いつも時間に追われている人は「月曜日の朝」の過ごし方が最悪だった。

「嫌いな曜日は?」と聞かれたら、きっと多くの人が「月曜日」を思い浮かべるはずです

総合マーケティング支援を行なう株式会社ネオマーケティングによる『曜日に関する調査』で、1,000人のビジネスマンに同じ質問をしたところ、なんと69.5%もの人が、嫌いな曜日として「月曜日」と答えています。火曜日が21.9%、水曜日が16.4%と続いていますから、圧倒的な数字です。理由として挙がったのは「また今週も働かなければならないと思うから」「やる気が出ない」「忙しい」など。思い当たる人も多いことでしょう。

1週間の始まりである月曜日に “スタートの仕方” を失敗してしまうと、週の終わりに近づくほどに忙しさが増したり、残業を余儀なくされたりします。いつも時間に追われていると感じている人は、もしかしたら「月曜日の朝」の過ごし方に問題があるのかもしれませんよ。4つのNG例とともに、その改善方法をご紹介しましょう。

「月曜日を “二度寝” からスタート」はNG

休み明けの月曜日の朝は特に目覚めが悪い、そんな人も少なくないでしょう。なかには、スヌーズをかけて二度寝をしたり、起床時間を遅くしてギリギリまで寝たりする人もいるはず。しかし、医師・医学博士の裴英洙(はい・えいしゅ)氏は、月曜日の朝にすっきり起きられない人に次のような警告をしています。

月曜日にスッキリ目覚められなければ、週の頭からパフォーマンスが落ち、火曜以降にようやくリズムが戻り始める、という「スロースターター」になりがちです。

(引用元:ダイヤモンド・オンライン|月曜朝にシャキッと目覚める「休日の眠り方」

月曜から効率良く働き、1週間のスケジュールを管理しようと思ったら、初動が肝心なのですね。では、月曜日の目覚めを良くするためには何をすればいいのでしょうか。カギは「土日の過ごし方」にあります。

週末は遅寝をする人もいますが、裴英洙氏によると、寝だめは2時間以内におさめるべきなのだそう。また、休みだからといって1日中ゴロゴロしていると体内時計が狂い、寝つきが悪くなって、月曜日の目覚めも悪くなります。逆に、日中に適度に体を動かして “ある程度疲れさせる” ことで寝つきは良くなるのだとか。近所まで歩いて買い物する、庭の手入れをするなど、簡単なことでいいので体を動かす時間を作りましょう。

× 睡魔の誘惑に負けて二度寝をする 〇 「すっきり目覚め」が重要。そのために、土日をアクティブに過ごそう

「メール対応で午前中が終わってしまう」はNG

金曜日の夜から土日にかけての連絡がたまっているので、特に月曜日の朝はメールの対応に追われがちです。さらに、月曜日はミーティングが入りやすいため余計に、思うように対応が進まないということもあるでしょう。しかし、メール対応が後手後手になってしまうと、相手の印象を悪くしたり、その後の仕事が滞ったりと、悪影響が出やすいので注意が必要です。では、どうすればいいのでしょうか?

『仕事の9割は月曜日に終わらせる!』の著者である中島孝志氏は、月曜日の出社時間をいつもより早めにして、その時間をメール応対に充てることを提案しています。

月曜朝の通勤電車はいつもより混んでる、と思ったことはありませんか? 事実、混んでるんです。理由は簡単です。ビジネスパーソンも高校生や大学生も月曜日の朝イチにやるべきことがたくさんあるからです。 (中略) いつもの出勤時間(火曜日以降のウィークデー)ではとても間に合いません。

(引用元:中島孝志 (2014),『仕事の9割は月曜日に終わらせる!』, ゴマブックス株式会社.)

