一生「二流」の人の無意味な勉強習慣4つ。“白い紙に〇〇できない” なら勉強してないも同然だ

一生「二流」の人の無意味な勉強習慣01

「勉強を頑張っているつもりだけど、いまいち結果が出ない。覚えは悪いし、進まないし……」という人はいませんか? 「結果を出す人」との差がなかなか縮まらないのは、あなたが「二流」の勉強をしてしまっているからかもしれません。

一流と二流の差は、ほんの些細な勉強習慣によって決まるもの。「勉強したことをしっかりと身につけて、一流に近づきたい」という人は、ご自分の勉強スタイルをぜひ見直してみてください。

二流のNGな勉強習慣1:勉強するのは時間が充分あるときだけ

「仕事が忙しくて勉強する時間がなかなかとれない」という社会人は多いことでしょう。しかし、本当に時間が足りないのでしょうか? 「勉強するための時間をあらためて確保する」よりも、勉強を生活の一部にするという考え方のほうがよさそうです。

実際に一流の人は、スキマ時間を活用し、生活のなかに勉強を組み込んでいるもの。塾や予備校に通わずして東京大学法学部に現役合格し、首席で卒業した山口真由氏は、常に本やパソコンを持ち歩き、スキマ時間が4分あれば本を読み、6分あれば論文などを書くそうです。その理由を山口氏は、「スキマ時間の積み重ねが馬鹿にならないことを経験的に知っているから」だと語ります。

また山口氏は、学生時代からの習慣でいまでも、朝起きたらとりあえず机に向かうそう。内容が頭に入らない日があっても、机に毎日向かい続ければ、勉強に取りかかることに抵抗がなくなるのだとか。

歯を磨くか迷うことがないのと同じように、決まった時間に迷わず机に向かうことができたら、勉強のハードルは下がるでしょう。朝が苦手な人は、「夕食後、洗い物をする前に20分デスクに向かう」というように夜に習慣化してもOKです。

「時間が確保できてから」「やる気が湧いてから」取り組もうとするのは、勉強のハードルを上げるだけの無意味なこだわり。自分なりのルールを決め、スキマ時間を活用しつつ、勉強を生活習慣のなかに組み込む――これが、一流につながる勉強のやり方なのです。

一生「二流」の人の無意味な勉強習慣02

二流のNGな勉強習慣2:一気に全部覚えようとする

単語帳や参考書の内容を一度で全部覚えようとして、じっくり通読していませんか? 「勉強は1回で終えたほうが効率的だ」と考えて、教材を読む回数を減らす人もいるかもしれませんが、じつはこれはNGな勉強法です。

新しい知識は、何度も復習することで頭に定着するもの。逆に言えば、一度にすべて覚えようとしても記憶は定着しないため、かえって非効率的なのです。

ワシントン大学の心理学教授ヘンリー・ローディガー氏らが10年間教育の現場で実践検証した認知科学の知見を解説した著書『Make It Stick: The Science of Successful Learning』によると、教科書を1回で熟読することは効果的な勉強ではないとのこと。

著書では、勉強するときは「適切な間隔を空ける」ことがすすめられています。勉強した内容を、最初は数時間後に復習→次は数日後→その次は数週間後……と、回を重ねるごとに間隔を広げて復習することが、記憶の定着に役立つのだそう。

認知科学者のアート・コーン氏の研究によると、人は新しく覚えたことを1時間で約50%忘れ、1日で約70%忘れ、1週間経つと約90%忘れるのだとか。また、心理学者ヘルマン・エビングハウス氏が提唱した「忘却曲線」によると、私たちは学んだあとに思い出す作業をしなければ、急激なスピードで忘れるようです。

せっかく覚えても忘れてしまったら、勉強した時間は無意味ですよね。そんなことにならないよう、勉強は一度で済ませないでください。復習を重ねれば、忘却のスピードを遅らせることができ、ずっと記憶に残る知識を手に入れることができますよ。

