孫子に学ぶ「はったり」の効果で勝利をつかむテクニック

孫氏のはったりテクニック1

「はったり」という言葉に、みなさんはどんな印象をもっていますか。「見栄っ張り」「嘘つき」などネガティブなものを思い浮かべた人が多いはず。

しかし、ビジネスでは、はったりをきかせることで自分の力を最大限に発揮できるかもしれません。今回は、はったりの有用性について考えてみたいと思います。

はったりとは

国語辞典では、はったりの意味が次のように説明されています。

1 相手を威圧するために、大げさな言動をしたり強気な態度をとったりすること。また、その言動。「―をかける」「―をきかせる」
2 なぐること。また、おどすこと。

(引用元:goo辞書|はったり 太字による強調は編集部が施した)

今回扱うのは、1の用法。あらためて読んでみても、けしていい印象は受けませんね。

ビジネスにはったりが必要!

しかし、「ビジネスに『はったり』は必要か?」というテーマで行なわれたオンライン調査では、92%もの人が「YES」と答えたそう。多くの人が、ビジネスにおけるはったりの重要性を認識しているのです。

「YES」に投票した人の意見として、次のようなものがありました。

自信のない態度からは、自分の実力以上の仕事はなかなかできないと思います。嘘にならない程度のはったりをかまして、それを証明していくのがいいのでは?

(引用元:ewoman|円卓会議リポートデータベース 太字による強調は編集部が施した)

大きな目標を掲げることで、自分の実力以上の結果を出すわけですね。また、相手にはったりをかけることは、自分へもはったりをかけることになるので、自己暗示の効果が期待できます。

自己暗示の重要性については、「成功者に学ぶ。ポジティブな自己暗示で行き詰まりを打破する方法。」で紹介しています。はったりをうまく使えば、自分の実力を伸ばすことができるのです。

孫氏のはったりテクニック2

孫子も重要視していたはったりの効果

中国の春秋時代に書かれた『孫子』という兵法書があります。現代でも世界中で注目されており、『孫子』を企業経営に活かそうという試みも活発です。

『孫子』のなかでも、はったりの有用性が説かれています。次の一節です。

昼戦には旌旗を多くし、夜戦には鼓金を多くす。人の耳目を変ずる所以なり。

(引用元:福田晃市(2015),『実践版「孫子の兵法」で勝つ仕事術』, 明日香出版社.)

つまり、「昼の戦いでは旗を多く立て、夜の戦いではたくさんのどらや太鼓を鳴らす。そうやって敵を欺く」ということ。このはったりによって、敵にこちらの軍勢を多く見せ、おびえさせたり攻撃をとどまらせたりすることができます。はったりは立派な戦略なのです。

『孫子』の教えをビジネスで考えるなら、「軍勢」を「自信」に置き換えられるでしょう。自信のなさを仕事相手に見せると、頼りないやつだと思われ、チャンスを逃してしまう可能性があります。

少し自信がないなと思っても、相手にそれを悟らせない「はったり」が必要。自信があるように振る舞い、相手の信用をゲットしましょう。

***
はったりには、自分の実力を伸ばせたり、相手の信用を得られたり、といったプラスの効果があるとわかりました。もちろん、できもしないことを言ったり、嘘をついたりするのはご法度。さまざまなビジネスシーンで、はったりをうまく使いこなしていきましょう。

(参考)
goo辞書|はったり
ewoman|円卓会議リポートデータベース
福田晃市(2015),『実践版「孫子の兵法」で勝つ仕事術』, 明日香出版社.


京都大学工学部電気電子工学科一回生。カリタス女子高等学校卒業。宇宙開発に興味あり。高校では演劇部に所属。文化祭執行部に入り、文化祭に積極的に参加。大学では硬式女子テニス部に所属。

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