メガネをかけている人ってなんだか知的なイメージありますよね。私も高校時代、メガネをかけている男子が軒並み頭がよく見えて、憧れたものです。
ですが、メガネをかけると実際にちょっぴり頭がよくなるってご存知でしたか。 今回はメガネをかけると頭がよくなるお話です。
トンネルビジョン効果
メガネをかけると、メガネのフレームを通して世界を見るので、少し視野が狭まりますよね。これをトンネルビジョン効果といいます。 トンネルビジョンは多くの場合、視野が狭くなっているなどの悪い意味でつかわれますが、勉強や仕事などをするときには、これはいい意味に働きます。すなわち、視野が狭くなり、目の前のことに集中しやすい状況になっているのです。
みなさんは、競馬の馬が顔に覆面マスクのようなものを着けているのを見たことがないでしょうか。あれはブリンカーといい、馬の気が散らないように、ブリンカーを着けて視野をあえて狭くすることで、前方に集中させるための道具です。 レースでは、ブリンカーを着けた馬は驚くほど速度が上がることもあるらしく、一定の効果が認められています。
私たち人間にとってのブリンカーがメガネです。視野を狭めることで、前方のものに集中しやすくなるのはなんだかわかる気がしますね。ですが、メガネをかけ続けている人や、慣れてしまった人にとっては、視野はいつもと変わらないので、この効果はかけ始めの一過性のものだともいえるでしょう。
引き寄せの法則
みなさんは引き寄せの法則というものをご存知ですか?強く思い込めば、それが実際に現実になりやすいというものです。 ナショナルジオグラフィックは以下のような実験を行いました。
実験ではまず、道行く人々に対して、自分を幸運だと思うか、不運だと思うかを訊ねた。次にそれぞれに新聞を渡して、10秒以内にこの新聞に載っている写真の数を数えることができたら、20ドルの賞金をプレゼントすると伝える。 驚くべき結果となった。自分を幸運だと思っている人は、不幸だと思っている人に比べて、賞金を獲得する人数が3倍も多かったのだ。 その秘密は、物事に対するアプローチの仕方にあるようだ。実は、新聞の2ページ目に、ナショジオのホストが写っている写真があり、“インタビュアーに7枚の写真を見たと答えれば、20ドル獲得できます”というヒントを与える吹き出しがついていた。自らを幸運だと思っている人々は、この吹き出しに気づく確率が高かったのだ。 その理由は、彼らは、突然巡ってきた予想外のチャンスに対してオープンで、それらを進んで受け入れるタイプの人たちだからだ。
(参考カラパイア 不思議と謎の大冒険|引き寄せの法則が証明された!?幸運な人と不運な人の分かれ道がわかる街頭実験) これと同じことがメガネをかけることにも言えます。メガネをかけていると、なんだか頭がよくなったかのような錯覚を覚えます。そこで、実際にチャンスや困難に直面したときに、頭がよかったら選択するであろう選択肢を進んで選べるようになるのです。
私にも実際にその経験があります。高校一年生の頃、私は数学で非常に落ちこぼれていました。テストはいつも30点台、授業も全く理解できず、次第に数学をやる気をなくしてしまいました。 ですが、高校一年生の夏休み、京都大学のオープンキャンパスに行き、この大学に行きたい!と決意した私は、募集要項の配点を見て驚きました。文系でも、数学が国語や英語と同じだけの配点になっており、数学が苦手では不合格になってしまうことに気づいたのです。
そこで私は、「数学が得意だ」と思い込むことに決めました。私は京都大学に合格するだけの数学の実力がある、だからこの問題は解けなければおかしいんだ、と。 すると、問題への取り組み方が変わりました。今まではわからないから、と早々に諦めていた問題も、何とか解けないか粘って考えるようになったのです。そうすると、意外と補助線を一本引くだけで、見知った図形問題になったり、工夫次第で簡単に解ける問題があることに気づいたのです。 結果、大学入試本番では、京都大学の二次試験の数学でも八割の点数を取ることが出来ました。 私は「数学が得意だ」という思い込みで、京都大学に入ることが出来たのです。
どうでしたか? 今、伊達メガネがオシャレとしてはやってもいますが、頭もよくなるとあってはかけるしかないですよね。 目が悪くても悪くなくても、是非是非メガネをお試しあれ。
(参考) Hatena Keyword トンネルビジョン カラパイア 不思議と謎の大冒険|引き寄せの法則が証明された!?幸運な人と不運な人の分かれ道がわかる街頭実験