そのため、当然の発想として “早出” が浮かんでくるというわけです。ミーティングなど、ほかの業務に振り回されない時間帯にまとめてメールの対応を済ませてしまいましょう。早めの出勤のご褒美にお気に入りのカフェのコーヒーをテイクアウトしたり、好きなお菓子を買ったりすると、モチベーションも保てますよ

× メール対応で月曜日の朝からあたふた 〇 ちょっとだけ早めに出勤して、メールをさばいてしまおう

「いきなり難しい仕事から取りかかる」のはNG

土日のオフ状態から月曜日のオン状態への切り替えは難しいものです。にもかかわらず、最初から難しい仕事に手をつけてしまうと、全体的な効率が落ちて、日に日に時間に追われるようになってしまいます

そこで、解決策として提案したいのは、ずばり「単純作業」から始めること。日本経済新聞社「平成の名経営者100人」の1人に選出されている吉越浩一郎氏は、効率良く仕事を進めるコツとして次のように述べています。

集中度の高い、クリエイティブな仕事に取りかかるきっかけをつかみ損ねているときは、あえて、後回しにしてもいいような単純作業に取りかかるのです。

(引用元:東洋経済オンライン|事実!一流と二流は「休み方」に大差がある

また吉越氏によれば、単純作業には脳をリラックスさせたり、頭をリセットさせたりする働きもあるのだそう。やる気が出にくい月曜日の朝だからこそ、単純作業の利点を活かしましょう。

× 難しい仕事から取りかかろうとする 〇 月曜日の朝は脳にも準備が必要。まずは単純作業から始めよう

「月曜日の朝になって1週間のスケジュールを決める」のはNG

月曜日の朝にその週のスケジュールを組み立てると、ずさんな結果になって、時間を有効に活用できない可能性があります。理由は2つ、「月曜日の朝は忙しくて余裕がない」、そして「月曜日の朝はオンオフの切り替え途中なので頭が充分に働いていない」ためです。

単純なことですが、職場に着ていく洋服を、その日の朝に慌ただしく決めるよりも、前日の夜に決めておくほうが、当日の朝にゆとりが生まれますよね。これと同じように、事前の準備はとても大切なのです。

したがって、翌週からのスケジュールは前の週に決めておき、日曜日の夜には手帳で見直せる状態にしておきましょう。そうすることで、月曜日に向けて徐々にエンジンがかけられるようになり、モチベーションを高めた状態で月曜日の朝を迎えられます。『スピード段取り術』の著者・吉山勇樹氏は、次のような習慣を作ることを提案しています。

日曜日の夜ならじっくり冷静に仕事状況を俯瞰(ふかん)できるはず。入浴後や食後などにスケジュール帳を開く習慣を

(NIKKEI STYLE|ストレスなく月曜日を迎えるには 「日曜夜」を大事に

実業家・行政書士の臼井由妃氏によると、次の点に気をつけてスケジュールを組み立てると良いそうです。

・3段階で優先順位をつける ・5~15分のすき間時間でできることをリスト化しておく ・月曜日と金曜日はゆとりを持ったスケジュールにする ・夜アポの回数は週〇回までと決めておく

また、週の終わりにスケジュールの振り返りをすることや、「8割こなせれば良い」と完璧を求めすぎないことも大切です。

× 月曜日の朝に1週間のスケジュールを決める 〇 金曜日のうちに翌週の予定をスケジュールを決めておき、日曜日の夜に確認しよう

*** 多くのビジネスパーソンが「つらい」と感じる月曜日の朝ですが、土日の過ごし方や仕事の組み立て方で改善できる可能性があります。月曜日の朝にゆとりができると、その後もスムーズに仕事が進むので、時間に追われている人はぜひ見直してみましょう。

文 / かのえかな

(参考) 株式会社ネオマーケティング|曜日に関する調査 LIMO|予想通り!? ビジネスパーソンが「嫌いな曜日」、1位は何曜日? ダイヤモンド・オンライン|月曜朝にシャキッと目覚める「休日の眠り方」 中島孝志 (2014),『仕事の9割は月曜日に終わらせる!』, ゴマブックス株式会社. 東洋経済オンライン|事実!一流と二流は「休み方」に大差がある NIKKEI STYLE|ストレスなく月曜日を迎えるには 「日曜夜」を大事に 日経ウーマンオンライン|7日間を最大活用する予定管理のコツ

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