勉強法についての記事を書き始めて、周囲の東大生、京大生にヒアリングを行う中で、面白いことに気づきました。
例えば、年号の覚え方について、私は語呂合わせが好きで、それが一番記憶に残りやすかったのですが、友人達に聞いたところ「語呂合わせには限界がある。年表のどこに書いてあったかという場所を覚えていた」だとか「ひたすら書いて覚えるのが一番」といった答えが返ってくるのです。 また、英語の長文についても、私がリスニングを練習することでリーディング力が上がったと主張する一方で、友人は逆に英文の多読によってリスニングもできるようになったと言います。
どうやら、人によってどの感覚を使って学習をしているのかが違うようです。 そこで今回は、【NLPタイプ診断VAKモデル】を使って、あなたのタイプに応じた勉強法をご紹介します。
NLPタイプ診断
NLP(Neuro Linguistic Programming、神経言語プログラミング)とは、コミュニケーション心理学の一つ。 その代表システムがVAKモデルと呼ばれるものです。 VAKとは視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚の五感を「視覚(Visual)」・「聴覚(Auditory)」・「身体感覚(Kinestic)」の3つに分類し、その頭文字を取ったもの。 VAKモデルは人によって優位性があり、どの感覚を強く感じるかは、人によって変わります。
それでは、あなたはどの感覚に優位性があるのでしょうか。早速診断をしてみましょう。
診断はこちらのサイトから。 脳タイプ診断NLP キャラ脳 | NLPタイプ診断 VAKモデル いかがでしたか。
では、以下各タイプ別に 特徴と勉強法を見ていきましょう。
視覚優位向け勉強法
見る能力が高いこのタイプの人は、抽象的な概念よりも具体的な物を覚える方が得意。 絵や図、記号をうまく利用すると学習効果が上がります。例えば、文章を図式化してみると理解が進みます。 視覚的な妨げの少ない整理整頓された環境で勉強すると良いでしょう。
聴覚優位向け勉強法
聴く能力が高いこのタイプの人は、講義やCD教材を聴く勉強法に長けています。音源がないものは教科書を自分で読み上げて録音し、それを聴いて覚えるという方法もオススメです。 雑音が気になって集中できなくなってしまう嫌いがあるので、勉強する環境は静かな場所を選ぶ方がベター。
身体感覚優位向け勉強法
このタイプは身体で覚えるのが得意なので、手を動かして書くという勉強法が王道でしょう。また、自分の身体的感覚として問題を解釈できると一気に理解が進みます。 他にも、全身を使って動きをつけると覚えやすくなります。満員電車といった身体的自由が制限される環境は苦手です。
参考までに、私も診断してみたところ、 ◆視覚 32点(普通) ◆聴覚 47点(かなり高い) ◆身体感覚 36点(普通) と、予想通り聴覚が優位でした。
静かな夜道でリスニングをする、暗記したい文字列・数列を脳内で音声化するなど、今から思えば知らず知らずのうちに自分に合った勉強法を実践できていたことが東大合格に繋がったのかもしれません。
皆さんも自分のタイプを知って、効率的に学習を進めてみてくださいね。
参考: NLP-JAPANラーニング・センター/日本NLP協会 | NLPとは? NLP VAKタイプと勉強法 | NLP VAKタイプと勉強法記事一覧