「限界を打破できる人」になるには「創造力」が必要な納得の理由。簡単な2つの方法で高められる!

仕事で限界を感じた人に「創造力」が必要な理由01

「作業効率を上げたいが、どう工夫すればいいのかわからない」
「成績が前年より落ちてしまい、職場で取り残されそうで不安だ」

このように仕事で限界を感じたときは、「創造力」が役に立つかもしれません。

クリエイティブ職の人だけに必要な能力というイメージをもたれがちですが、いまでは職種を問わず多くの人に「創造力」が必要とされています。その理由と、創造力を簡単に高めるふたつの方法をご紹介しましょう。

いまこそすべての社会人に「創造力」が必要な理由

新しいものを生み出す「創造力」。世界経済フォーラムが発表した「2022年以降に需要が高まると予測されるビジネススキル」のTOP10では、第3位に「Creativity」が選ばれたそうです。(三菱電機ITソリューションズ|「2022年に必要なスキルとは?変化し続ける世界で求められるスキル10選」 より)

この事実から、創造力は職種を問わず、多くのビジネスパーソンに求められるスキルだと認知されていることがうかがえます。

ではなぜ、創造力は多くのビジネスパーソンに必要なのでしょうか? 戦略コンサルタントの今井健太郎氏が、こう説明しています。

仕事を進める上での課題や問題を解決するのにも、創造力を張り巡らして解決策を講じる必要があります。業務全体のスムーズな進行には、創造力が必要不可欠です。

(引用元:Schoo|創造力はビジネスの武器になる!創造力を高めるために行うべき取り組みとは

問題解決や業務の円滑化に、創造力が役立つと言うのです。

たとえば、仕事の成績が前年より下がった場合。創造力に欠ける人は「どうすればいいんだ……」と戸惑うだけだったり、「もうだめだ」と諦めてしまったりするかもしれません。

一方、創造力がある人はどうするでしょうか。今井氏は、「創造力がある人の特徴」に「多角的な視点」をもち「誰とでも協力」できるという点を挙げ、こう述べています。

創造力が高い人は、(中略)正解は1つではないとの考えで、柔軟な思考を持ってあらゆる方法を模索します。 その結果、今まで発見できなかった概念や切り口が見出せるようになり、新たな考え方が生まれるきっかけになるのです。

(引用元:同上)

仕事の成績が下がった例であれば、クライアントや上司の意見を取り入れ、成績アップにつながる新たな施策を考える――それを、創造力の高い人は自然とできるわけです。

さらに、「創造力は人間が持つ固有のスキル」であり、「AI活用が進んだ社会でも活躍し続けるため」には、AIにはない創造力が必要だと今井氏。消費者目線に立った商品開発やサービス改善などでは、AIの活用が進んだとしても、人間の創造力が求められるのです。(カギカッコ内の今井氏の見解はすべて「Schoo」より)

仕事で限界を感じた人に「創造力」が必要な理由02

では、創造力を高めるためにすぐ実践できる、簡単な方法をふたつご紹介しましょう。

1.「仕事日記」をつける

ひとつめは、仕事上の習慣やルーティンを見直して改善すること。人材紹介事業を手掛けるヘイズUKのディレクター、カレン・ヤング氏がすすめています。

日々の習慣を振り返り、自分がより創造的になれる方法を考えてみましょう。こうしたプロセスを一つ一つ見直すことによって、仕事への関心が高まり、斬新なアイディアが生まれてくることを感じるようになるでしょう。

(引用元:ヘイズジャパン|創造力がクリエイティブな仕事だけのものではない理由

キャリアコーチングを提供するキャリア・ストラテジー社社長プリシラ・クラマン氏による、「ルーティン化された仕事はマンネリ化してしまい、創造性を失っていく」という言葉から、ヤング氏は上記の考えに至ったそうです。

実際に習慣やルーティンを見直すには、「仕事日記」を書くことをおすすめします。『できる人のノート術』著者の樋口健夫氏が提唱する、仕事に関連するその日の行動や失敗したこと、よかったことなどを書く日記のことです。樋口氏が説く以下のポイントが、創造力アップにつながります。

日記を書いている最中に何か思いついたら、その都度書き込むことがオススメだ。そのとき結論が出なくてもいい。「~とはなぜだ」「~に会う必要がある」「~社を訪問すること」「~を一度、調べてみた方がよい」などから始まり、戦略的発想に結びつくことも多いのである。

