東大生直伝「コスパがいい勉強」と「コスパが悪いクセ」。東大生は勉強前に◯◯している

キャメル色のセーターを着た若い女性が勉強している様子

なぜ東大生は効率よく知識を吸収できるのでしょう? それは、時間対効果・費用対効果に優れた勉強をしているからです。みなさんが頑張っている勉強がムダにならないよう、東大生直伝の「コスパがいい勉強」と「コスパが悪いクセ」をお伝えします。

東大生が勉強前に行なうこと

『パン屋ではおにぎりを売れ』(かんき出版)の著者で株式会社アスコム取締役編集局長の柿内尚文氏は、取材を通して「東大生はガリ勉タイプが少ない」と知ったそうです。加えて東大出身者の多くが、どうやって勉強したら効率よく結果を出せるか、「勉強前に考えていた」こともわかったのだそう。

東大生の勉強は、まず勉強法を学ぶことから始まるわけです。それが「コスパのいい勉強」につながっていくのですね。

楽しそうに勉強する男子学生

「コスパがいい勉強」とは?

じつは裕福な家庭の子どもが多いと言われる東大生。しかし、なかには家計に負担をかけないよう塾にも行かず、アルバイトをしながら効率よく勉強し、見事合格した学生も一定数いるそうです。ただでさえコスパのいい勉強をしている東大生のなかでも、コスパのよさが最強レベルかもしれません。

現役東大生にして会社社長、発売4日で5万部のベストセラーとなった『「考える技術」と「地頭力」がいっきに身につく 東大思考』(東洋経済新報社)の著者でもある西岡壱誠氏は、そんなコスパ最強の東大生らが行なう勉強法が非常に本質的であるとし、次のとおり紹介しています。

1. 目標の明確化

西岡氏によると、コスパ最強の東大生たちは「目標の解像度」が段違いに高いそうです。

もしもお金と時間に余裕があれば、「数学の成績を上げたいから、数学の勉強をいろいろとやっておこう」と考え、あらゆる参考書や塾の講座など、さまざまな手段を用いて勉強するかもしれません。

しかし、時間が限られているのが現実というもの。だからこそ、徹底的に目標の明確化・具体化を行ない、常に「この勉強に意味があるか」と自問し、お金も時間も節約するのだそう。

テキストを開き勉強している様子の机の上

2. わからないことを言語化

では、どうやって目標を明確にするかと言うと――まずはわからないことを言語化して、わからないことをハッキリさせるのだそうです。

『東大式節約勉強法』( 扶桑社)の著者で現役東大生の布施川天馬氏は、解けない問題やあやふやな部分があれば立ち止まり、「○○の数学問題が解けない」「○○の英文法の〇〇がよくわからない」などと言語化して紙に書き出すとのこと。

そのうえで、「わからないところをわかるようにすること」を勉強の目的にしてしまうそうです。このステップを踏まず、「わからないのは勉強時間が足りないからだ」「ほかの参考書もあったほうがいい」などと考えて行動するとムダが多くなるとのこと。

ピンポイントで勉強できれば、より確実に進歩できるわけです。

開いた本のクローズアップ

3. わかるところまで戻る

しかし、なかには「そもそも『自分がわからないこと』がよくわからないので言語化できない」という人もいるでしょう。そんなときは「わかるところまで戻ってみる」といいそうです。

たとえば高校の英文法でつまずいたら、中学の英文法の復習をする。中学校の数学でできないところがあれば、小学校の算数の教科書をのぞいてみるといったこと。そうして「ここまでわかる、ここからはちゃんとわからない」を把握するわけです。

西岡氏の言葉を参考にすると、それによりいまわからないこと(たとえば高校の数学)は、どの時点から尾を引いていたのか(たとえば完璧に理解していなかった中学の数学など)にも気づけるはずです。

わかるところまで戻っている学生と、時間をさかのぼるタイムトラベルのイメージのリンク

4. 教科書「最強」伝説

東大の試験会場で、「東大受験生はどんな参考書を使ってるのかな?」と興味津々だった西岡氏は、多くが教科書を読んでいたことにとても驚いたそうです。

もちろん、コスパ最強の東大生もみな「教科書が一番わかりやすい」と言います。そして、その教科書がボロボロになるまで徹底的に勉強するのだとか。

西岡氏いわく、教科書は「最も情報が整理されている最強のメインコンテンツ」であり、「裕福な人もそうでない人も平等にもっている学習ツール」とのこと。

教科書が描かれたイラスト

「コスパが悪いクセ」とは?

ここまで「コスパがいい勉強」について学びました。しかし、コスパがいい勉強を心がけても「コスパが悪くなるクセ」があると足を引っ張られてしまいます。前出の現役東大生・布施川氏に、頭のいい人はぜったいにやらない習慣を教えてもらいましょう。

1. 考え込むクセ

「考えること」は大切ですが、あくまでも問題解決の手段でしかないので、長く「考え込む」ことはムダだと布施川氏は言います。

たとえば、足元が寒いから小さなヒーターを足元に置いてみたけれど、まったく暖かくないのであれば、「小さなヒーターを足元に置く」という手段を続けていても仕方がありません。「考え込む」は、まさに暖かくないヒーターを足元に置き続けているようなものなのです。

だから、前項で示したように「わからないこと」をハッキリさせ、焦点を絞ったうえで考えると、効率よく結論にたどり着けるとのこと。ちなみに布施川氏は、3分だけ考えて何も浮かばなければすぐに答えを見ることを徹底しているそうです。

勉強中に考え込んでいる女子学生

2. 知ったかぶりをするクセ

布施川氏によれば、東大生は質問ばかりしているのだとか。彼らは自分がわからないと認めることに抵抗を感じないそうです。それは、わからないのに知ったかぶりをして話を続けることがいかに非効率か、自分より知識のある人に聞いてしまうほうがどれだけ効率的かを知っているからです。

じつは、「知ったかぶり」をする人は自分の力だけで解決しようとする傾向があり、「考え込みやすい」のだとか。悪いクセは結びついてしまうのですね。週3でアルバイトをしながら徹底的に効率性を追求して東大に合格した布施川氏には、知ったかぶったり考え込んだりしている暇などなかったわけです。

わからないことは考え込まずに調べる、わからないと言って知っている人に聞く。そのとても素直でシンプルな行動が、学びをグンとスムーズにしてくれるはずです。

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東大生直伝の「コスパがいい勉強」と「コスパが悪いクセ」を紹介しました。あなたも今日から時間と費用対効果バツグンの勉強を始めてみては?

(参考)
日刊SPA!|東大生は知っている「頭の悪い人がやりがちな残念な習慣」  
東洋経済オンライン|「お金かけずに東大生」の勉強法が効率的すぎた 
bizSPA!フレッシュ|なぜ東大生に「ガリ勉タイプ」が少ないのか。大切なのは“技術の取得” 

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StudyHacker編集部
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