マネするもマネしないもあなた次第。成功者がやっている “ちょっと奇妙な習慣”

成功者の奇妙な習慣01 皆さんは、人に自慢できるような “良い習慣” を持っていますか?

習慣は人をつくります。良い習慣は人を成長させ、悪い習慣は人を堕落させます。では、どんな習慣を持つのが良いのでしょうか?

今回は、ちょっと変わった視点から、成功者たちが持つ習慣を3つご紹介します。

成功者は良い習慣を持っている

成功者の多くが何かしらの良い習慣を持っていることは、皆さんもどこかで耳にしたことがあるかと思います。

例えば「早起き」。世界の名だたる大企業の経営者たちは例外なく早起きです。アップルCEOのティム・クック氏は、午前3時45分に起床し、毎日700~800通も届くメールの処理に取りかかるのだそう。スターバックスCEOのハワード・シュルツ氏も、午前4時半には起きて出社するそうです。

あるいは「読書」。元外務省主任分析官で『国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて』 (新潮文庫)を代表作に持つ作家の佐藤優氏は、新聞や雑誌のほか、月平均300冊もの本に目を通しています。前アメリカ大統領のバラク・オバマ氏も無類の読書好きとして知られ、毎年夏には「夏の読書リスト」作りが恒例となっています。

あるいは「運動」。gooリサーチとプレジデント編集部が共同で実施した調査によれば、年収1,500万円以上の層と年収400万円台の層を比べてみたところ、日頃から運動習慣を取り入れている人の割合は、前者の層のほうが圧倒的に高かったのだそう。

でも、この記事でご紹介したいのは、こういう “ベタな” 習慣ではありませんよ。マネするもしないも、あなたの自由です。ここからは、その成功者しかやっていない(?)、一風変わった “ちょっと変な習慣” をご紹介していきます

元JT執行役員 米田靖之氏「レストランでは、あえて “食べたことのない料理” を注文する」

JT時代、人事部長として「変人採用」を推進し続けてきた米田靖之氏。彼は著書の中で、「ビジネスでイノベーションを起こせる人は、どこか変な部分を持っている」と述べています。

AIやロボット技術の発達に伴い、ビジネスの現場や仕事のやり方は今後大きく変化していくと、米田氏は指摘しています。そこで求められるのは、既存のマニュアル通りでしか仕事ができない人ではなく、自分の頭で新しいことを考え出せる人。そのためには、日頃から “おもしろいこと” を仕掛けていくことが大切なのだとか。

そして米田氏自身も、決して普通の人にならぬよう、「新しいものは “とりあえず試す” “とりあえず買う”」といった行動を普段から心がけているのだといいます。そこには、以下のような明確な意図が。

レストランで見たことがない料理があったら、まず食べてみる。はずれたら嫌だから、すでに知っているメニューを頼んでしまうという人も多いでしょう。まあ、実際のところ、そういう珍しいメニューはだいたいはずれですよ。本当においしければ、定番メニューになっているはずですからね(笑)。
ただ、あえてはずれを引くためにそうしているところもあるのです。「こんなにまずいものをなぜメニューに載せているのか? そこにはなにか意味があるはずだ」なんて、いろいろなことを考えるきっかけになりますし、失敗がなんらかのひらめきを導いてくれることもあるからです。

(引用元:StudyHacker|これからの時代に求められる「変な人」は「感動する心」を忘れない——人材採用アドバイザー・米田靖之さんインタビュー【第3回】

新しいものに触れて初めて気づくこと、失敗して初めてわかることは、当然ですが “いつも通りの行動” のなかには存在しません。ちょっとだけ冒険してみると、日常に新たな発見が生まれるかもしれませんよ

日本電産会長 永守重信氏「大ボラを吹く」

ソフトバンク社長の孫正義氏、ファーストリテイリング会長の柳井正氏と並び、「大ボラ三兄弟」と称されているトップ経営者が、日本電産会長の永守重信氏です。

しかし、この「大ボラ三兄弟」とは、決して蔑称ではありません。周囲の人は絶対に実現不可能だと思うような、あまりにも高い経営目標(=大ボラ)を掲げ、それを見事に実現してのけるところに、彼らのすごさがあります。

