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受験数学オタクなるものがいるらしい。小学校での引き算の繰り下がりでつまづいたのをきっかけに、中学、高校と数学嫌いをこじらせてきた筆者には、到底理解できない存在なのだが、どうやら筆者とまったく異なる道を歩いてきた人もいるようだ。
今日はそんな生粋の数学嫌いな筆者がみなさんに、恐るべき・知られざる・神秘のベールに包まれた・前人未到の「受験数学ヲタク」の世界を少しだけご紹介しよう。

月刊 大学への数学

「大学への数学」という雑誌をご存知だろうか。これは東京出版が月一度刊行している雑誌で、大学受験数学で出題された様々な問題を検討し、解法コンテストを開催したり、議論を深めるための雑誌である。
一応月刊の数学参考書という形式であり、受験生向けということにはなっている。が、そのレベルとクオリティの高さから、高校や予備校の数学教師、果ては大学の数学研究者まで、幅広い「大数信者(大数=大学への数学の略語)」を生んでいる、歴史と人気ある雑誌だ。

ちなみに、筆者の同級生には中学生にしてすでに解法を投稿した猛者がいるくらいで、若い読者も多い。読者層は本当に多種多様といえよう。興味があったら覗いてみるといい。

・大学への数学公式HP
東京出版|月刊 大学への数学

・Amazonページ
Amazon|大学への数学 2016年 01 月号

筆者としては毎号表紙に描かれている動物が可愛い、くらいの感想しか抱かないのだが、数学好きはワクワクするらしい。アイドル好きが「B.L.T.」を購読し、漫画好きが「週刊少年ジャンプ」を読み漁るように。

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大学入試数学 電子図書館

タイトルからしてすでに怪しい雰囲気丸出しだ。受験数学ヲタクなら必見。知る人ぞ知る大学受験数学のためのサイトである。

大学入試数学 電子図書館
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このサイトを初めて訪問して驚かされるのが、その圧倒的情報量。過去約20年分のセンター試験、国立大学の二次試験の数学問題本文、解答および解説を格納している。さらに、良問と認定された問題に関しては「2次数学セレクション」と題して分野別で特集を組み、詳細な解答解説を加えている。
それだけではない。YouTubeチャンネルも有しており、音声による解説も充実している。

しかも驚くべきは、これらのコンテンツが全て「無料」で閲覧できてしまうということ。印刷や保存には有料のライセンスが必要だが、オンラインで閲覧する分には完全無料だ。太っ腹すぎる。

と、ここまで一気に紹介したものの、受験生、あるいはよほどの数学好きでなければなんの役にも立たないサイト。この記事執筆後、筆者がこのサイトを訪れることは2度とないだろう。

昔数学でならしたあなたは、ぜひ見てみてほしい。また受験生のみなさんにも、普通に役立つサイトだ。数学で神レベルを目指す人はぜひ。過去問は一般に高額だから、無料というだけでもやはりおいしい。

***

いかがだろうか。愛すべき(?)数学オタクの姿を少しでもお見せできたなら幸いだ。


東京大学理科二類所属。県立浦和高等学校および駿台予備校出身。小さいころから自然や生き物に関心を持ち、高校時代に読んだ福岡伸一の「生物と無生物のあいだ」に刺激をうけ、分子生物学を志す。テニス歴6年。AKB48の大ファン。