成功者ほど休日は活動的! 無気力な休日を脱するための2つの戦略

普段忙しい人にとって、趣味や勉強などにまとまった時間を充てられる休日はとても貴重です。できれば活動的に過ごしたいものですよね。

とはいえ、朝になかなかベッドから抜け出せなかったり、行動を起こすやる気がみなぎってこなかったりして、いつも休日をだらだらと過ごして終わってしまうという方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、無気力をうまく脱して有意義な休日にするための、ちょっとした工夫についてお伝えいたします。

休日の過ごし方は自由! だけど……

そもそも休日は、どのように過ごすのもあなたの自由です。例えば繁忙期の直後などで、体にあまりにも多くの疲労が蓄積しているような状態でしたら、何もせずにしっかり休養をとることも、ちゃんとした休日の過ごし方のひとつであると言えるでしょう。

とはいえ毎回の休日を、何の目的も持たずにのんびりだらだらと過ごしてしまいがちな人は要注意。なぜならば、そのような過ごし方は往々にして罪悪感を抱えてしまいやすいからです。

皆さんの中にも、休日が終わる夜になって「こんなにぐうたらするつもりではなかった……」「もっと行動すればよかった……」と罪悪感を覚えたことのある方は多いはず。罪悪感は強いストレスにつながります。せっかくの休日にストレスを溜めてしまっては意味がありませんよね。

また、休日の過ごし方と年収の間にも関係があるのだとか。インターネット上で1,000人のビジネスパーソンを対象に行なわれた調査によれば、休日を「ダラダラ過ごすことが多い」と答えたのは、年収500万円台で27.0%、800万円台で22.5%、2,000万円以上では19.5%であり、年収が高くなるほど、休日を運動や勉強などに充てて活動的に過ごす傾向にあることがわかっています。もちろん休日を活動的に過ごせば年収が上がるというわけではありませんが、ビジネスの世界で成功している人ほど、休日の過ごし方の重要性を把握していると言えるのではないでしょうか。

休日は1年の3分の1を占めますから、ただ無為に消費するのは非常にもったいないもの。それではここからは、無気力を脱して活動的な休日にするための具体的な方法をご紹介していきましょう。

1. 行動に目的を持たせるために “予定” を立てよう

そもそも休日に予定が何もない状態では、結局何の行動も起こさないということになってしまいかねません。そこで、まずは予定を立てておくところから始めましょう。それも、できれば前日の夜に立てておいたほうが得策です。当日の朝でもかまわないのですが、何をしようか迷っているうちに時間だけが過ぎていき、気づいたらもう夕方なんて事態も充分に考えられるからです。

このとき、全ての予定を事細かに立てる必要はありません。例えば「布団を干す」「新しい本を購入する」など、簡単な予定をひとつだけ立てるだけでも大丈夫です。ストレスなくこなせる予定でしたら体力的にも精神的にも負担にはなりませんし、1日を振り返った際に達成感や充実感も得やすくなります。

もちろん、本当に体が疲れているようでしたら、「1日中家でゆっくりする」という予定もありです。重要なのは、ただ無為に時間を潰すのではなく、その過ごし方にはっきりとした目的を持たせてあげること。たとえ1日中のんびり過ごしたとしても、事前にそうすると決めていたのなら、意外と後悔しないものですよ。

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2. 自律神経を整えて朝から活動を始める

そもそも無気力が続いてしまうのは、自律神経の働きのバランスが乱れているからかもしれません。

自律神経には、緊張状態のときに優位に働く「交感神経」と、リラックス状態のときに優位に働く「副交感神経」があります。生活習慣の乱れなどで、この2つの自立神経がきっちり切り替えられないと、休日の日中でも無気力状態が続くようになってしまうほか、平日も体調不良や不眠など仕事に悪影響を及ぼしかねません。

自律神経を整えるには、生活習慣を整えるのが基本です。これは休日に限らず毎日やっていただきたいことですが、夜には早めに布団に入って副交感神経を働かせ、朝はしっかり日光を浴びて交感神経を優位に導いてあげましょう

それでも、休日の朝はつい遅くまで寝てしまいがちな人もいるかと思います。そのような場合こそ、1でご紹介した「予定を入れる」方法が効果的。つまり、あえて午前中に予定を入れてしまうのです。人間の体は、何か予定があって起きる時間を決めていると、その時間に合わせて交感神経を働かせるようになります。スムーズに目覚めることができるようになりますし、予定もしっかりこなせて一石二鳥ですよ。

また朝食をとることも、交感神経を働かせるのに重要な役割を持っています。休日にはつい朝食を抜いてしまいがちですが、朝食を抜いてしまうと、意識が覚醒しないだけでなく、腸内環境の乱れやさらなる体調不良に発展するおそれもあります。

筆者は、前日の夜の寝る前に炊飯器をセットして、休みの日の朝に炊けるようにしています。ご飯の炊けるいい匂いで自然と目も覚めますから、朝食を食べる習慣のない方は、ぜひ一度試してみることをおすすめします。

*** せっかくの休日だからこそ有意義に過ごしたいもの。予定を立てて朝から活動を始めることで、充実した休日を過ごしましょう。

(参考) カウンセリングサ-ビス|罪悪感の心理学1~罪悪感とは?~ PRESIDENT Online|「休日時間」の過ごし方は年収と関係するか タケダ健康サイト|自律神経の乱れ 古賀良彦 著(2012),『週末うつ なぜ休みになると体調を崩すのか』, 青春出版社.

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