時間がない現代人の間では、「スキマ時間の活用」がいつでも大流行です。 ちょっとした時間を活用して大きな成果をあげることは、素敵なことですが、なかなかスキマ時間の見つけ方や活用法がわからない人もいるんではないでしょうか。 今回は、「エレベーターピッチ」を参考に、スキマ時間活用法のご紹介です。
エレベーターピッチって?
「エレベーターピッチ」とは、エレベーターに乗っている15秒から30秒という短い時間内にプレゼンテーションをし、ビジネスチャンスをつかむテクニックのことです。なかなかゆっくり話す時間の取れない上司等への、アピールの場として活用されることが多いです。 「今度ゆっくり新しい企画についてご説明させてください」といわれると、改めて時間をとるのは億劫ですが、「今エレベーターが目的階につくまでの間に、新しい企画の説明をさせてください」といわれたならば、まあ聞いてやろうかな、という気にもなりそうですよね。 今回は、そのように非常に限られた時間で、物事を簡潔にまとめる力を鍛えて、スキマ時間の活用をしたいと
エレベーターの中でしてほしいこと
さて、実際にエレベーターピッチのやり方で、スキマ時間を活用してみましょう。 ここであなたにやってもらいたいことは、誰か他の人に向けての、プレゼンテーションではありません。自分自身に向けてのプレゼンテーションです。
まず、エレベーターに乗る前に何か一つテーマを決めます。歴史のある時代についてでも構いませんし、昨日読んだ本のことでも構いません。 テーマを決めたら、エレベーターが目的階につくまでの間に、そのテーマについて、自分の頭の中で要約します。
そこでポイントとなるのが、これはあくまで"プレゼンテーション"だということ。自分に向けてのものではありますが、あくまで自分に、その時代や本を気に入り、魅力的と思ってもらわなければなりません。そのためには、概要や、重要なポイントだけではなく、他との違いや、見どころなどをまず伝えなければなりません。それを頭の中でまとめる訓練をしましょう。 これを繰り返すうちに、短い時間で要点をまとめる力がつくほか、テーマについての簡潔で重要な知識を身につけることもできます。
なにが優れているのか?
現代ではまとめて勉強をする時間が取れないばかりか、ゆっくりとなにかについて考える時間もなかなか取れません。そこで、このような要約力が身についていれば、短時間で知識を相手に伝えたり、比較検討することが出来ます。
また、知識がコンパクトにまとまっているので、いざその知識を使う場面がきたときも、骨格部分で改めて調べなおす必要がなく、時間を無駄にすることがありません。 エレベーターの中でボーっと過ごすくらいなら、この勉強法を試してみませんか。
忙しくてなかなかまとまった時間が取れなくとも、有意義に時間を過ごすコツはエレベーターの中にもありました。これを端緒に、積極的に隙間時間を活用してみてくださいね。
