研究結果から判明「最高の結果を出す一流」がしている4つのこと。“ずっと二流” とはここが違う

一流が一流である理由01

「成功を収めたい」「一流と呼ばれる人になりたい」と願う一方で、「成功しているあの人と自分は違いすぎる」「成功するのは才能をもつ人だけだ」と、どこか諦めている……。

そんな方は、これからご紹介する「一流になる秘訣」を取り入れることで、二流から脱却する道が見えてくるかもしれませんよ。

一流は「適度に先延ばし」する

一流は、やるべきことをすぐに終わらせる。そんなイメージをもつ方は多いでしょう。しかし意外にも、そうとは限らないようです。

アメリカの心理学者アダム・グラント氏は、クリエイティブな人は「適度な先延ばし」をする習慣があり、それが大きな成功につながる場合があると指摘しています。

グラント氏がこの事実に気づいたきっかけは、以下の経験だったそう。

――ある学生起業家たちから投資を依頼されたグラント氏。学生らがサービス開始予定日になってもウェブページを完成させなかったため、見限って投資を断ることに。しかし、のちに彼らが立ち上げた、眼鏡をオンラインで販売する「ワービーパーカー」は、10億ドル以上の企業価値をもつ会社へと育った――

一流が一流である理由02

この経験を契機として、グラント氏は「創造性」と「先延ばし癖」について研究を始めました。その結果わかったのは、なんと「前倒しで課題を終わらせる人」が最も創造性に乏しいということ。不安にかられているため、クリエイティブな能力を発揮しづらいのだとか。

また、「先延ばしをしすぎる人」も思わしい結果を出せなかったとのこと。最高の結果を出したのは「適度に先延ばしをする人」だったそうです。

グラント氏によると、適度に先延ばしする人は先延ばし期間にたくさんのアイデアを育てているとのこと。「着手は早いが、仕上げに時間がかかる」特徴があり、マイペースに自分のアイデアを精査しているのだと言います。

一流が一流である理由03

あなたが「前倒し」タイプの場合、タスクを終わらせずに先延ばししてみると、いままでとは違ったアイデアが生まれるかもしれません。逆に「先延ばしをしすぎる」タイプなら、とにかく着手することが先決。

かく言うグラント氏は、生粋の「前倒し」タイプ。あえて原稿を未完成のまま放置したところ、その先延ばし期間中に新しいアイデアが生まれたそうですよ。一流になる秘訣は「適度な先延ばし」。ぜひ覚えておきましょう。

一流は「失敗を恐れない」

失敗したらどうしようという恐れは、「何かを成し遂げたい」という気持ちの最大の邪魔。しかし一流の人は、そんな恐れのせいで二の足を踏むことはないようです。

ベストセラー『サードドア 精神的財産のふやし方』の著者アレックス・バナヤン氏は、このような恐れを、「フリンチ」と表現しています。フリンチとは、「ひるむ」「たじろぐ」という意味の英単語です。

多くの著名人に「成功の秘訣」をインタビューし続けてきたバナヤン氏いわく、成功者たちはみなフリンチを経験してきたとのこと。その克服法についてこう述べています。

フリンチは、何か大変なことを感じて、ひるんでしまう感情のことですね。あらゆる成功者が、初期の段階で感じているものです。そうした恐れや不安は消えるものではなく、人生においてつねに感じるものだと考えてください。不安にならないこと、それを消し去ることは目標にはならないのです。不安がある状態に慣れること。そして、不安に飲み込まれないようにすることが重要です。

(引用元:東洋経済オンライン|成功する人は「自己否定する力」が凡人と違う ※太字による強調は編集部が施した)

一流が一流である理由04

コンサルタントで『世界のエリートの「失敗力」』著者・佐藤智恵氏は、グローバル企業では「大きな失敗をした人」が評価されるようになってきていると言います。たとえ失敗しても、そこから学びを得て復活できる人にこそ、成功の資質が備わっているのです。

失敗を恐れて挑戦しないうちは、二流のまま。失敗を悪いものと思わないことが、一流への第一歩かもしれません。一流の人生観とは、「一気にゴールまでのぼりつめない。失敗を『前向きに』に重ねながら進んでいく」ということなのでしょう。

一流が一流である理由05

一流は「感情をコントロール」できる

その場の感情に流されがちな二流と違い、一流は感情コントロールの大切さをよく理解しています。なぜなら、「感情をコントロールできるかどうか」が自身の評価を左右するから。

