勉強で確実に結果を出したい人へ。今すぐやめるべき4つの悪習慣と、改善するための4つのヒント

勉強は、正しい取り組み方・正しいメソッドで進めていけば、着実に結果となって表れます。逆にいえば、なかなか成果が出ないのは、どこかに必ずその原因があるということ。それらをひとつひとつ潰していく必要があります。

勉強で確実に結果を残しませんか? そのために、勉強において今すぐ改善すべき4つの悪習慣をご紹介します。思い当たるものがある方は、ぜひ変えていきましょう。

1. 「時間ができたら勉強しよう」と思っている

大学生であれば “アルバイトが忙しい” “友人との予定が詰まっている” など、ビジネスパーソンであれば “仕事が終わらない” “家族と過ごす時間が欲しい” など、勉強以外の物事に時間を追われている方も多いはず。それゆえ、どこかで「時間ができたら勉強しよう」なんて意識になってしまってはいませんか。勉強の優先順位を少しでも下げてしまうと、往々にして人は勉強しなくなってしまうもの。充分な学習時間を確保できなければ、結果が出ないのも当然です。

ここでヒントになるのが、世界を股にかけて活躍する超一流経営者たちの勉強時間の作り方です。明らかに忙しいはずの彼らは、いったいどうやって勉強時間を確保しているのでしょうか?

テスラモーターズでCEOを務めるイーロン・マスク氏や、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏、Facebook創業者のマーク・ザッカーバーグ氏などは、最低でも1日1時間(あるいは1週間に5時間)を、勉強のために充てているのだそう。注目すべきは、彼らはこの時間を “意図的に” 設けているということ。つまり、“時間ができたら” ではなく、勉強時間を “あらかじめ” 用意しているのです。

「いろんな条件が揃ったら勉強する」という考えではダメですね。条件が揃わないことを理由に後回しにして、やらなくなるから。(中略)有効なのは無駄な時間が出ないように隙間時間に(勉強を)組み込むことです。(中略)30分だったらこれをする、とか、5分だったらこれ、とか、どんな時にどんな勉強をすれば効率がいいのかいろいろ試したらいいと思います。

(引用元:PRESIDENT Online|厚切りジェイソン「年収2000万の勉強法」

こう語るのは、IT企業の副社長を務めながら芸人としても活躍する厚切りジェイソン氏。皆さんもご自身の生活を振り返ってみると、勉強に使えそうな時間(※まとまった時間だけでなく、スキマ時間も!)が意外と多く隠れていることに気づきませんか。電車に乗っている時間、夜寝る前の時間、人と待ち合わせている時間など。

「時間に充てられる時間はないか?」と、勉強の優先順位をほんの少しだけ高めて1日を過ごしてみてください。成果を出すのに必要な勉強時間が確保できるようになるかもしれませんよ。

2. 一度にすべてを覚えようとしている

「エビングハウスの忘却曲線」の話を聞いたことがある人も多いはず。人間の脳は基本的に “忘却する” もの。たとえば24時間後には、覚えたことの7割近くも忘れてしまうのだそうです。そのときは頑張って覚えたつもりでも、たった一度きりの学習では、すぐに記憶から抜け落ちてしまうのですね。「一度にすべて覚えようとする」のは、脳のメカニズムから考えても非常に非効率的なのです。

それでは、どんな勉強方法がよいのでしょう。答えはシンプルで、何回も繰り返せばよいのです。

東大在学中に司法試験に合格、東大を首席で卒業し財務省に入省後、ハーバード大学へ留学しニューヨーク州弁護士資格を取得するなど、華麗な経歴を誇る山口真由氏は「7回読み勉強法」をすすめています。

まず1~3回目は見出しなどを拾いながら読み流します。これを「サーチライト読み」と呼び、本の全体像をつかんでいく作業。次の4、5回目は「平読み」と呼び、重要キーワードを意識しながら普通のスピードで読んで要旨をつかむ。1~3回目で全体像を捉えているので、内容はより頭に入りやすくなっているでしょうね。そして、6、7回目は「要約読み」と呼び、内容を頭で要約しながら読んでいきます。この方法で1冊の本を7回読めば、その内容を頭のなかに写し取ることができるというロジックです。

(引用元:StudyHacker|最速で確実に結果がついてくる「7回読み」勉強法——東大首席卒・NY州弁護士 山口真由さんインタビュー【第1回】

山口真由氏は、むやみにいろいろな参考書に手を出してそれらを1回で覚えようとするのではなく、1冊に集中して何度も繰り返し読み込むスタイルのほうが効率がよいと述べています。実際に山口真由氏は、この方法で大学受験や司法試験に合格してきたのだそう。

