日本の会社員の94%は「やる気がない」!? その原因は “4つの悪習慣” にあった。

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世論調査や人材コンサルティングを手がけるアメリカのギャラップが、世界各国の企業を対象に「従業員の仕事への熱意度」を調べたところ、日本では「熱意あふれる社員」が6%しかいなかったのだそう。これは、調査した139カ国中132位と下位にあたる結果とのこと。

ビジネスパーソンは、1日の大部分を仕事に費やします。にもかかわらず、いまいち熱意が湧かないのはもったいないことです。しかし、誰もが最初から嫌々仕事を始めたわけではなかったはず。最初はみな、やる気や熱意に満ちあふれていたのではないでしょうか。では、そのやる気や熱意は、いったいいつから損なわれ、「眠い」「だるい」といったネガティブな感情に支配されるようになったのでしょうか?

やる気が出ないという態度をいつまでも見せていると、社内ではやがて「仕事がデキない人」という評価をされてしまいます。そうなる前に、やる気が出ない原因を作っている悪習慣をなくしましょう

【悪習慣1】社内でのコミュニケーションが不足している

『イラストでわかる やる気が出ないとき読む本』の著者・菊入みゆき氏によると、やる気が出ない人は職場での人間関係がうまくいっていないことが多いのだそう。たとえば「周りとやり方が合わない」「頑張っているのに認められない」「疎外感を感じる」といった不満がある人は、この悪習慣に陥っている可能性があります。

この悪習慣の原因は、あなた側だけにあるわけではないでしょう。しかし、ここで批判をしてしまったら、ますます悪習慣から逃れられなくなります。菊入氏は、やる気を高めるためには批判をせず、あえて周囲の良いところを見つけて「褒める」ことで歩み寄るのが良いと述べています。

やる気を高めるために、「批判モード」から「ほめモード」へ転換してみましょう。なぜなら、たとえ苦手な相手でも好意的に評価してみると、相手のやる気が高まり結果を出し、その結果、あなた自身も刺激を受け、やる気が高まるからです。もちろん、相手の良いところを自分の行動に取り入れることもできます。

(引用元:Adecco|仕事がなんだかやる気が出ない。6つのケース別対処法 ※太字は筆者が施した)

人間には、好意を示してくれた人に好意を向ける「好意の返報性」という心理的性質があります。この効果を活かして、社内でのコミュニケーションを円滑にすることで、自分のやる気を高めましょう。また、自分の頑張りを知ってもらおうと思ったら、こちらから上司に仕事の状況を整理・分析して伝えるといったコミュニケーションを取ることも大切です。菊入氏は、あらゆる場面で自分から働きかけることが大切だと述べます。

「周りがこうしてくれない」と考えるのではなく、自分から始めることが解決への早道なのです。

(引用元:同上)

さっそく、自分の社内コミュニケーションの現状を見直してみましょう。

【悪習慣2】目標を明確かつ細分化できていない

漠然と「あれをしないと、これをしないと」と考えると、面倒に感じてやる気が出なくなる……ということはありませんか? アドラー心理学を使った研修やカウンセリングで定評がある岩井俊憲氏によれば、目標が見えていなかったり目標が高すぎたりするときに、やる気が損なわれてしまうそうです。

高い目標に向かって突き進むのは、一見すると正しい姿勢に思えるだろう。子供の頃から学校で競争させられてきたビジネスパーソンとしては、「一体どこが問題なのか」と疑問に思うかもしれない。しかし、アドラー心理学では、高すぎる目標はやる気を損なう要因として要注意とされている。挑戦する前から「こんなのムリだ」「絶対に達成できない」と諦めてしまう可能性があるからだ。

(引用元:プレジデント・オンライン|アドラー心理学で解明「やる気」の出し方 ※太字は筆者が施した)

そこで、目標を設定かつ細分化し、ひとつひとつを達成可能なレベルにまで落とし込みましょう。IT関連を中心に執筆活動を行い、マーケティングも手がける丸の内とら氏は、目標の細分化で具体的な行動目標が立てられると述べます。

仮に、本年度の年間売上目標として1億2千万円という数字が提示されているのに対して、前年度の月の平均受注件数が3件、1件あたりの平均受注額が250万円だったとします。 この場合、前年度と同じ実績を上げただけでは目標を達成できませんので、何らかの形で不足する250万円の売上を作る必要があることがわかります。そのためにはどのような行動を取っていくべきだろうか……という具合に、現実的な目線で課題形成を行うことができます。

