メールは既に "オワコン" なのか? LINEとメールのメリットデメリットを考えてみた。

昨今、スマホの普及のためか、業務連絡などをLINEで送ってくる若者が増えていると問題視されることがあります。 「手軽かつ迅速に出来るLINEやSNSを頼らずにメールを使うなんてナンセンスだ!」という考える方もいるということでしょう。大学生の団体などではメーリングリストなども廃れてきてLINEグループでの連絡がもっぱら。Twitterで済ませてしまうというところまであるそうです。 重要な連絡をする際に何故、LINEが問題視されるのか。 セキュリティなどの面が論ぜられることが多いですが、今回はLINEとメールのシステムの違いから考えて見ましょう。

 

LINEは相手重視。メールは内容重視

 

LINEで言えばトーク一覧、メールなら受信箱、この2つが最も目にする画面だと思います。では、この二つの違いを見比べてみましょう。 LINEはチャット形式でメッセージをやりとりするので、ひとりひとりにトークルームが用意されています。トーク一覧はそれぞれの名前が並んでいて、最近会話した人ほど上に来ます。そして、最新のもの(それも一部)を除けば会話していた内容はわからず、その人から新着メッセージがあるかどうかだけがわかります。 一方、メールはメッセージごとに一件一件分かれており、同じ人からのものが連続して並んでいることもあります。また、タイトルから内容をうかがい知ることも出来るでしょう。 上記の特徴からLINEは「誰と」話しているかの相手重視、メールは「何を」話しているかの内容重視であることが分かります。これだけでも、ビジネスメールや業務連絡などの重要な事柄はメールの方が向いているということは伝わりますよね。 次にLINEとメールの長所短所を詳しく見ていきます。

 

便利なLINEと確実なメール

 

LINEの長所 ・即レス性が高い(会話が早く進む) ・前後の会話が一目で見られる ・相手の既読が確認できる LINEの短所 ・見落とした内容があってもトークの進行で流れてしまい気が付きにくい ・見落としがあっても「既読」がつくため相手には読んだものと勘違いされる ・人ごとや内容ごとに整理できない ・アプリのアンインストールなどで会話履歴が消える恐れがある

メールの長所 ・案件ごとに内容を確認できる ・フォルダ分けが出来るため整理しやすい メールの短所 ・やりとりに時間がかかる(とっさにレスポンスできない) ・前後のやり取りの確認も一目ではできない

速いテンポの会話が出来るという点でコミュニケーションツールとしてはLINEの方に分があるようですね。しかし、内容の見落としや既読有無の勘違いなど、ビジネスシーンにおいてご法度である「意思疎通の齟齬」が生まれやすいことが重要な連絡に適さない決定的な理由となるでしょう。 また、LINEのアカウントはたいていの人が一つしか持っていない為、業務連絡がプライベートなやり取りに埋もれてしまう、あるいは誤送信に繋がるという恐れもあります。 メールは特定内容について整理できるという点が後からの確認を必要とするビジネスに向いています。最近ではLINEにも検索機能が付きましたが、まとめることが出来なかったりトークルーム形式ではスクロールが必要だったりとまだ不便さは拭いきれません。また、他の会話も交じっているため論点が見つけづらいなどの欠点があります。 遅刻連絡などの緊急性が高いものはLINEのほうが良いという意見もありますが、それならば最も伝達が早い電話を選択すべきでしょう。 以上の点から、ビジネスシーンや業務連絡においてはメールを使うべきということがお分かりいただけたかと思います。

 

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1社単独運営のうちはSNSはメールに勝てない

 

最後に、種々のSNSが重要な連絡を担えない理由についてお話します。 LINEの他にもコミュニケーションツールは数多くあります。代表的なのはFacebookやTwitterなどでしょうか。これらのSNSがメールに勝てない理由、それは1社単独による運営のためです。 メールであれば、キャリアメールもフリーメールも運営会社の垣根を越えてやり取りをすることが出来ます。一方、SNSは自分と相手が同じものをやってなければ連絡をすることが出来ず、一斉に連絡する際などはいくつものSNSを使い分けなければならないとむしろ不便に。学生同士ならば同じSNSをやっている人だけ連絡すればいいかもしれませんが、社会人ではそれは通用しないでしょう。 また、SNSには流行り廃りがあります。TwitterやFacebookは10年ほど前にまでは影も形もありませんでした。今どれだけはやっていたとしても、5年後10年後に皆が使っているでしょうか? あるいは、サービスそのものが停止しているかもしれません。そうなると過去の情報を確認できないばかりか、連絡がつかないと人が多数出てくる可能性もあります。 今後、SNSの運営形態が変わる可能性もありますが、現時点ではその便利さだけを見て飛びつくのではなくより信頼性の高い手段を用いることが肝要でしょう。

Wikipedia|LINE(アプリケーション) BIGLOBEニュース|欠勤届に「ごめんね」スタンプ LINEで社内業務連絡は「あり」?

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