デキる人が「水曜日」を大切にする深い理由。1週間の予定は必ず “週の真ん中” で立てなさい。

水曜日は気持ちが緩んで中だるみする……。疲れがたまって、やる気が起きない……。まだ休みまで2日もあってウンザリ……。そんな声が方々から聞こえてきますが、「水曜日」はとても大切だということをご存知ですか? デキるビジネスパーソンが、水曜日を大切にすることには理由があります。ご説明しましょう。

水曜日って、どんな曜日?

イギリスで女性2000人を対象に行った2013年の調査では、女性がもっとも老けて見える時間が「水曜日の午後3時30分」だという結果が出たそうです。

また、サントリー食品インターナショナル株式会社が2011年2月16日から3月10日にかけて行った調査では、Twitter上でもっとも多く「疲れた」とつぶやかれる曜日が「水曜日」だと分かりました。

多くの企業や官公庁も、水曜日を「ノー残業デー」にしているといいます。つまり、週の真ん中「水曜日」は、仕事のストレスや疲労が蓄積していると感じやる気が低下しやすい曜日なのです。

間違った水曜日の過ごし方

そうしたことから精神科医の西多昌規氏は、週末に向けてダレないように、「水曜日」はハーフタイム的な位置づけにするようアドバイスしています。

一方、実業家で行政書士・作家・エッセイストでもある臼井由妃氏は、著書『できる人はなぜ、本屋で待ち合わせをするのか? この「ひと工夫」が一流の人生を作る。』のなかで、中だるみの「水曜日」は心身に刺激を与えるようすすめています。

双方のアドバイスは一見相反するようにも見えますが、重要なのは間違った過ごし方をしないこと。一番やってはいけないのは、「疲れがピークになるから」と理由づけて、“中だるみの日”というレッテルどおりにダラダラと「水曜日」を過ごしてしまうことです。デキる人は、決してそんな風に「水曜日」を過ごしません。

デキる人は、水曜日に「1週間のスケジュール」を立てる

『「ラクして速い」が一番すごい』の著者で、人事・戦略コンサルタントの松本利明氏は、1週間のスケジュールを立てるタイミングとして、週の真ん中を推奨しています。

その理由は、「水曜日」なら週前半の反省を行い、それを週後半・翌週にも生かせるから。貴重な1週間を、無理なく効率的に過ごせるわけです。

それに、習慣化コンサルタントの古川武士氏によれば、脳は新たな行動に取りかかるときに、膨大なエネルギーを使うそう。週の初めに「さてと、スケジュールを組むか」と真っ新なところから始めたり、週末に立てておいた週明けのスケジュールが現実的な状況にともなわず、微調整したりしていると、認知的な負荷を大きくしてしまいます。

だからこそ仕事がデキる人は、「水曜日」にスケジュールを作成して認知的な負荷を最小限にしながら、しっかりと効率も上げているのです。

デキる人は、水曜日に「ミーティング」を入れる

ミーティングの出席率を高めたいなら、火曜日の午後2時30分に行うのが最適なのだとか。企業向けのスケジューリングアプリをつくっているイギリスの会社 YouCanBookMe は、200万人以上の回答を得て調査を行い、ほとんどのビジネスパーソンがその時間帯はフリーだと結論づけたそう。

その背景には、月曜日と金曜日は比較的外出する人が多いためミーティングの出席者が少ない、午前中はビジネスパーソンにとって「まだ準備が整っていない」時間帯である、といったことなどがあります。午後になれば、その日の仕事がいくらか片づいているので、ミーティングへの出席が積極的になるというわけです。

ただし、その調査を行った YouCanBookMe が全体会議を行っているのは、火曜日ではなく「水曜日」の午後3時なのだとか。その理由は、月曜日の仕事開始から水曜日の昼食時間までには既にいろいろなことが起こっているので、スタッフが報告すべきことや、何をすべきなのか把握できているから。週の真ん中に情報を共有できれば、週の後半にそれを活かすことができ、軌道修正も行えるでしょう。

だからこそ、仕事がデキる人は、可能な限り「水曜日」にミーティングを入れ、その効果を最大限に活かしています。

デキる人は、水曜日に「重要な仕事」に取りかかる

医学博士の石黒源之氏は、健康を損ねやすい魔の時間帯を「ブラックタイム」と呼ぶそうです。そして、それは主に月曜日を指しています。同氏によれば、1週間の中でもっとも月曜日に心筋梗塞や脳梗塞、男性の自殺、子どものおねしょまでもが多いと分かっているそう。

そのため石黒氏は、大きなストレスになるので月曜には大事な予定を入れないよう注意しています。月曜日は、なるべく気をラクにして取り組める仕事を入れておくのがいいとのこと。そして、大きい仕事は「水曜日」か「木曜日」に入れたほうが、ストレスを感じにくいそうです。

心身の健康は、仕事の効率や生産性を高める第一条件です。そしてストレスは、集中や計画、意思決定、洞察、判断、想起などにおいて重要な役割を担う脳の前頭前野に悪影響を及ぼし、支配力を弱めるといいます。

前頭前野の支配力が弱まると、視床下部などの支配が強まり、不安を感じたり、衝動に負けたりするそう。そんな状態では、仕事をうまくこなすことなんてできません。

だからこそ、仕事がデキる人はブラックタイムを避けて、「水曜日」から重要な仕事に取りかかるのです。

デキる人は、水曜日に「仕事をサッと切り上げる」

先述したように、「水曜日」はハーフタイム的な曜日であり、刺激が必要でもある週の真ん中です。だからこそ、

・スケジュールを組み ・ミーティングを入れ ・重要な仕事に着手して

密度の濃い仕事時間を過ごしたら、決して残業などせずサッと仕事を切り上げます

プライベートな時間を心地よく、刺激的に過ごすために、人と会うのもよし、ジムに行くのもよし、映画館に行くのもよし、本を買ったり、DVDを借りたり、話題のスイーツを買ったりして家に帰るのもよしです。そうしてリフレッシュすることにより、活力にあふれた週の後半を過ごすことができるでしょう。

だから仕事がデキる人は、いつも「今度の水曜日は何をしようかな?」とワクワクしながら予定を立てており、「水曜日」当日はサッと仕事を切り上げるのです。

*** 水曜日には映画鑑賞券が安くなるレディースデーやサンクスデーがあり、デリバリーや持ち帰りができるピザ店、もしくはファストフード店でも水曜日限定のサービスを行っています。そうしたさまざまなサービスにもアンテナを張り、「疲れる、やる気が低下する、中だるみする水曜日」から、「効率がよくて楽しい水曜日」に変えていきましょう!

なお、『週の要は水曜日にあり! 生産的な1週間を過ごすための、スケジューリングのコツ』にも、水曜日についてのアドバイスがあります。こちらもぜひ参考にしてみてください。

(参考) PR TIMES|株式会社バスクリンのプレスリリース|【バスクリン】働く女性の曜日と疲れ・ケアに関する意識一斉調査リリース 新刊JP|“水曜日に疲れない”ウイークデーの過ごし方 ダ・ヴィンチニュース|「水曜日」に予定を立てると仕事がはかどる!? できるビジネスマンの働き方 Study Hacker|いつも “余裕に見える” 人が普段こっそりやっている4つのこと。 Quartz at Work|The best day and time to hold a meeting at work 東洋経済オンライン|医師が警告!「月曜日は、ここまで危険だ」 東邦大学| 生物学科|ストレスと脳 臼井由妃著(2014),『できる人はなぜ、本屋で待ち合わせをするのか? この「ひと工夫」が一流の人生を作る。』,翔泳社.

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