良いアイディアが浮かばない? 発想力を鍛える、偉大で気軽な「歩く」という運動

皆さんは、「発想力」に自信はありますか?

仕事をするうえで発想力やクリエイティビティは非常に重要になってきますが、新しいアイディアを生み出し続けるのことはなかなか難しいですよね。

通勤の電車の中で頭を働かせようとしても「何も思いつかないな……」とぼんやりしてしまったりしませんか? そんな方にオススメなのが、運動です。小さな運動の積み重ねが大きなアイディアに繋がりますよ。

「運動」と「発想力」の関係

運動をすることと発想力にどのような関係があるのでしょうか?

脳と運動の関係について研究している早稲田大学教授内田直氏は次のように述べています。

「『運動中の認知課題』の研究では、ある刺激に対し、判断する課題を与えたとき、適度な運動をしているときの方がしていないときよりも反応がいいという結果が出ています。例えば、自転車をこぎながらコンピュータ画面に出てくる問題を解くという課題をやらせると、ただ座って課題をやらせるよりも成績がいいという研究報告があります」

(引用元:@IT|脳科学で解明:運動は記憶力と想像力に効果あり

つまり、じっと座って考え事をしているときよりも、適度な運動をしているときの方が脳が活性化されているのです。 デスクにただ座って考え事をしているときに比べて、スイミングやジョギングなどの軽い運動をしているときの方が考え事が捗ったりすることはありませんか?

内田氏曰く、運動は脳の覚醒レベルを上昇させ、脳の反応時間や認知機能を上昇させるのだそう。適度な運動をし、脳に酸素が送り込まれている状態の方が、新たなアイディアが浮かびやすいのです。

おすすめの運動は "歩く" こと

しかし、多くの運動は時と場所を選ぶため、日常生活に取り入れるには少しハードルが高いですよね。

そこでオススメなのが、歩くことです。数ある運動の中でも、毎日の生活の中に気軽に取り入れられるうえに、充分な効果が期待できるでしょう。

足には全身の筋肉の3分の2が集まっています。ウォーキングを通して足の筋肉を活発に動かすことにより、筋肉が神経を伝わり、脳を刺激してくれるのです。

ちなみに、かの有名な哲学者アリストテレスが創立した古代ギリシャの哲学者グループは逍遥(しょうよう)学派と呼ばれ、これはアリストテレスが弟子達に歩きながら教えを説いたことが起因しています。つまり、昔から歩くことは脳と密接に結びついていたのですね。

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"歩く" ことの取り入れ方

オススメは、1駅分歩くなど、通勤の20分程度の時間を徒歩に置き換えること。負担は少なく、また20分程度歩くことで体内の血液が循環し、前頭葉に酸素が行き渡り脳が活性化します。

朝、新しい企画案やアイディアなどを考えながらいつもより少し早く家を出てみてはいかがでしょう。また、デスク前で煮詰まった際にはオフィス内の階段などを歩くのも効果的です。

お昼休みには、いつもより少し遠くまで歩いてお昼ご飯を買いに行くのも、気分転換が兼ねられてリフレッシュにもなりますよ。

*** 歩くことは、実はすごく偉大な運動です。新たな発想が浮かばない時は、まずはほんのひと手間、足を動かしてみませんか?

(参考) @IT|脳科学で解明:運動は記憶力と想像力に効果あり CLUB Panasonic|ウォーキングの効用 Wikipedia|逍遥学派 LIGHT UP|「散歩」は最強の脳トレ!記憶力・思考力を向上させよう

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