不安に押しつぶされそうになってパニックに陥ったり、カっとなって物にあたり大切なものを壊してしまったり…… 怒りや不安などといった負の感情のせいで起こった失敗って多くありませんか? 人間はいとも簡単に感情に振り回されます。ですが逆に考えてみれば、それは感情をコントロールできれば、私たちが望む行動をとりやすくなるということです。 今回は感情のコントロールについて考えてみたいと思います。
何事もほどほどが一番です
私たちが悪いものととらえがちな怒りや不安といった負の感情。ですが、こういった感情はやる気やパフォーマンスの向上に必要です。 私たちが意欲的に行動しようとするとき、脳内にはノルアドレナリンが放出されます。このノルアドレナリンは怒りや不安といった感情のときに放出され、やる気などのカギになっているんです。 もちろんご存知の通り、過度な怒りや不安は私たちのパフォーマンスを落とさせます。 すごく緊張して頭が回らない、体も硬直して動かないということを経験したことがあるかと思います。 怒りや不安といった感情はある、なしで考えるのではなく、どこまでコントロールできるかが大切なのです。
負の感情をいなすには?
負の感情はコントロールすることが大切です。とはいえ、全く不安がないときや、全く怒っていないときよりも、過度の不安や怒りに飲み込まれそうな時のほうが多いかと思います。なので、負の感情に流されかけているときのことを考えましょう。 怒りや不安といった負の感情の多くは交感神経を活性化させます。 交感神経を抑制すれば怒りや不安も消えますが、実は交感神経を直接抑制するには薬に頼るしかありません。そのため、副交感神経を刺激することによって交感神経を抑制します。 副交感神経を刺激するのには声をあげて笑うことが有効です。 ただ残念なことに、無理に笑うことには意味がありません。笑える過去の出来事などを覚えておくといいかもしれませんね。
副交感神経を刺激すること以外にも、今の自分の置かれた状況や感情を口に出してみるということも感情のコントロールには効果的です。 感情コントロール術の一つ「不安・ストレスログ」という手法で、自分を客観的に観察でき、冷静になることができます。怒りや不安などの感情をなるべく具体的にし、対処可能か、重要かどうかで分類することにより対処がしやすくなりますよ。
日本一熱い男が感情コントロールのカギ?
松岡修造氏といえば熱い応援メッセージが有名ですが、実は彼の言葉に感情コントロールのヒントがあります。
苦しいか? 修造! 笑え! 崖っぷちありがとう! 最高だ!
引用元(癒しツアー|松岡修造の名言・格言)
これらは苦しい現状にいる自分の感情を口にだし、笑い飛ばすことによって過度な負の感情を消し、最高の状態を作り出すことができる言葉です。 苦しい状況や怒っているときにその状況を笑おうというのは大変なことだと思います。ですが、これらの松岡氏の言葉を自分に言い聞かす際に松岡氏の面白い行動などを思い出せば、笑いやすくなるのではないでしょうか。
ともすれば暴走しそうになる負の感情をコントロールするのは、なかなか大変なことです。ですが感情を思いのままにできれば、望むがままの行動をすることができます。負の感情に流されそうなときには松岡氏の言葉を思い出し、笑って対処してみてはいかがでしょうか。
参考サイト ストレスフリーNavi.|副交感神経を活性化してリラックスする簡単な6つの方法 Dreamer|デキる思考法!感情的な自分を『客観視』する7つのトレーニング 東洋経済ONLINE|「修造の日めくり」は、だからバカ売れする 癒しツアー|松岡修造の名言・格言