苦手な人を克服する術
みなさん、職場や学校に苦手な人、もっと言うと嫌いな人はいますか?誰しもきっと「あの人とはちょっと」という人の一人や二人はいると思います。そういう人が身近かにいると、少しずつの積み重ねからとても大きなストレスになってしまいます。今回は、ストレスを減らして少しでも楽しく過ごせるように「苦手な人を克服する術」をお教えします。
それは、一緒にお酒を飲んだりご飯を一緒に食べるというもの。「嫌いな奴とそんなことしたくない」なんて言わないで、まぁ聞いてください。実はこれ、「食で取り入る術」という忍術です。「五欲の理」という人間の5つの欲望を利用した忍術のうちの1つ。人間の食欲を利用して、相手を思い通りに操る忍術なのです。
「忍術」とはそう!何百年も前に忍者が使っていた術です。忍者は単に手裏剣を投げているだけではなく、心理戦にも長けていたのですね。 自分が苦手な相手に媚びているのではなく、「こちらが思い通りに操っている」と考えると、少し気が楽になりませんか?
教えてもらう時、最大限の効果を得る術
学校の授業だったり、職場で先輩から何かを教えてもらっている時。 「この人、今教えることに集中してないな」と感じることはないですか?先生だって上司だって人間です。やる気いっぱいのときもあれば、気分がノらないときもあるでしょう。
ご機嫌な状態であれば、おもしろい豆知識や自分の失敗経験など、一番役に立つ話をしてくれるでしょう。しかし機嫌が悪ければ必要最低限のことしか教えてくれずに後から「あの時教えただろう!」なんて怒られるかもしれません。
誰かに教えてもらうときは、相手が気持ちよく教えてくれる環境にした方が、お互いにとって幸せな結果になります。そんな幸せを呼び込むためのポイントは、「笑顔で」「うなずく等の反応をしながら」「真面目に聞いている」という姿をしっかりと見せること。この姿で教える側は俄然やる気を出してくれます。
ちなみに東京大学で「女の子が大好きな先生の授業では、女の子が前の方の席に座る」という作戦を立て、実行したことがあります。すると、先生はご機嫌になり、授業の雰囲気が良くなったのです。
これは人間の性欲を利用して相手を思い通りに操る「性で取り入る術」という忍術です。最初に述べた「笑顔でにこにこ頷きながら聞こう」というのも、教える側が男性であった時は教えてもらう側が女性の方が効果があります。言うまでもなく、これも「性で取り入っている」からです。良い悪い、ではなく、「効果がある」と忍者が考えていた術なのですね。
みんなが喜んで自分に教えてくれる術
「自分の志望校に合格した先輩から勉強方法を聞きたい」「次回の大きなプレゼンのために、あの先輩からアドバイスが欲しい」そんな時、ありますよね。ただ困るのは、相手があまり親しくない関係のとき。
その時に有効なのは「趣味から相手を落とす」こと。まず、相手の趣味が何かを調べましょう。そして、その趣味についてなるべく多くの知識を身に付け、どうにか話す機会があった時に「○○が好きなんですよね? 実は私も好きなんです!」と言って近づくだけ。 これで仲良くなれます。
知識を身に付ける段階で挫折しそうになったら、「○○について興味があるので、○○について詳しい先輩に教えてほしいです!」と言うのもOK。これは、趣味を利用して相手を思い通りに操る「風流で取り入る術」という忍術です。この術がきっかけて仲良くなることができれば、きっと色々な情報を嫌な顔せずに与えてくれるでしょう。
以上、「五欲の理(ことわり)」という忍術から3つを紹介しました。どれも「相手を思い通りに操る」忍術で、「こんな術を使うのは性格の悪い人だ!」と感じた心の清らかな人もいることでしょう。でも大丈夫。「自分も相手も幸せになるために使う。それ以外の目的では使わない」と決めて使えばいいのです。
今回の忍術で利用した欲望は「食」「性」「風流」の3つですが、残りの二つは「名声」と「財産」です。紹介した3つの忍術は、忍術を使う人も使われる人も幸せになれる使い方が思いついたのですが、残りの2つの忍術は、あまり幸せな未来が見えなかったので紹介はしませんでした。
さぁこの三つの術を頭にいれ、みんなが幸せになれるような忍術を使う、素敵な現代忍者になりましょう!
参考: 五情五欲のバランスを考える!~忍者の忍術が語源の人間の感情と欲望は時代を超える!
人に好かれたいなら「五欲」を刺激し、満たしてあげれば良い!!