かつてマッキンゼー・アンド・カンパニーに勤めたビジネスコーチの大嶋祥誉氏いわく、同社の優秀な人材は例外なく感情コントロールの達人だったとのこと。些細なことで心を乱し、仕事に悪影響を及ぼすことなど決してないのだそう。また、「自己コントロール(すなわち感情コントロール)能力が優れたビジネスパーソンは周囲からの評価が高い」という調査結果もあると言います。

加えて、経営コンサルタントのブライアン・トレイシー氏は、成功者は「他者優先」であると述べます。彼らは「人生のあらゆる成果は、人のサポート、貢献、協力なしには得られない」と知っているのだとか。感情を安定させられなければ、こういった他者の協力を得られるはずがありませんよね。

一流が一流である理由06

それでは、どのように感情と付き合えばいいのでしょう? 

精神科医のゆうきゆう氏は、「90秒ルール」で感情を流すことを提唱しています。というのも、感情を引き起こす脳内物質は「たった90秒」で消えてしまうから。ハーバード大学の神経解剖学者ジル・ボルト・テイラー氏の実験で明らかになったそうです。90秒過ぎても感情を引きずる人は、その感情をもち続けることを自ら選んでいるのだとか。

ゆうきゆう氏によると、ネガティブな感情は無理に抑えつけず、「90秒だけ感じよう」と時間を区切ると楽になれるとのこと。ぜひ、感情を上手に流せるようになりましょう。

一流が一流である理由07

一流は「人に何かしてあげたい」と考えている

「テイカー」と「ギバー」という言葉をご存じですか? 前出のグラントの著書『GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代』で一躍有名になった言葉です。

グラント氏が提唱するのは以下の3タイプ。

  • テイカー:利己的な人。「何をしてもらおうか」と考えている。
  • ギバー:利他的な人。常に「人に何をしてあげられるか」を考える。
  • マッチャー「何かしてくれたら、何かしてあげる」と考える。テイカーでもギバーでもない中間層で、ここがマジョリティ。

このなかでどのタイプが「より成功する人」だと思いますか?

グラント氏が、多業種数千人を対象に実験を行なったところ、なんと、すべての業界において「ギバー」がトップの成績を誇っていたそうです。さらに、「与え合う」行為がより多い組織は、利益率や顧客満足度といったあらゆる指標において最も優れていたのだとか。

一流が一流である理由07

では、現時点でギバーでない人は、どうすれば「与える意識」をもてるようになるのでしょう。

“シリコンバレーで最も人脈をもつ人” として知られる実業家のアダム・リフキン氏は、「5分間の親切」を心がけているそうです。

その親切とは、些細なことでもいいので、「他者へ貢献する」こと。たとえば、人との間をとりもつ、ほめる、アドバイスをする……そんな、一見小さな実践でもギバーになれるそうです。

なお、もともとギバーの人の場合、自己犠牲的になり逆に成果を出しづらい場合があるとのこと。その意味でも、「5分間」と区切ることが効果的なのだとか。

ギバーの精神を少しずつ育てながら、一流の意識に近づきたいですね。

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一流の人は、先延ばしをするし、失敗もするし、不安にもなる。そう考えると、意外と私たちから遠い存在ではないことに気づかされませんか?

たしかに言えるのは、マインドセットが明らかに異なるということ。「失敗は成功の種であり、他者への貢献が成功である」そう思うことから、一流への道は開かれるのではないでしょうか。

(参考)
YouTube|The surprising habits of original thinkers | Adam Grant
東洋経済オンライン|成功する人は「自己否定する力」が凡人と違う
日経ゲンダイDIGITAL|世界のエリートが重視 「小さな成功」より「一流の失敗力」
ダイヤモンド・オンライン|マッキンゼー流感情コントロール術、怒り・悲しみの「見える化」で能率アップ
YouTube | Daily Habits of Successful People | Brian Tracy
東洋経済オンライン|成功者にあって普通の人にない「自制力」の鍛え方
YouTube | Are you a giver or a taker? | Adam Grant

【ライタープロフィール】
平野ももこ
大学ではフランス文学を専攻し、物語のなかの人の心を中心に研究。出版社を経営していた祖母の影響もあり、純文学、心理学、ビジネス書など幅広く読む大の読書家である。現在は、メンタルケアやカウンセリングを勉強中。バレットジャーナルの実践を通じ、生活改善に成功し続けている。

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