車内で、電子書籍リーダーやスマートフォンで読書(漫画含む)をしている人が以前と比べて、多くなりましたよね。2010年が日本の「電子書籍元年」、あれから5年、今では電子書籍で扱う本もだいぶ増え、さらには電子書籍のみで販売している本まで登場しています。今回はそんな電子書籍のメリットをいくつか挙げてみます。
持ち運びが楽
電子書籍を使う一番のメリットは、持ち運びが簡単なところ。例えば通勤ラッシュの時、あの大混雑の中、紙の本によるスムーズな読書は難しいでしょう。しかし電子書籍なら、ページめくりも指一本でサクサクできますし、本と違って片手で端末を支えることも難しくありません。 さらに、カバンに入れても端末分しか加重されません。スマフォで読んでいる人ならなおさらです。
電子書籍の場合、言うまでもなく1冊でも100冊でも重さは一緒。通勤時間が長い人なら往復で違う本を読めますし、飽きたら次の本に移るのも簡単です。出先でつまみ食いならぬ、「つまみ読み」を何冊もしたい場合にはとても便利なアイテムです。
本棚がいらない
100冊所持していようが端末一体で済むと上述したように、家の中の本貯蔵スペース問題も解決されます。 本棚がいっぱいになったら新たな本棚を買う必要もなく、「場所が無くなったから蔵書の中から泣く泣く選別して古本屋に持っていく」なんてことも無くなります。 最小限のスペースで、最大限に読書を楽しめるというのが電子書籍の大きなポイントだと思います。
紙媒体の本よりも安価
通常の本よりも安価で買うことができるのも嬉しい魅力です。出版社にもよりますが、電子書籍セールをやっているところもあるため、通常よりも驚くほど安く買えるときもあります。 例えば2015年11月現在、アマゾンでは、「テルマエロマエ」の1巻が通常価格734円のところ、43%オフの417円となっています。他にも、Amazonが出しているKindleシリーズでの電子書籍では「月替わりセール」や「日替わりセール」を開催していますし、楽天KOBOやHONTOなどはクーポン券が充実しています。
ではなぜ、電子書籍は安価で提供することができるのでしょうか? それには法律が関係しています。紙の本は「著作物再販適用除外制度」に守られているので定価で販売しなくてはいけません。しかし、電子書籍はこの制度が適用されていないため値段の制約がないのです。 これは消費者には見逃せない情報ですね。
すぐに買える
深夜に急に本を読みたくなったときや、続きがすぐに読みたいときなど、ワンクリックで入手できるのも電子書籍の特徴。インターネット環境さえさればダウンロードはほんの1,2分で終わるため、読みたいと思った瞬間に読書できるのです。 他にも大きな本屋まで行かないと売っていなそうな本を買いたい時や、家の近くに本屋がない場合なんかも電子書籍は便利です。
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筆者はよく旅行に行くのですが、昔は移動時間に読む本を選ぶのに苦労しました。「●時間だから、これ1冊で間に合うかな?」、「重いから、こっちにしよう」など、読みたい本を選ぶのではなく、荷物との兼ね合いで選んでいました。電子書籍リーダーを手に入れてからはそんな苦労もなくなり、移動時間に読書を存分に楽しんでいます。 読書の秋です。電子書籍がまだの方は、この機会にはじめてみませんか?
<参考> Wikipedia |電子書籍

