参考書。意気揚々と勉強するつもりで買ったものの、結局買ってきただけで、テスト前に慌てて開くだけ……なーんて経験ありませんか? せっかく高いお金を払って買っているのにそれではもったいない! 参考書を買ったときのやる気をそのまま勉強へのやる気につなげるお話です。
最初の数ページを読んでから買う
買ってからやる気が起きない理由の一つに「思ったよりも難しかった」というものがあります。いざやろうと思ってページを開くと説明の文章が多く、なかなか問題演習にたどり着かない、問題を解いてみたけれど解説が難しすぎる……装丁のきれいさに騙されて買ってしまうとこのような事態に陥ります。 それを防ぐためには、買う前に、書店でその参考書の最初の数ページを読んでみましょう。何ページか読んでみるだけでもその参考書のおおよその雰囲気がつかめ、このような失敗を避けることができます。また、買う前にあらかじめその参考書に少し触れておくことで、買ってからその参考書に取り組むハードルが大幅に下がります。人間知らないものを新しく始めるにはパワーが必要ですが、知っているものだとだいぶん取り組みやすいものです。
書店で学習計画を立てる
最初の数ページを読んで買うことに決めたら、その場でざっくりとした学習計画を立てておきましょう。例えば意外とイラストが多く、サクサク進められそうだから1日10ページずつ進めて20日で終わらせる、とか、問題が思ったよりも難しいから1日1問をめどに、この参考書をメインに進めていく、といった具合にです。 家に帰り、その参考書しか選択肢がないと無理な計画を立ててしまい挫折もしかねませんが、書店で計画を立てれば「こんなに日数がかかるのなら、もっと問題数は少なくていいからさっと終わるものはないかな?」とほかの参考書を探すことができます。 予定を立てるのは1,2分もかからない作業なので、ぜひぜひやってみてください。
買う前に友達や塾から借りてやってみる
そこまでやってもなかなか買ってから続かない参考書ってありますよね。 そうならないためにも、可能ならば友人や塾の参考書スペースでその参考書を借りて、実際に3~7日やってみるようにしましょう。私の経験上1週間続いた参考書はたいてい最後までやり通すことができます。 また、意外と簡単で1週間あればさくっと終わってしまうものもありますし、友達に返さないといけない、というタイムリミットは「明日やればいいや」という気持ちを薄れさせてくれます。
それでもだめならなるべく薄い参考書を選ぶ
それでもだめだったり、また書店ではなくAmazonなどオンラインで参考書を買う方は、なるべく薄いものを選ぶようにしましょう。参考書はやる気があれば関係ないのですが、やる気がない時には、分厚い参考書はそれだけでやる気半減です。 分野別のものなど、薄くて1週間程度で終わりそうなものもありますし、また厚みはあってもイラストが多く、サクサク読めるものもあります。参考書は説明の仕方に違いはあれど、結局内容はどれも同じです。それならばかかる時間や労力の少ない薄いものをえらびましょう。それが多少レベル的に不満足なものであれば、それを一通り終えてからもう少し難易度の高いものにチャレンジしましょう。
*** 積ん読になってしまうのは非常にもったいないもの。せっかく参考書を買うならしっかり使い込みたいですよね。ぜひぜひこの方法で参考書をしっかり活用しきってください。