記憶は、反復と継続によってこそ定着します。この「7回読み勉強法」、1で紹介したようなスキマ時間勉強とも相性がよいので、ぜひお試しください。

3. スマートフォンを身近な場所に置いている

勉強中、机の上にスマートフォンを置いている方はいませんか。友だちからのLINEが気になる、ひと息つきたいときにSNSをすぐにチェックできるように、といった理由から、片時もスマートフォンを手放したくないという人も多いかもしれませんね。しかし、たとえ実際に使用していなくても、スマートフォンが身近な場所にあるだけで集中力が阻害されることが、複数の研究で証明されています

まず紹介するのは、テキサス大学オースティン校のエイドリアン・ワード教授らの研究。800人を対象に、サイレントモードに設定したスマートフォンを「机の上に置く」「ポケットに入れる」「カバンの中に入れる」「隣の部屋に置いておく」いずれかの状態にしたうえで課題を解かせたところ、机の上に置いたグループが最も悪い結果を示したとのこと(※最も結果がよかったのは、隣の部屋に置いたグループでした)。

また、北海道大学の河原純一郎准教授らの実験でも、そばにスマートフォンを置いた状態とメモ帳を置いた状態とで作業能率を比較してみたところ、前者の条件下で課題成績が有意に悪化することが証明されています。

両方の研究グループはこの理由を、近くにスマートフォンがあるだけで意識が自動的にそちらに向いてしまい、脳の認知能力の一部が消費されてしまうからだと考察しています。スマートフォンの存在を遠ざけるだけで集中力が取り戻されるのならば、実践しない手はありませんよね。

4. 慢性的なストレスを抱えている

仕事で大きな失敗をした。友人関係や恋愛がうまくいかず悩んでいる。こんな状態に陥っているときは、いまいち勉強に身が入りませんよね。

独学で東京大学とハーバード大学に合格し、最新著書『最強の暗記術』が話題の本山勝寛氏は、ストレスが及ぼす学習生産性の低下を指摘しています。本来は勉強に使いたいはずの脳の機能が、ストレスによって阻害されるのです。

ストレスは大脳皮質前頭前野に影響を及ぼすといわれています。前頭前野には抽象的な思考にかかわる神経回路があり、集中力を高めて作業に専念させる役割や、情報を一時的に記憶するワーキングメモリーとして働く機能があります。慢性的なストレスにさらされると、前頭前野の樹状突起が萎縮し、これらの機能が低下する可能性があるのです。

(引用元:東洋経済ONLINE|頭の働きを鈍らせるやめにくい「悪習慣」3つ

ストレスの元凶となる出来事に遭遇しないのが最も理想的ですが、現実はなかなかそうは行かないもの。そこで、ストレス感情を上手に抑える方法を知っておくのがよいでしょう。

たとえば、世界の名だたるリーダーたちも実践しているという「マインドフルネス」はどうでしょう。座った状態で目を閉じ、自分の呼吸に意識を向ける “呼吸瞑想” が手軽でおすすめです。勉強中の休憩に取り入れれば、身体も心も安静になり一石二鳥ですよ。

*** ここまで読んで “ぎくり” とした方。勉強で確実に結果を出すためにも、ぜひ改善に向けて動き出してみてください。

(参考) StudyHacker|社会人のための勉強ハック術! 「時間がない」に逃げない、効率的な勉強のしかた。 Inc.|Bill Gates, Warren Buffett, and Oprah Winfrey All Use the 5-Hour Rule PRESIDENT Online|厚切りジェイソン「年収2000万の勉強法」 Wikipedia|忘却曲線 StudyHacker|最速で確実に結果がついてくる「7回読み」勉強法——東大首席卒・NY州弁護士 山口真由さんインタビュー【第1回】 Adrian F. Ward. et al, “Brain Drain: The Mere Presence of One’s Own Smartphone Reduces Available Cognitive Capacity” , Journal of the Association for Consumer Research, Vol.2, No.2. 北海道大学|スマートフォンが置いてあるだけでも注意を損なう効果を検証(PDF) 東洋経済ONLINE|頭の働きを鈍らせるやめにくい「悪習慣」3つ DIAMOND online|一流のリーダーはなぜストレスを溜め込まないのか

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