勉強や仕事を計画立てて行う人は多いでしょう。ですがその計画、うまくいったことはありますか?
三日坊主で計画倒れ。時間内に終わらなくてグダグダに。 むしろ初めのプラン通りにすべてが運ぶ人の方が少ないはず。
今日はそんな方のために、計画を立てることについて考えてみましょう。
プランニングは30分以内で
まず、計画を立てる前のことを考えてみましょう。 計画を立てて何かに取り組もうとする姿勢は、立派なものです。そういう時って、やる気に満ち溢れ、目がキラキラと輝いています。
この最初のモチベーション、このやる気さえ持続できれば…と思うのですが、なかなかうまくいきませんね。
計画を立てるのに時間を使ってしまい、そこで一旦ガス欠。次の日からもう一度計画遂行を頑張ろう…と思っても、前日のやる気はどこへやら。すっかり意気消沈。どうです、耳が痛いでしょう(笑)?
だから、計画を立てるのは30分以内にしましょう。確かに30分では、細かいプランニングはできないかもしれません。でも、その分の時間を実行に回せます。計画を立てる時の高い意識のままスタートできるんですね。
スタートしてしまえば、あとは簡単。人には「ツァイガルニク効果」といって、一度始めたことを中断するのをためらう性質があります。次の日からも、その調子で継続できるはずです。
時間で区切るな
計画を立てる時、異常なほど細かくタイムテーブルを組む人がいます。
筆者はアルバイトとして家庭教師や塾講師をしてきましたが、頑張り屋さんな生徒ほど、こうした傾向が強いのが印象的です。
7:30-起床:~8:00 英単語勉強:~8:30 朝食:9:00~10:00 電車内で勉強:10:30~ 予備校で数学……。なんていう風に。
一度計画を作ってしまえばあとはそれに従うだけ。非常にシンプルですが、これだけ時間刻みのスケジュールを作ってしまうと、精神的な余裕がなくなってしまいます。
朝ごはんに時間がかかるかもしれませんし、電車が遅れるかもしれません。
計画は「時間」ではなく「すべきこと」で区切りましょう。
例えば、8:30までリスニング、といった具合ではなく、昼休みはこのテキストを読みこなしてみよう、という風に、勉強の内容で区切ってみるのです。すると今までの、「時間に追われる感覚」が薄れるはず。もし不足の事態が起こっても、簡単に対処できるようになるのです。
サッサと諦めよう
いくら計画を立てても、思い通りにならないことが多いもの。
思ったより分量が多かったり、スムーズに進まなかったりして、目標となる量が終わらないこともあるでしょう。もしくは、不測の事態によって妨害されることがあるかもしれません。
そんな時の解決方法はたった一つ。
それは「サッサと諦める」ということです。
これまでを考えてみてください。なぜ続かなかったのでしょうか。 それは、あなたが頑張り過ぎていたからです。やらなきゃいけないのに、終わらない。でも、間に合わない。そんな焦りと罪悪感に邪魔されて、計画倒れ。
でも、考えてみてください。終わらなかったからといって、誰があなたを責めるでしょうか。責任を取れというでしょうか。終わらなかったら、計画を変更して先延ばしすればいいんです。
うだうだ自分を責めて睡眠時間を削るなら、サッサと諦めて寝た方がマシ。精神衛生上もよくないですよね。
計画は所詮ひとりだけのものなんです。もっと気楽に考えれば、きっとうまくいくはずですよ。