読書感想文の書き方とは? 社会人や小学生も書き出しで悩まない感想文の構成まとめ

感想文の書き方を習ったことがあるという方、実は少ないはずです。感想を求められるとうまく言葉にできない、という人が多いのではないでしょうか? 感想文が苦手な人が感想を書こうとすると、「楽しかった」「感動した」程度の言葉しか出てこなかったり、本の内容や出来事のまとめになってしまったりしますよね。

小学生の頃の「読書感想文」に始まり、大学での「感想レポート」、会社で提出する報告書だって、広い意味では「感想文」です。学生の頃は感想文が苦手でもどうにかなるかもしれませんが、会社で働いているとそうはいきません。そこで今回は、「感想文の書き方」を3STEPで説明します。

小学生向けの読書感想文の書き方は、姉妹サイト「StudyHackerこどもまなび☆ラボ」に詳しく掲載しています。
文章力養成コーチ・松嶋有香先生による【親子でとりくむ読書感想文 書き方レッスン】

感想文の書き方STEP1:内容要約

感想文の書き方の第一歩は、この感想文で述べることはだいたいどのようなことなのか、ということを簡単に要約することです。

「楽しかった」だけでは何も伝わりませんが、「○○というセミナーに行って◎◎さんの▲▲についての話を聞いたら、とても興味深かった」というように、どんなことについてどのように感じた感想文なのかを要約して示すだけで、その感想文全体の主旨が非常に分かりやすくなります。

さて、その要約にもコツがあります。短い文章で全体像を伝えないといけないため、非常に難しいと感じる人もいるかもしれません。ですが順序に従って書きさえすれば、要約文は簡単にかけてしまいます。

基本は、全体のテーマ(何についての感想なのか)と結論(どう感じたのか)を書くだけ。いわば、感想文の内容を一文にぎゅっとまとめるような形です。その次に必要に応じて、感想文の全体の流れに沿って、いくつか大事なことを抜き出してまとめます。

要約はこれだけでOK。要約部分に主観的な情報をたくさん入れる必要はありません(むしろ入れてはいけません)。感想文の最初で提示しなければならないのは、今から何の話をするのかということだけなので、とにかく簡潔に済ませるとよいでしょう。感想文の書き方においては「簡潔に」が合言葉です。

感想文の書き方STEP2:どう感じたか

感想文の書き方の次のステップは、本の内容や出来事についてどう感じたか書くこと。いつも感想文がただのまとめになってしまう人にとっては、ここからが難しいと思うかもしれませんが、大丈夫。

書き方としては2パターンあります。

  1. 全体を通じてどう感じたか
  2. どこが一番印象に残ったか

 

基本的に1より2のほうが難易度が低いので、2→1の順で書くとよいでしょう。

2は、本の内容や出来事から該当の箇所を抜き出してしまえば済むので簡単ですが、1が少し厄介です。1を最初から一気に書こうとすると非常に難しいので、先にいくつかのまとまりに分けて、それごとにどう感じたかを考えてから、全体の感想を考えるようにするとうまくいきます。

例えば読書感想文なら、第1章、第2章……というまとまりごとの感想をメモしてから、全体の感想につなげていきます。

また、会社などで参加した研修やイベントの感想文なら、第1部の講演ではこう思った、第2部のワークショップではこう感じた、第3部のチーム発表ではこれがすごいと思った……というように感想を考えてから、全体の感想をまとめていくのです。

感想文の書き方において、この作業がメインのように思われるかもしれませんが、一番大切なのは実は次の項目です。

感想文の書き方STEP3:なぜそう感じたか

感想文の書き方において最も重要な段階。上手な感想文と下手な感想文の境目はここにあります。「~と感じた」と書くことは誰にでもできますが、なぜそう感じたのか? という根拠の部分には、感想文の書き手の今までのバックボーンや考えかた、知性が出るからです。

簡単な読書感想文を例にとって、見てみましょう。あなたが『桃太郎』を読んで、鬼退治に行くまでに自分の持っているきびだんごで仲間を増やした桃太郎の行動から、仲間の大切さを学んだとします。これだけなら、その物語を読んだ全員が書きうる話ですが、もしあなたが「なぜ仲間が大事か」というところを自身の海外留学の経験などと絡めて書くことができれば、もうその感想文はあなたにしか書くことができません。

また、この3つ目のステップには、論文・レポートと感想文の違いがあります。論文・レポートは、いくら感想を書いても、その事実関係自体が根拠のしっかりしたものでなければ話になりません。会社に出す報告書に感想だけしか載せなかったら、どうかんがえても怒られます。 その一方で、感想文はいくら事実を並べたところで、その事実からどう感じたのかや、なぜそう感じたのかという部分が欠けていては評価されないのです。

感想文の場合は、なぜそう感じたのかという点で、独自の体験や、影響を受けた過去の出来事などを絡めて述べることが必須です。感想文の書き方を習得すれば、ただのまとめに過ぎなかったり、感想が一言で終わってしまったりするような薄っぺらい感想文からはひと味もふた味も違ったものを書き上げることができます。

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感想文の書き方、把握できましたか? 感想文はそもそも書き方がわからなくて面倒……という人も多いかもしれませんが、コツさえつかめば高評価を得ることができます。そうなれば、この先いつ感想文を書くことになっても、まったく苦にならなくなるはず。ぜひお試しあれ。

小学生向けの読書感想文の書き方は、姉妹サイト「StudyHackerこどもまなび☆ラボ」に詳しく掲載しています。
→文章力養成コーチ・松嶋有香先生による【親子でとりくむ読書感想文 書き方レッスン】

(参考)
スキルアップ堂|要約文の書き方のコツとは?端的に情報を伝える方法の紹介
大学レポートの書き方|論文・レポートと感想文の違い
フレッシャーズ|新社会人必見! ライバル同期と差をつける研修レポート・報告書の書き方とは

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