一生「二流」の人の無意味な勉強習慣03

二流のNGな勉強習慣3:「インプット」ばかりで「アウトプット」しない

「勉強=知識を取り込むこと」と考えて、教科書や参考書からの「インプット(入力)」ばかりを重視していませんか? この作業ももちろん必要ですが、勉強ではむしろ「アウトプット(出力)」のほうが重要です。

東京大学教授の池谷裕二氏は、知識は何度も「詰め込む」ことよりも「使う」ことによって、記憶として定着すると述べています。いくら頭のなかに情報を入れたと思っていても、それが必要なときに取り出せなければ意味はないので、覚えた知識を「使う・思い出す」トレーニングを重視すべきなのだと言います。

効果的なアウトプットの方法としてご紹介したいのが、毎晩「今日勉強したことを真っ白い紙に再現できるか」確認するというもの。『「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書』など、東大生の勉強法に関する著書を多くもつ西岡壱誠氏がすすめるメソッドです。

たとえば、英単語を勉強した日であれば、その単語を使って文章をつくる。歴史を勉強した日は、大まかな流れや出来事を書き出す、など。このように、勉強したことを紙に再現できるかチェックすることで、覚えきれていなかった箇所に客観的に気づくことができるのです。また、再現するというアウトプットを意識すれば、インプットの質も上がると西岡氏は言います。

ほかには、学んだことを誰かに説明したり、自分で問題をつくってみたりするのもいいかもしれませんね。

勉強するときは、ついつい知識を蓄えることに集中しがちですが、本当に大事なのはその知識を実際に使えるかどうか。ぜひ、自分に合ったアウトプット方法を勉強に取り入れてください。

一生「二流」の人の無意味な勉強習慣04

二流のNGな勉強習慣4:問題を解きっぱなしにしている

問題集は頑張って解くけれど、解きっぱなしにしがちな人は要注意。間違えたところについて、「なぜ間違えたのか」「どこがわからなかったのか」を確認せずに放置しておくと、いつまでも同じところでつまずき、勉強効率が悪くなってしまうからです。

資格スクールの講師を務めた経験をもち、資格試験に精通している石川和男氏は、試験勉強において「間違いノート」をつくることをすすめています。

間違いノートとは、間違えた問題を転記してリストアップし、1冊のノートにまとめたもの。「この項目に関する知識が足りていない」「応用問題になると解けない」など、自分の弱点を把握して重点的に勉強するのにとても役立つそうです。正しい解法や知識を効率よく身につけることができます。

どの本の何ページにあった問題なのかも書いておくと、振り返る際にスムーズだとのこと。地道で面倒くさい作業かもしれませんが、問題を解くだけ解いて放置したうえ、再び同じ箇所でつまずくほうがよほど面倒なはず。

これまで、問題演習のあとの見直しが甘かった人は、ぜひこの間違いノートに取り組んでみてください。

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いまのあなたの「二流な勉強法」を改めて、「確実に結果を出せる一流」へと近づいていきましょう。

(参考)
大学受験ハッカー|「時間を決めて繰り返す」に尽きる。勉強を“あたりまえ”にする大切な習慣
STUDY HACKER|東大首席・山口真由さんが「4分」あればどこでも本を読む深い理由。
Brown, Peter C., Henry L. Roediger III, and Mark A. McDaniel (2014), Make It Stick: The Science of Successful Learning, Massachusetts, Harvard University Press.
LearnUpon|5 Ways to Challenge the Forgetting Curve
Medium|6 Ways to Overcome the Forgetting Curve
PR TIMES|東大生の6割以上が受験で大切なことは“集中力”と回答! 新学期、自分の集中レベルを知るところから始めるべき
東洋経済オンライン|元偏差値35の東大生が教える「残念な勉強法」
リクナビNEXTジャーナル|この「勉強法」は、やってはいけない

【ライタープロフィール】
Yuko
大学卒業後、外資系企業に就職。現在は会社を辞め、ライター・翻訳家として活動中。趣味は散歩、ヨガ、カフェ巡り。

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