気がつけば、すぐに机が散らかり放題。そんなあなたが知らない「片付けのきほん」

「必要な物が必要な時に出てこない……。」「レポートを書こうと思ったら、書類の山から参考資料を見つけるのに1時間かかってしまった……。」なんてことはありませんか? 効率アップのためにはデスクを整理整頓しておくことが大事だ、というのはよく言われることですし、実感したことのある人も多いでしょう。

しかし、具体的にどのように「片付け」をすればいいのかよく分からない、という人もいるのではないでしょうか。というのも、ただ単に本棚の中に書類を立てかける、というだけでは何も変わらないのです。そこで今回は、日々の生活をスムーズにするための整理整頓の仕方を紹介します。

物の片付け方

片付けをする際に決めなければいけないのが「物」「場所」「量」です。

部屋の中にある物に対して、まずはそれぞれの片付け先(場所)を決める必要があります。これは常々言われていることなので、分かっている人も多いでしょう。ただ、なかなかうまくいかないこともあるかと思います。

「これはここに置くことにしよう」と決めるのが、大掃除など大きな節目の時だけになっていませんか? 重要なのは、物が新しく部屋に入ってきた時に片付ける場所を決めてしまうこと。例えば、新しい参考書を購入したとしましょう。どこにしまうかを決められなければ、その参考書は部屋の中を転々と彷徨うことになりますし、他の物の収納先に侵入して、他の物が片付けられなくなってしまうかもしれません。 新しい物を部屋に入れるなら、まず片付け先を決めるようにしましょう。

この時に重要となるのが、「量」です。例えば「ボールペンはこの箱の中」と決めたとしましょう。しかし、その箱がボールペンで溢れかえってしまうと、新しいボールペンが入れられないだけでなく、こぼれ出たボールペンをいちいち入れ直す手間が生じてします。

物の収納は2割の余裕を持たせることがポイント。新しい物の場所作りにもなりますし、物をしまいやすくなるでしょう。そしてこのコツは、部屋やデスクの上だけでなく、日ごろから取り入れることが可能です。筆者のオススメは、いつも持ち歩くファイルに余裕を持たせるという応用の仕方。例えばポケットが5つあるファイルの場合、1つのポケットは空けておいて、新しく受け取った書類など、しまう場所が決まっていない物を一時的に収納する場所として使うのです。そうすると、他の書類と混ざることを防げますし、必要になった時に探すべき場所が明らかになります。

不要な物は定期的に捨て、常に余裕を持たせることを心がけることが重要です。

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位置によって収納の仕方を変える

なかなかデスクや本棚を片付けられない人の特徴として、使った物を元に戻すことを怠けてしまう点が挙げられるでしょう。しかし、物の収納の仕方を間違えなければ、誰でもきちんと片付けられるようになるのです。

例えば、よく使う辞書の片付け先を勉強机から離れた本棚の一番上にしてしまうと、いちいち片付けるのが億劫になってしまいますよね。そうなると、この辞書を辺り構わず置いてしまう癖がついてしまいます。辞書だけならまだしも、そうやって片付けずに放ってしまう物が増えていくと、色々な物がそこら中に散らかってしまうことになります。だからこそ、「適切な場所に収納する」ことが重要なのです。ポイントは2つあります。

第一に、頻繁に使う物は手の届きやすい所、取り出しやすい所に置きましょう。上で述べたように、頻繁に使う物であるのにもかかわらず、片付け先を作業場から遠くに設定してしまうのは賢明ではありません。

第二に、目線に対応して物の収納の仕方を変えるようにしましょう。自分の目線にある物は比較的見やすいのでパッと何があるか分かりますが、目線より下や上にある物は、なかなか分かりづらいかと思います。無造作に物を置くことが増えてしまいますので、特に目線からずれた所に物を収納する時は、きちっと小分けにし、どこに何があるか分かるような工夫をしましょう。目線より下に物を置く時は、縁に色がついているパーテーションを使うのがオススメ。これにより、色々な物が乱雑に存在することが防げます。

*** このように、片付け方にはキーポイントがあります。なかなか部屋やデスク周りが片付かない、物が見つからない、という方は一度上記のポイントに立ち戻って確認してみましょう。

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