寒くなってくるとこたつに入ってぬくぬく勉強する人も多いんではないでしょうか。しかし、こたつで勉強することには様々な罠がありました。こたつで勉強があなたをだめにしてしまう3つの理由、お教えします。
長時間座るのに向かない
こたつは通常低い位置に台があるタイプのテーブルを利用するので、長時間座って勉強していると腰を痛めてしまいます。腰が痛くなる要因は骨盤を寝かせて背中を丸めて勉強してしまうところにあるんですが、じゃあ姿勢よくしろ、といわれても長時間継続するのはなかなか難しいですよね。
人間が過ごしやすいテーブルの高さは、座高の1/3から2,3cm引いた高さだそうですが、炬燵に入ってなるべく温まろうと猫背になっていては、座高も低くなり、このちょうどいい高さを維持できそうにありませんよね。
勉強するときはこたつ机よりは勉強机と椅子やダイニングテーブルでひざかけを利用すスタイルのほうがよさそうですね。
緊張感が保てない
人間の体は暖かくなると、副交感神経が高まり、リラックスモードに入ります。適度なリラックスは落ち着いて目の前のことに集中させ、計算のミスなども減らしてくれます。でも、それを越えてさらに過度にリラックスしすぎると、逆に注意力が散漫になってしまいます。
こたつで暖を取りながら、なお集中できているのなら構いませんが、自分があまり集中できていないな、注意力が散漫になっているなと感じたら、こたつから出て少し寒い場所で勉強してみましょう。
寒さは交感神経を活発にし、体を興奮状態にします。少し細かいところに気付きにくくなるなどの難点はありますが、だらだら集中せずに勉強に取り組むことは避けられます。
もし、こたつで勉強していて、暖かすぎてすこし集中力が落ちてきたなと感じたら、一度こたつのスイッチをオフにするだけでもいいので試してみてください。
眠くなる
前述のとおり、こたつにはいると暖かさから副交感神経が活発になり、体はリラックスモードに。その結果、眠たくなります。これはこたつで勉強したことのある人すべての共通の悩みだと思いますが、こたつで勉強していると、ついついうとうとしてしまい、ちょっと休憩と横になったとたんこたつで朝まで寝てしまったなんてこと、1度や2度は経験ありますよね。
暖かくて眠りやすい環境、そして、すぐ横になれる環境の二つがそろうことで、最悪の「こたつで勉強のつもりが寝てしまうサイクル」が形成されてしまうのです。
これを防ぐのはなかなか困難ですが、1つの手立てとしては、休憩の時はこたつから出て寝るというルールをつくったりするほかなさそうです。ですがなかなかそう決めても暖かさと眠さの前にはルールなど守れないもの。はじめからこたつの外で勉強することをおすすめします。
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どうでしたでしょうか。これを聞いてなおこたつで勉強しよう、という方はこの注意点に気を付けていただいたらいいのですが、君子危うきに近寄らず。勉強を効率よく行いたいのなら、机で頑張って勉強し、そのあとこたつでくつろぐのが一番いいのかもしれませんね。