1973年に日本電産を創業した永守氏は、売上高が100億円に達した1985年頃には、「1,000億円企業になる」と宣言しています。そして、実際に1,000億円に到達した1998年頃には「1兆円企業になる」と言い、現在は「2030年に10兆円企業になる」という目標のもと、その経営手腕を余すところなく発揮し続けています。以下は、永守氏の言葉です。

若者は大ボラを吹けと言いたい。懸命に努力するうちに、大ボラが中ボラになり、中ボラが小ボラになり、やがて実現可能な夢になる。
創業者仲間であるソフトバンクの孫正義社長もファーストリテイリングの柳井正会長も大ボラを吹きまくっている。50歳を過ぎても、あれだけの大ボラを吹けるのは立派。若いうちに固まってしまうのはダメだ。
私は現役の社長である限り、大ボラを吹き、これを中ボラ、小ボラ、そして実現可能な夢にしていきたいと思っている。

(引用元:起業家倶楽部|夢を形に/日本電産社長 永守重信

もちろん、「大ボラ」を本当に実現させるための手腕となると、また別の話なのかもしれませんね。でも皆さんも、ぜひ「大ボラ」的な目標を周囲に公言してみてください。意外と、「やらなければ」という急いた気持ちが、あなたに変化をもたらしてくれるかもしれませんよ。

マイクロソフト創業者 ビル・ゲイツ氏「外部との接触を完全に断っての “Think Week”」

マイクロソフト社を創業したビル・ゲイツ氏は、年に2回「Think Week」という休暇の週を設けています。この期間、ゲイツ氏は家族や親しい友人の来訪さえも禁じ、誰も知らない場所にたったひとりで閉じこもるのです。そこでは、マイクロソフトのエンジニアらが作成したアイデア報告書に目を通したり、読書をしたりしながら、仕事や人生に関わる重要な決断をします。

たとえば、1995年のThink Weekでは、ゲイツ氏はインターネットの未来について徹底的に調査・考察を行ないました。そして、マイクロソフトの全役員に「The Internet Tidal Wave(押し寄せるインターネットの波)」という題のメールを送付。そこに書かれていた未来予測は、驚くほど正確だったのだそう。その後、マイクロソフト社がウェブブラウザ業界を席巻する会社になったことは、説明するまでもないでしょう。

もちろん、一介のビジネスパーソンが1週間も仕事を離れるのは、少し難しいのかもしれません。でも、週末限定の「Think Weekend」だったらできそうに思いませんか? 「Think Weekend」については、StudyHackerの記事「自分と向き合い、思索にふける。ビル・ゲイツの毎年の習慣『Think Week』」に詳しく書かれていますよ。ぜひ一読してみてください。

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以上、成功者たちの一風変わった習慣をご紹介しました。

マネするもしないもあなた次第です。ぜひ明日からの生き方の参考にしてみてください。

(参考)
BUSINESS INSIDER|起床は3時45分! ティム・クック氏の毎日
LEADING&COMPANY|スターバックスCEOが毎朝4:30に起きる理由「21世紀の歴史は朝に作られる。」
東洋経済オンライン|佐藤優「月間300冊の読書は、これで可能だ」 「2種類の速読」に池上彰も驚く、その秘訣は?
BUSINESS INSIDER|夏の読書に! アメリカのオバマ前大統領が薦める17冊
プレジデント・オンライン|「年収1500万社員vs400万」630人分析! -グズ脱出&メリハリ化のコツ、すべてわかった【2】
StudyHacker|これからの時代に求められる「変な人」は「感動する心」を忘れない——人材採用アドバイザー・米田靖之さんインタビュー【第3回】
Business Journal|トップに立つ人はやっぱり「変人」だった! 世界のリーダーたちの意外すぎる行動7選
NIKKEI STYLE|孫さん柳井さん私「大ぼら3兄弟」最後に生き残るのは
起業家倶楽部|夢を形に/日本電産社長 永守重信
日経ビジネスオンライン|永守流「社員への夢の示し方」 経営の最大の特徴は「ホラ」である
StudyHacker|自分と向き合い、思索にふける。ビル・ゲイツの毎年の習慣『Think Week』
日経ビジネスオンライン|休暇は仕事を離れ思考に専念 韓国経営者が明かす休暇の過ごし方

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