ビジネス書や参考書を買ってきてもついつい“積ん読”になってしまう人、いませんか?なかなか読む時間がなくて……その気持ち、わかります。 ですがもし、今よりもっと早く本が読めたら、会議の資料が読めたら、その時間を活用して本をもっと読む時間が取れるのではないでしょうか。そのために、『速読』を身につけてみませんか。
速読って?
速読とは、文字通り速く読むこと、です。もともとの読書スピードは人により様々ですが、正しい方法でトレーニングをしさえすれば、だいたい現在の3倍程度までは早くなるといわれています。 文字を速く読むとは、すなわち文字を素早く認識する、ということですが、そのためには「視幅」を広げ、「視速」を速める必要があります。 「視幅」とは視野で認識できる範囲のことであり、「視速」とは視線の移動速度のことです。 今から実際にこの2つを高めるトレーニング方法を紹介していきます。
視幅を広げる
一度自分が文字を読んでいるときのことを思い起こしてほしいのですが、文字を一文字ずつ読み、脳内で音声再生してないでしょうか。その方法では速度をあげることはできません。 一度にたくさんの文字を読むためには、脳内で文字が音声再生するより早く目を動かすことが必要です。そのために、眼球を動かす時に使う外眼筋という筋肉を鍛えるのですが、これには2つ方法があります。 まず1つ目は、眼球を左右にぐるぐる回すというものです。なるべく緩急をつけてゆっくりまわしたり速く回したり、さらにおおきくまわしたり小さく回したりするようにします。 次に2つ目は、両手を使います。両手を180°に開いて、親指を立てます。顔は正面に固定したまま、視線だけを動かして右の親指を20秒見つめます。その逆の左も20秒できたら、同じことを上下でも繰り返します。
視速をあげる
次に視速です。トレーニング方法としては動く図形や文字をひたすら目で追う、というものがあります。 SP速読学院|5倍速まで訓練、無料で速読トレーニングなど様々なインターネットサイトもあるので利用してみるとよいでしょう。 また、効果はすこし落ちますが、部屋の端と端を交互に素早く20秒間視線で追いかけ続けたり、本の一文字目とその行の最後の文字だけをパッパッと目で追いかけていく練習方法もあります。こちらはパソコンやスマホなど特別な準備がいらないので、空き時間などにぱぱっとやるとよいかもしれません。
*** 読書スピードを劇的にあげようと思ったらお金を払って教室に通うのがやはり一番ですが、毎日上記の眼球トレーニングを続けていればある程度はスピードも向上するそうです。 忙しいみなさんだからこそ、読書スピードを上げてみて損はないと思います。ぜひぜひお試しあれ。
(参考) 日本速読・記憶法セミナー|速読の基本原理 速読(トレーニング方法)|速読とは
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