勉強は "山登り" のように。ゴールへの道順が成功をもたらす「登山式勉強法」

みなさんは、何事も計画的に行うことができますか?

定期的にテストやレポート提出がある学生はもちろん、期日のあるプロジェクトに携わったり、資格取得に向けて勉強をする社会人など、何か目標を立てて作業することはよくありますよね。

最初は自分なりに目標を立てて勉強したものの、いつも最後には投げ出してしまったり、場当たり的な方法で失敗してしまうこともあるでしょう。

今回は、計画的に勉強を行なうための登山式勉強法とそのメリットについてお伝えしたいと思います。

勉強と登山は似ている?

勉強を登山に例えられることがしばしばあります。

みなさんも一度は話を聞いたことがあるでしょう。しかし、なぜ勉強を登山に例えるのか、不思議に思った方も中にはいらっしゃるかもしれません。

実は、勉強と登山には共通点があるのです。

・上を目指せば目指すほど困難が伴う 勉強も登山も上を目指すほど難しくなるものです。 登山は、ふもとから中腹にかけてよりも頂上に近づくにつれて勾配が急になり、だんだんと登るのが大変になってきますよね。勉強も同様に、試験で10点だった人が50点を目指すよりも90点から100点を目指す方が難しくなります。

・ゴールに至るまでのルートが複数存在する どちらも自分の決めた目標や頂上に至るまでのルートは決して1つではありません。 長く緩やかな道のりであったり、短いけれども険しい道のりであったりと様々なルートがあります。頂上からの眺めは誰が見ても同じものですが、そのゴールにたどり着くまでにどのような道を選ぶのかは自分次第なのです。

このように、互いの類似点を考えてみれば、もしかすると登山に対する取り組み方を勉強に活かすことも可能なのではないか、と思えてきませんか?

「登山式勉強法」とは

途中で勉強を投げ出してしまいやすい方にオススメなのが“登山式勉強法”です。

この方法は、マッキンゼーに3年半勤めた後に株式会社フィールド&マウンテン代表取締役となった山田淳氏が提案するもので、ゴールまでのルートを体系的に明確化させるというもの。

山田氏は、目標を達成するためには「今何をしなければならないか」を逆算して考える必要があると言います。何の勉強をするのか、どのような山を目指すのかによって必要とされる準備やスキルが変わってくるからです。

何も準備をせずに登山を始めてしまうと、もし道具が足りないなど不都合があった時には引き返さなくてはならず、また一から登らなければいけなくなりますよね。

それと同様に、勉強も準備なしで始めてしまうと時間の無駄になりかねないようなことが起こり得るのです。そこで、登山式勉強法を用いることでスタートからゴールまでの全体像が見えていれば、決して勉強途中で困ることはありません。

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「登山式勉強法」の取り入れ方

では、実際に登山式勉強法を普段の勉強に取り入れる場合、どのようにすれば良いのでしょうか?

・具体的なゴール設定 「英語ができるようになりたい」、「試験で良い成績を取りたい」など、目標がぼんやりしてしまっていませんか?

ルートを可視化させるためには、まずゴールを具体的に決めなければなりません。「今から3ヶ月以内にTOEICのスコアを100点伸ばしたい」というように数字を含めてハッキリとした目標を設定しましょう。

・ゴールから逆算したルート設定 ルート設定においては、「学習構造チャート」なるものを作ってみるのがオススメです。鳴門教育大学名誉教授である齊藤昇氏が提唱するものを参考にしてみましょう。

まず、学習要素を書き出し、それぞれを関係付けたり階層的に配置させたりすることが必要となります。

例えば、「今から3ヶ月以内にTOEICのスコアを100点伸ばしたい」という目標を設定したとしましょう。 学習要素は、「語彙の意味を理解する」、「文法を判別する」、「パラグラフ同士の繋がりを把握する」などが挙げられます。

こういった学習要素を自分の能力に合わせて設定していくのです。 【本番の試験まで】時間内に過去問の内容を正確に理解する ↑ 【次の2週間】長文の内容を正確に理解する ↑ 【次の3週間】パラグラフ同士の繋がりを把握する ↑ 【最初の1週間】文法を見直す

このように最終的な目標に向けて、逆算して順番に位置付けていきます。 これは大まかな例ですが、学習要素や期間をもっと細かく分類すれば、より自分に合ったチャートを作ることができるはずです。

(参考) PRESIDENT Online|<逆算思考>まずルート設定、登山式勉強法 —フィールド&マウンテン社長 山田 淳氏 齊藤昇(2007),「創造的思考を活性化する方法 —山登り式学習法の実践とその効果—」,日本科学教育学会研究会研究報告,Vol.22 No.2,pp.1-6 和久洋三(2003),『子供の目が輝くとき』,玉川大学出版部

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