東大生が旅行中に勉強してみて分かった、『旅先勉強』のメリットとそのコツ

De Viaje

「書を捨てよ、街に出よう」。 今回は、私の実体験を元に、旅先で仕事や勉強をやってしまうというハックをご紹介します。

badge_columns_1001711環境を変えるということ

「馴化」といって、人間の脳は同じ刺激が続くと飽きてしまうようにできています。 時に環境を変えることで、新たな気持ちで頑張ることができるのです。 また、いつもと違う場所でインプットを行うことで、「あの時にあの場所でやった内容だ」と記憶を呼び起こしやすくなるという効果も期待できます。

badge_columns_1001711お金をかけてモチベーションを高める

『東大生だけが知っている「やる気スイッチ」の魔法』(岡田真波/著、主婦の友社/刊)には、東大生がカフェや文房具などにお金をかけ、それによって元を取ろうとの思いから勉強のやる気を出したというエピソードが掲載されています。 カフェで一番高いメニューを頼んでみることよりも、旅に出ることにはお金がかかるので、相当高いモチベーションを保てるハズです。

badge_columns_1001711締切効果

人は締切前になると、普段より集中力がアップすることが知られています。 でも、逆に、締切前にならないとスイッチが入らない経験もありませんか? その点、旅に出てしまえば、帰ってくる日・時間いう締切が設定されます。 普段の電車通勤などでも使えるテクニックですが、目的地到着までにここまでやろう、と決めておくと、特に降車間際は驚くべきスピード・集中力で作業に取り組めます。

Young woman drinking a cocktail at a beach bar

badge_columns_1001711旅行に持っていくべき作業アイテム5選

・ノートPC ノートPCのことを、「膝の上に置ける」ことから英語ではlaptopと言います。その名の通り、膝の上に置ける状況さえ整えば作業可能です。 タブレットやスマホなど他のデバイスと比較して圧倒的に作業効率が良いので、日帰り旅行といえども厭わず持っていきましょう。

・スマートフォン いつでもどこでも歩きながらでも、インプット・アウトプットの両方に便利なのがスマホ。 思いついたことはテキストで、音声で、画像で、どんどん記録しましょう。ただ、使用マナーには注意。

・モバイルルーター 気になったことを調べる、クラウド上にデータを集約する等、ネット環境も必須です。 海外だと日本よりも無料Wi-Fiが普及していることもあります。

・手帳とペン デジタル化が進んでも、アナログの方が便利なこともあります。例えば、思考の洗い出しをするときには、紙媒体の方が図を描くなど形式の自由さがあります。アナログはデータ管理がデジタルに比べて面倒ですが、オススメは先述のスマホのカメラを使ってアナログのアウトプットを撮影し、クラウド上にファイリングしてしまうことです。

・本1冊 インプット用に本を1冊持っていくことをオススメします。電子書籍やウェブ検索でも構わないのですが、「この厚みを読み切った」という達成感があります。また、PCやスマホが使えない事態を考慮すると、本も持っていた方が時間の無駄を減らせます。 旅程にも依りますが、2冊以上 持っていくと読み切らなかったときに気分が沈むのと、物理的に嵩張る上に重いのであまりオススメしません。

badge_columns_1001711成田空港に泊まってみた

フライト時刻が早く、空港までの移動が始発でも間に合わなかったため、先般、初めての空港泊にチャレンジしました。 今回私が宿泊したのは第2ターミナル2階。 壁際にコンセント付のデスクがあったので、寝床兼仕事場として利用しました。無料Wi-Fiあり、通信速度も速く、仕事が捗ります。 お腹が空いたら、少し遠いですが4階に行くと24時間営業のコンビニがあります。

badge_columns_1001711いざ搭乗

機内での作業のポイントは、存外PC作業ができないということです。 ネットを利用できないのは勿論、オフラインであっても離着陸前後は使用ができません。また、食事の時間はテーブルが使えなくなるため、思いの外長時間PCを利用できなくなります。 ですので、フライト中は読書の時間に当てることをオススメします。機内放送の映画で語学に勤しむのも一手です。

Young woman in summer cafe

badge_columns_1001711旅先のカフェで作業する

旅先に到着したら、思いっきり旅を満喫しましょう。ストレスを発散することで作業効率は上がります。 ただ、作業の時間も確保しましょう。ホテルは疲れて眠ってしまったり、勉強に適さない机だったりするので、カフェに行くのがオススメです。 ご当地メニューを満喫して旅気分を味わうと共に、「あのメニューを飲食していたときに作業していた内容」として、記憶に深く刻み込まれます。

badge_columns_1001711旅行後の効果

「究極の脳活性は旅行だ」という通り、確かに旅行は五感を刺激し、脳を活性化させるようです。 旅に出る前に何日もPCの前に座っていても終わらなかった仕事も、イメージがポンポン出てきて一日のうちに終わってしましました。

旅行を娯楽として切り離すのではなく、仕事や勉強の一環として取り込んでしまうハック。 来る夏休みに貴方も一度実践してみてはいかがでしょうか。

参考 岡田真波『東大生だけが知っている「やる気スイッチ」の魔法』主婦の友社 npr | Think You Know How To Study? Think Again 学校法人 産業能率大学 総合研究所 | 「やる気の壁」を乗り越えるために 日経Bizアカデミー | 究極の脳活性は旅行だ

 


東京大学法学部第2類(公法コース)所属。ノートルダム清心高校出身。面白いもの楽しいことは何でも好き。中高6年間軟式テニス部、6大学大会にも出場。元バンドマン。調理師免許保有。世界を飛び回りながら言葉を紡いで生きていきたい。

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