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日頃は過激な発言も多いはあちゅうさんですが、本書では「物書きになる」という自分の目標に向かって真摯に努力する姿勢を真面目に書いています。批判的なコメントをする人への対処法や、自分が付き合う人のレベルを上げる方法など、自分の「半径5m内」でできることをわかりやすく説明しています。本書をテーマに、ネット時代を生きるコツをご紹介します。


『半径5メートルの野望』

はあちゅう著
講談社 2015年

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自分の意見を言うことによって批判や炎上を恐れるあまり、近頃では自分の意見を明確にしない若者が増えています。はあちゅうさんは、批判されてもネタにすることで、逆にエネルギーに変えています。また、「元気は人にあげると出てくる」をポリシーに日々自分のレベルを上げていっているそう。彼女の勧める「野望を達成してゆく方法」をご紹介します。

寄生虫方式

まず成功している人のそばにいて、その人の行動を徹底的に観察して真似をします。例えば「時間の節約のために移動にはタクシーを使う」ことに価値を感じたら、その行動をそのまま取り入れるのです。ロールモデルの真似をして具体的にイメージをすることで、目標に近づけます。

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中傷に立ち向かう

小物からもらう悪口という燃料を毎日くべているので、私を動かす原動力になっている。ムカついても5秒で終わらせる。それ以上心に残ったら、燃料にする。嫌なことは、ネタにしないと「嫌な思いし損」であり、その結果、心は折れずに強くなる。

(引用元:「「半径5mの野望」はあちゅう」)

普通は凹んでしまうネット上などの中傷を、あえて自分自身のエネルギーにしてしまうことを勧めています。
ネットで中傷された場合、謝罪や釈明などを行うことは、炎上を期待している人々の恰好の餌食、燃料となります。堂々と自信を持ってコミュニケーションし、悪いと思ったらさっさと謝り、たいした話でなさそうならスルーしつつ、腹を括ること。これが炎上社会を生きる私達の身につけるべきスキルです。

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人生を作るのは行動だけ

行動力は才能ではなく、「感情」と「作業」の二つから成り立っている、と考えます。
我々は未知なことに対しては不安が生まれるので、そこを認識した上でまず飛び込んでみましょう。不安と成長はセットであり、乗り越えることで成長するのです。また、夢を叶えやすい体質にするには、「欲望に素直になり、小さいことに我慢をしない」が重要であると説いています。

チャンスは半径5m以内にいくらでもある

チャンスがくることを願っているだけの人の夢は、いつまでたっても何もかないません。行動も起こさずにただチャンスを待っているのは、買ってもいない宝くじが当たるのを待っていることと同じ。
「できそうだな」ではなくて「どうすればできるか」を考える。それが自分の日常の半径5mの景色を変えることにつながります。

(引用元:「「半径5mの野望」はあちゅう」)

チャンスをつかむには、目の前のことをつかむ努力が必要なのです。

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いかがですか?タイトルこそ野望を強調していますが、炎上を恐れずポジティブに生きていくための秘訣がこの本にはつまっています。

参考

「半径5mの野望」はあちゅう (著) 講談社
ネット炎上は、すぐ忘れられるので恐れる必要はない 難しい「スルーor謝罪」の見極め


東京大学文学部心理学科卒、サンダーバード大学MBA。国連やインテルなどグローバル企業で24年間勤務して、今年6月よりフリー。自己啓発書オタクで、学生時代からの35年間で千冊以上を読破。今も分析を続ける。グローバル変化の時代には学歴よりも学習歴が大事であることを実感。つくば在住。