3段階に分けて読む方法は、「自分の関心フィルター」を通して読む記事を決めるという方法を取りました。しかし、新聞の1面は「社会の関心フィルター」を通った記事ですので、世の中の動きを知るために、1面だけは(自分の関心事でなくとも)きちんと目を通すことが大切です。

1面に掲載されている記事はおよそ4本程度ですので、5分~10分あれば読めるはず。本当に時間がないときは、見出しやリード文だけでも良いので、毎日1面に目を通す習慣を作るよう心がけてみましょう。

【コツ3】自分の意見を持つ習慣をつける

記事を一通り読んで「なるほど」と思うだけではもったいない。新聞を閉じる前に、そのニュースを読んで気になったことは何か、感じたことや考えたことは何か、を自問してみてください。大きめの付箋に見出しと自分の意見を書いてストックしておくと、あと振り返るときに便利ですよ

このように、記事に対して自分の意見を持つように心がけることで、自分の意見を組み立てる訓練になりますし、自分の意見として新聞から得た情報をアウトプットすることで、その記事の記憶が定着しやすくなります。

今日一番おもしろいと感じた記事ひとつ、1面の記事からひとつなど、少しずつ無理のないところから始めて、慣れてきたら1面と自分の関心のある記事については何かしら自分の意見を持てるようにしていきましょう。

***

  • 見出しやリード文をザッと見て、読む記事を取捨選択する
  • 1面は毎日必ず目を通す
  • まずはひとつの記事に対して自分の意見を持つ

たったこれだけなら、ちょっとしたスキマ時間でも新聞を読めそうですよね。さっそく今日から始めてみませんか?

(参考)
マイナビ 就活スタイル|就活に役立つ新聞の読み方とは? 日経新聞を効率よくチェックしよう!
東洋経済オンライン|池上彰も唸る、佐藤優の「新聞の読み方」3極意「1紙5分で読める」スゴい方法、教えます
リクナビNEXTジャーナル|新聞の読み方がわかる!できる人が実践するニュースの見方・活用法
学サポ Kochi|新聞読み方講座
DIAMOND ONLINE|「新聞の読み方」にあらわれるトップになる人、課長止まりの人
STUDY HACKER|若者の新聞離れが進んでる今だからこそ。現役京大生の私が新聞を勧める3つの理由
ITmediaビジネスOnline|年収が高い人ほど新聞を読んでいる 1000万円超は9割

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