寝たはずなのに、全然疲れが取れていない……。寝不足で、玄関から出るのがつらい……。そんな日はありませんか?
でも、出勤しなければなりません。講義に出なくてはなりません。限界ギリギリで頑張りたいそのとき、あなたはいったい何をしますか? レッドブルを飲むのもいいですが、より効果的な方法があります。
「元気なフリ」で脳をだませ!
1つめは、「脳をだます」という方法。脳は意外とだまされやすい器官です。
こんな実験があります。漫画を読むとき、割り箸を「タテに咥えながら」と「ヨコに咥えながら」では、どちらが漫画をたのしく読めるでしょうか。
正解は「ヨコに咥えたとき」です。割り箸をヨコに咥えると自然と口角が上がり、脳が「あ、いま笑顔になっている!」と錯覚するからなんだとか。私たちは、脳が体を支配していると思いがちですが、脳が体に影響を受けることもあるんですね!
元気がないときは、あえて笑顔で行動しましょう。友人とランチに行ったり、雑談をしてみたり。疲れているときこそ「楽しい瞬間」を増やしましょう。すると「今って楽しいのかも?」と脳が錯覚してくれます。疲れたときに友人と話して元気をもらった経験は、誰にでもありますよね。疲れてるからって、落ち込むのはNGですよ。
日光を浴びて軽い運動をする
寝不足でも、ぐずぐずするのはいけません。あえて30分早起きして、ランニングをしてみましょう。運動によって血液循環が活発になるうえ、日光を浴びることで体内時計がリセットされます。
血流が良くなると… ・筋肉内にたまった疲労物質を早く代謝することができる ・傷んだ筋肉の修復を早める ・筋肉が硬くなってしまうのを防ぐ ・むくみなどを解消する ・酸素と栄養素を体の隅々まで運び、二酸化炭素と老廃物を分解するサイクルが速まる といったことが考えられます。血流を良くする適度な運動は、どちらの疲労にも大きな回復効果が期待できるのです。
(引用元:All About|「疲れたときこそ休むより運動」が疲労回復のコツ)
筆者はよく朝にテニスをしますが、起床したときの疲れが、テニスをしたあとに不思議と和らいでいる、という経験があります。つらいときこそ、早起きして運動してみるといいのかもしれません。
20分の昼寝をする
「パワーナップ」という単語を聞いたことはありますか? これは米コーネル大の社会心理学者、ジェームス・マース氏が提唱した概念。要は「昼寝」のことです。
20分程度の睡眠をとることで、集中力や生産性が上昇するんだとか。工事現場の作業員の方や、アメリカ軍の海兵隊が実際に導入し、効果をあげているそうです。
自分も大学受験のときには、眠くなったら我慢せず、あえて20分ほど睡眠していました。確かに寝ている時間は勉強ができなくなってしまいますが、その後の集中力は圧倒的に上昇します。疲れているときならなおさら、ぜひパワーナップを実践してみてください。
「力のポーズ」を作る
もう1つ、「脳をだますテクニック」をご紹介しましょう。それが、「力のポーズ」です。これは、TED Talksで、社会学者であるエイミー・カディ氏が提唱したもの。
1. 両肩幅に開いた手を机に置き、肩も足も開いて立つ。 2. 腰に手を当てて肩を開き、足も開く 3. 体をそらせ気味にし、頭の後ろに手を組み、両肘を開く。 4. 両足を開いて反り返り気味に座り、手も横の椅子に置くなどして開く
(引用元:President Online|「自信のあるフリ」をするだけで、本当に力がみなぎる方法とは)
実際にやってみるとわかりますが、これ、かなり自信満々なポーズです。このポーズをとるだけで、脳は勝手に自信満々になってくれるんだとか。疲れたときに一度このポーズを試してみてください。きっと力がみなぎってくるはずです。
(参考) All About|「疲れたときこそ休むより運動」が疲労回復のコツ President Online|「自信のあるフリ」をするだけで、本当に力がみなぎる方法とは