(引用元:ITmedia エンタープライズ|仕事日記で “戦略作戦本部” を持ち歩く ※太字による強調は編集部にて施した)

たとえば「午前中の作業が立て込んで、昼休みを充分にとれなかった」と日記に書いた場合。「メールをこまめに返信するから時間をとられているのでは? ならば、朝とランチ前の2回にまとめて返信しよう」というように、具体的なアイデアが浮かぶかもしれません。

あるいは「集中力が落ちているのでは? ならば、ファイルをデスク下に収納して、パソコンまわりをスッキリさせよう」というアイデアが生まれる可能性もありますね。「仕事場の模様替え」は「創造的になれる方法」のひとつだと、ヤング氏も述べています(カギカッコ内は「ヘイズジャパン」より)。

習慣やルーティンを見直し、改善策を実践すれば、創造力を高められますよ。

仕事で限界を感じた人に「創造力」が必要な理由03

2.「歩きながら」考える

脳神経外科医の菅原道仁氏は、「発想力や創造力などのひらめきがほしいときは、歩くことが推奨される」と、著書『なぜ、脳はそれを嫌がるのか?』で説いています。

菅原氏は同著書で、「スタンフォード大学のマリリ・オペッゾ氏とダニエル・シュワルツ氏らによる研究」のなかで、以下の結果が出たことを紹介しています。

  • 大学生を対象にウォーキング前後の創造力を測ったところ……
    →ほぼすべての学生が、ウォーキング中に創造力が大幅に向上したうえ、ウォーキング後もクリエイティブな思考は伸びていた

  • タイヤやボタンといったどこにでもある物の「型にはまらない使い方」の提案を募ったところ……
    →座りながら考えた人より、歩きながら考えた人の方が、奇抜なアイデアを出した

(枠内の研究内容は、菅原氏の著書よりまとめた)

東北大学脳科学センター教授の瀧靖之氏も、同研究に触れつつ、以下のようにすすめています。

習慣化することが大切ですからね。仕事の途中で、気分転換にウォーキングするのはどうでしょう。よく「歩いていると考えがクリアになる」って言いますけど、歩行中に考え事をすることで、アイデアを出したり考えをまとめるのによい効果があるという研究があります。

(引用元:瀧靖之 著, 郷和貴 聞き手 (2021), 『脳医学の先生、頭がよくなる科学的な方法を教えて下さい』, 日経BP. ※太字による強調は編集部にて施した)

たとえば、プレゼン資料の作成に行き詰まったときや、企画書の修正を依頼されて頭を抱えたとき。新しいアイデアを出すために、周辺を歩いてみるのはいかがでしょうか? 創造力を高めるために、歩きながら考える習慣を身につけましょう。

***
仕事で限界を感じたときは、これまでにない手法を編み出す創造力が役に立ちます。ぜひ、ふたつの方法を実践してみてくださいね。

(参考)
World Economic Forum|The Future of Jobs Report 2018
三菱電機ITソリューションズ|「2022年に必要なスキルとは?変化し続ける世界で求められるスキル10選」
Weblio辞書|「創造」
Schoo|創造力はビジネスの武器になる!創造力を高めるために行うべき取り組みとは
Harvard Business Review|How to Spark Creativity When You’re in a Rut
ヘイズジャパン|創造力がクリエイティブな仕事だけのものではない理由
ITmedia エンタープライズ|仕事日記で “戦略作戦本部” を持ち歩く
American Psychological Association|Give Your Ideas Some Legs: The Positive Effect of Walking on Creative Thinking
American Psychological Association|Taking a walk may lead to more creativity than sitting, study finds
Stanford News|Stanford study finds walking improves creativity
菅原道仁 (2018), 『なぜ、脳はそれを嫌がるのか?』, サンマーク出版.
瀧靖之 著, 郷和貴 聞き手 (2021), 『脳医学の先生、頭がよくなる科学的な方法を教えて下さい』, 日経BP.

【ライタープロフィール】
かのえ かな
大学では西洋史を専攻。社会人の資格勉強に関心があり、自身も一般用医薬品に関わる登録販売者試験に合格した。教養を高めるための学び直しにも意欲があり、ビジネス書、歴史書など毎月20冊以上読む。豊富な執筆経験を通じて得た読書法の知識を原動力に、多読習慣を続けている。

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