たとえばカップ麺のお湯を入れてからの3分。たとえば家族のお風呂の順番待ちの20分。 中途半端なスキマ時間を、どのように使っていますか?スキマ時間といえども、ちりも積もれば山となります。今回は、スキマ時間を最大限に活用する方法をご紹介します。
スキマ時間を勉強に活用するメリット
スキマ時間とは予定と予定の間にあるとても短い時間の事。以前StudyHackerでも紹介されていたように、タイムプレッシャーは集中力がアップします。そのため、スキマ時間は、勉強にもってこいなのです!
1日10分のすきま時間を1日に3回、勉強時間に充てるだけで、1ヶ月に単純計算すると 10(分)×3(回)×30(日)=15時間 となります。 (引用:勉強のプロセス|すきま時間を勉強に使おう)
年間に直すと、180時間。これをだらだらと無駄に過ごしてしまうのはもったいないですね。
1週間を分析してみる
まず、自分の1週間を振り返り、どのくらいのスキマ時間があったか思い出してみましょう。 例えば、TOEIC280点から半年で800点に上げ、現在同時通訳者として活躍している小熊弥生さんは、毎日の生活の中で以下のようなスキマ時間を見つけたそうです。
・信号待ち時間、50秒 ・電車待ち時間、数分から10分 ・エスカレーター、1分 ・シャワー時間、5分 ・寝る前、10分 ・トイレ、1分 ・歩行時間、数十分 ・寝てる時間 ・お昼を注文して待ってる時間、5分 ・電車に乗ってる時間、1時間 (引用:Hi career|第29回 隙間時間の見つけ方、活用法&時短勉強法!)
一日にこれだけ勉強に使える時間があったと考えるとぞっとしてしまいますね。 さすがに、これらのスキマ時間すべてを勉強に使え!とは言いません。もちろん休息も必要ですし、あまりに勉強時間を詰め込んでしまうのも非効率です。 みなさんもまずは、自分のスキマ時間を見つけ、その中から勉強に使うものを選び抜き、決めた時間は絶対に勉強するようにしましょう。
スキマ時間に向いている勉強とは?
ズバリ、暗記ものや復習です。また、筆記用具などを使うものは場所を選ぶし、用意する時間がもったいなかったりもするのでナシ。逆に、まとまった時間があるときには、これらの筆記用具を使う勉強をして、暗記や復習はしないことをお勧めします。せっかく時間があるのに、わざわざ短時間でできることをするのは非効率的です。
1つのスキマ時間に1つのテーマを
例えば、電車通学中 ⇒ 『世界史の教科書』 トイレ ⇒ 『英単語10個』 寝る前 ⇒ 『その日の復習』 といったように毎回することを変えるのではなく、自分でテーマを決めてスキマ勉強に取り組むことはとても大切です。 なぜなら、一つ一つの行動と勉強のテーマを結びつけることで、その行動と一緒に思い出せるというメリットがあるからです。いろいろな科目のいろいろな分野を同時に暗記しなければならないというときに、複雑な情報を行動を基に整理することはとても効果的です。
*** いかがでしたか。忙しい忙しいと思っていても探せば意外とスキマ時間はあるもの。 スキマ時間を有効に使うことができれば、あなたの生活はより充実したものになるはずです。 まずは自分の生活を振り返ることから始めてみましょう!
(参考) 勉強のプロセス|すきま時間を勉強に使おう Hi career|第29回 隙間時間の見つけ方、活用法&時短勉強法!