(引用元:株式会社富士通マーケティング|第05回 「目標設定」が勝負を分ける!?部下のやる気を引き出す目標設定3つの勘所

目標達成のためには、単純な作業をこなさなければいけないこともあります。行動心理学の研究者である池田貴将氏は、こうした退屈な作業も「具体的な手順」を明確にすることをすすめています。紙に書き出すことで、余計なことを考えずに機械的にこなすことができるようになるのだそう。

自分のマニュアルを作っておけば、いちいち立ち止まって逡巡しなくても済みます。「簡単なことだから、わざわざ手順を書き出す必要なんてない」と考える人もいるかもしれません。でも頭で考えながら動くよりも、まず機械的に手順を書き出しておいたほうが、明らかに行動に移しやすいといえます。

(引用元:東洋経済オンライン|やる気が出ない人を変えてしまう5つのコツ

さっそく単純作業をリストアップして、手順を書いた自分用のマニュアルを作成してみましょう。

【悪習慣3】「でも」「だって」など、言い訳が癖になっている

オリンピック選手らのサポートを行なっているメンタルコーチの大平信孝氏によると、やる気が損なわれる原因は、自分自身が発する「ある言葉」にあるのだそう。その言葉とは、次の6つです。

1.「でも」 2.「だって」 3.「どうせ」 4.「まあいいか」 5.「私は違う」 6.「時間、お金がない」

6つの言葉に共通するのは、自分がやらないことに対する言い訳につながるということ。「だって、~だから私には無理」「どうせ~だから私にはできない」といったように、自分の可能性を縮めてしまっているのです。大平氏は、これらの言葉を別の言葉に置き換えることをすすめています。たとえば、「だって」の代わりに「だからこそ」で言い換えてみましょう。

「Aさんが反対していたからこそ、慎重に取り組んで絶対成功させよう」「忙しくて時間がないからこそ、短時間で集中しよう」など、うまくいかない原因よりも、うまくいく方法を探す。うまくいく方法が見つからないときは、うまくいく方法を、今から自分で作ってしまいましょう。

(引用元:東洋経済オンライン|「やる気が続かない人」に多いヤバい口癖6つ

普段なにげなく発している言葉で、自分を縛りつけている可能性があります。口癖を自覚するのは難しいですが、気づいたらすぐに改めるよう意識しましょう。

【悪習慣4】睡眠をしっかりとれていない

生活面にも、やる気が出なくなる悪習慣が潜んでいる可能性があります。まず注目したいのが毎日の睡眠です。医師・坪田聡氏によると、睡眠が不足すると、やる気を出すために必要な「セロトニン」という神経伝達物質の分泌が減るのだそう。セロトニンの減少は、入眠時に必要なホルモン「メラトニン」の減少を招き、睡眠の質の低下を引き起こします。その結果、心身の不調を起こしてやる気も出なくなってしまうのです。

セロトニンの分泌を正常にするために、坪田氏は起きたあとや眠る前の習慣を見直すことが大切だとしています。寝起きはすぐに太陽の光を浴び、就寝前は38~40℃のぬるめのお湯につかってしっかりと身体を温めてから寝床に入りましょう

目覚めてから太陽の光を浴びることで、体内時計がリセットされ、脳からセロトニンが分泌されます。セロトニンが正常に分泌されると、夜に眠る時に必要なメラトニンも分泌され、眠りたい時間に眠れるようになります。

(引用元:フミナーズ|「やる気が出ない」のは病気!? 原因を知り、やる気を出す方法

睡眠不足では、頭がぼ~っとしてやる気が出なくても仕方がありませんね。睡眠不足を補うには睡眠時間を増やすだけではなく、睡眠の質そのものを高めることが大切です。そのためには睡眠や起床前後の習慣を改めましょう。

*** やる気が出ないというのは、傍から見る以上に、本人にとってはつらいことですよね。「やる気が出ないけど、どうでもいいや」と心から思っている人は少ないことでしょう。やる気が出ないために社内での評価も下がったら、まさに泣き面に蜂です。そうなる前に、自分で自分を苦しめている悪習慣を断ち切りましょう。

文 / かのえかな

(参考) 日本経済新聞|「熱意ある社員」6%のみ 日本132位、米ギャラップ調査:日本経済新聞 Adecco|仕事がなんだかやる気が出ない。6つのケース別対処法 プレジデント・オンライン|アドラー心理学で解明「やる気」の出し方 株式会社富士通マーケティング|第05回 「目標設定」が勝負を分ける!?部下のやる気を引き出す目標設定3つの勘所 東洋経済オンライン|やる気が出ない人を変えてしまう5つのコツ 東洋経済オンライン|「やる気が続かない人」に多いヤバい口癖6つ フミナーズ|「やる気が出ない」のは病気!? 原因を知り、やる気を出す方法

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