読書の質を上げるための「付箋」活用術! オススメの選び方と効果的な使い方3選。

みなさんは、読書をしているときどのような本の読み方をしているでしょうか。サラッとひととおり読んで終わりにする方もいれば、気になった文にマーカーを引いたり、ページに折り目をつけたりする方も中にはいらっしゃるかもしれませんね。

しかしそんな方法を取っているのに結局読み終わった本の内容を覚えられず、読書がつまらないと感じてしまった経験はありませんか。そこで今回は、読書の効果を上げる「付箋」の選び方と使い方についてお伝えします。

読書が続かないのはなぜか

読書が面白くないと感じ、本を読む習慣を続けることができないのは、いったいどうしてでしょうか。もしかしたら、本の内容にいまいち興味が持てないまま読み続けてしまっているのかもしれません。また、文字を追っているだけで内容を理解した気になっているということもあります。

このような読み方をしている場合、せっかく時間をかけて本を読んだにもかかわらず、本来得られるはずの知識や情報が得られないままになってしまいます。そして、そんな「時間をかけたのに知識が増えない」ことから、モチベーションが下がってしまい、読書を習慣化することが難しくなってしまうのです。

読書には「付箋」を使おう

読書習慣を身に付けるため、また読書時間を意味あるものにするためには、ただ読む量を増やせば良いというものではありません。これまでと本の読み方を変えていく必要があります。

1つの簡単な方法として、読書をする際には「付箋」を使うのが効果的です。とはいっても、これまでに付箋を使ったことがあるけれど特に有用感は見い出せなかったという方もいらっしゃるでしょう。もしかすると、それは付箋の選び方に問題があったのかもしれませんよ。

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効果を上げるための、付箋の選び方

では、どのような付箋を用いれば、より読書を深めることができるのでしょうか。付箋の具体的な選び方と使用方法についてご紹介します。

1. 「細長型」の付箋を用いる場合 75mm×12.5mmなどといった、学生やビジネスパーソンが普段よく使うような長方形タイプの付箋は、サイズが小さく気軽に貼ったり剥がしたりできるのがメリットです。

このタイプは、心に引っかかる著者の意見や見慣れない表現などを見つけた時に用いるのが良いでしょう。マーカーをいったん引いてしまうと、あとで読み返してみた時にたいした問題じゃなかったと気づいても線を消すのが難しい一方、付箋であれば剥がすだけで元どおりです。

とはいえ、たとえサイズが小さくとも、付箋が邪魔で本文が読みにくくなり困るという人もいるでしょう。しかし心配は要りません。透明なフィルムを用いた付箋も存在します。それらを使えばきっと問題は解決するはず。安いものであれば100円均一ショップにも売られていますよ。一度試してみてはいかがでしょうか。

2. 「正方形」の付箋を用いる場合 75mm×75mmのような正方形の付箋は、気になった箇所に対してメモを残しておくのに最適です。ある程度のスペースがあるため、一言では収まらない自分の意見を追記することができます。

サラッと読んで内容を忘れてしまう人、小さい付箋をペタペタ貼るだけで読んだ気になってしまう人は、大きめの付箋を用いて、著者に共感した点や異論を唱えたい点、連想して思いついたアイデアなどを残すようにしてみましょう。自分の手を動かすことで理解が深まり、また記憶として定着しやすくなりますよ。

3.  様々な形の付箋を用いる場合 付箋といっても、四角いものだけではありませんよね。ふきだしの形をした付箋や人気キャラクター形の付箋、珍しいデザインのもの、何枚も貼ると草むらのように見えてくる葉っぱの形をした付箋など、様々な付箋が売られています。

実際に文房具売り場へ行って、自分のお気に入りを一つ見つけてみましょう。好きな付箋を手にいれることができれば、いつもなら読書習慣を続けられないような人でも本を読むモチベーションを維持できるに違いありません。形から入るということも大切なポイントなのです。

4. 【番外編】本を汚したくない人にうってつけの「ブックダーツ」 読んでいて気になったところをチェックしたいけれど、本を付箋ののりでベタベタさせるのは嫌だ、もしくは付箋を貼ったページがかさばって持ち歩きしにくい、などという人にオススメなのが「ブックダーツ」というツールです。

その名の通り、ブックダーツは矢の形をした薄いクリップです。紙の付箋では見栄えが悪くなってしまいがちですが、これならスマートに印をつけられます。ブックダーツを挟んだ本を持っていると、仕事ができるビジネスパーソンという印象を周囲に与えることができそうです。こちらは細長型の付箋と同様の使い方をすると役に立ちますよ。

*** みなさんも、ぜひ付箋を使って読書の効果を高めてみてください。

(参考) 中島孝志著(2010),「『朝勉』は、自分を10倍賢くする!」,イースト・プレス. nikkeiBPnet|【18】付箋で読書を立体的にする ITmediaエンタープライズ|ポスト・イットを本に貼り付けるときの3つの注意点 ブックオフオンラインコラム|読書効果がアップする付箋の選び方と使い方 AERA dot.|せっかくの読書がムダに!? 「残念な読書」になっている3つのケース エムケイコンサルティング株式会社|ブックダーツ

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