NYリーマン・ブラザーズの超一流たちから学んだ「10のしないこと」【外資で働くための「一流ワークハック術」】

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「年収5,000万円を超える外資の一流ビジネスパーソン」
「NYのモルガン・スタンレーやリーマン・ブラザーズで大躍進を遂げてきた人」

そう聞いて、あなたはどんなイメージを抱きますか? 

有名ビジネススクール卒、24時間常に働いているバリバリの仕事人間——こんなイメージをもっているかもしれませんね。ですが、じつはその程度なら、NY・マンハッタンにはゴロゴロいます。

一流ビジネスパーソンになるための本質的な条件は、経歴や仕事量ではなく、もっと基本的なところにあります。そしてそれは、あなたにもすでに備わっているかもしれません。まだの方はこれから身につけ、磨いていくことも十分に可能です。

今回は、私がモルガン・スタンレーやリーマン・ブラザーズNY本社で勤務していた頃に学んだ、NYで活躍する一流ビジネスパーソンの「10のしないこと」をご紹介します。

NYの一流ビジネスパーソンがしない6つのこと

1. 飲みニケーションに頼らない

NYの一流ビジネスパーソンは、仕事終わりに上司や同僚と飲み歩くことはありません。月に1〜2度、立ち飲みのバーでチームの仲間と飲むことはありましたが、それもビール1本程度ですぐにお開き。このとき、仕事の話はほとんどしません。

一流ビジネスパーソンは、業務上必要なコミュニケーションを勤務時間内に完了させます。そのため、勤務終了後の飲みニケーションに頼ることはないのです。

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2. たばこを吸わない

NYの一流ビジネスパーソンは、たばこを吸いません。健康のために、まったく喫煙しない人が大半です。もちろん、なかには喫煙者もいますが、吸ったとしても1日に1、2本程度。

健康な体は、よい仕事をするうえで一番の資本です。一流ビジネスパーソンは健康の重要性、そして喫煙の危険性を理解し、行動で示しているのです。

3. 体を怠けさせない

NYの一流ビジネスパーソンは、日々ジムに通って体を鍛えています。学生時代にスポーツに打ち込んでいた人が多く、社会人になってからも継続して体づくりに勤しむのが基本。

モルガン・スタンレーやリーマン・ブラザーズのNY本社には、管理職のみ利用可能な社内ジムがあり、上司が早朝から体を鍛える姿をよく目にしていました。

4. 休日に仕事をしない

NYの一流ビジネスパーソンは、可能な限り休日はプライベートを優先します。休みの日まで同僚とともに過ごすのは、入社直後の数週間のみ。徐々に会う回数が減っていき、プライベートの時間を増やしていきます。

モルガン・スタンレーの同僚はほとんど、週末に家族やパートナーと過ごすことでリフレッシュしていました。オン・オフを上手に切り替え、ワークライフバランスを保つことで、仕事のパフォーマンス向上につなげているのです。

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5. 華美な服装をしない

意外かもしれませんが、NYの一流ビジネスパーソンは華美な服装をしません。経済的な余裕があるにもかかわらず、仕事中に高価なスーツや腕時計を身につけないのは、お客さまの給与水準に合わせた服装が基本だから。

たとえば、投資銀行をはじめとした外資金融業界は、顧客である生命保険会社・信託銀行・年金運用会社・政府系金融機関などからの手数料で成り立つビジネスです。そして、そこに勤める人々の給与は、外資ほど高くはありません。

お客さまあっての商売であることを理解しているため、外資の一流ビジネスパーソンは、過度に豪華な服装をしない傾向にあるのです。

6. ビジネスシップとフレンドシップを混ぜない

NYの一流ビジネスパーソンは「ビジネスシップ」と「フレンドシップ」を分け、ビジネスシップに基づいて仕事を進めます。ビジネスシップとは、責任の所在を明確にした、感情を含めない損得関係。これなしに、友情をベースに仕事をすると失敗します。

たとえば以前、開発コストを下げるために、上司が友人の開発会社に作業を発注したことがあります。しかし、あとになって開発会社から納品された成果物に不備が多々見つかり、上司が高い代償を支払わされることになりました。

失敗の主たる原因は、互いにフレンドシップに基づいて仕事の受発注を成立させたこと。友人であることを理由に、発注側は値切らせ、受注側は言い訳する。そんな悪循環が生まれてしまったのです。 以後、彼らの友情も消滅したのだとか。

フレンドシップで仕事をすると、ビジネス上の利益を失うだけでなく、大切な友人をも失うことになりかねません。たとえコストをかけてでも、ビジネスシップで仕事をするのが、外資の一流のやり方だと言えるでしょう。

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NYの “超一流” ビジネスパーソンがしない4つのこと

NYの一流ビジネスパーソンがしない6つのこと」、あなたに当てはまるものはありましたか? ぜひ一度、振り返ってみてください。 次は、さらにその上をいく、「NYの超一流ビジネスパーソンがしない4つのこと」をお伝えします。

「超一流ビジネスパーソン」とは、継続的にパフォーマンスを高められる人。景気などの不確定要素に左右されず、常に前年以上の成績を挙げ続けられる人を指します。

彼らの特徴は、稼ぎやすい場所や方法を見分けるための「お金の嗅覚」即断即決の「決断力」、そして決めたらすぐに動くという「卓越した行動力」をあわせもっていること。きっとあなたの仕事に生かせる点があるはずです。

7. 部下を育てるとき、出し惜しみしない

NYの超一流ビジネスパーソンは、新人が自身のクローンレベルになるまで、入社当日から徹底的に教育します。なぜなら、部下となる新入社員を短期間で自身と同じレベルに引き上げることで、上司となる自身の業務スピードを効率化できるから。

さらに、自身で情報収集を日々徹底的に行ない、得た情報のすべてを部下に共有します。収益の増加を優先するため、情報の出し惜しみはしません。限られた時間内にすべてのタスクをこなし、目標額以上の利益を生み出すために、仕事の仕方と有益な情報の両方を部下に叩き込んでいきます。

「部下に抜かされるのではないか」などの余計な心配をするのは、二流のビジネスパーソン。超一流ビジネスパーソンは、入社当日から部下をベテラン社員に仕立て上げることで、自身の業務効率を高めていくのです。

8. 会議で激論をしない

NYの超一流ビジネスパーソンは、会議で議論はするものの、激論はしません。誰かと意見が食い違い、激論に発展すると、どちらが正しいのか・間違っているのかを競い合う「マウント合戦」になってしまいがち。これでは、生産的な話し合いはできません。

超一流として世界で活躍するには、健全な議論を通して結論を導き出す力が必須。激論をせず、また多数決で決着をつけるのでもなく——異なる考えを理解させる力、双方が納得しながら結論を導いていく力が問われます。そのために大切なのが、常に落ち着いて冷静に対応できる「メンタルマネジメント」能力

たとえ思うように結果が出ていなくても、また自分の部署に不都合が生じる場合でも、経営陣が正しく決断できるように必要な情報を提示する。感情に流されず、客観的に判断する。これができれば、中間管理職で終わらず、経営幹部予備軍として出世しやすくなるでしょう。

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9. ひとつの部署でキャリアを終わらせない

外資では原則、入社したときに配属となった部署でキャリアが始まり、その部署でキャリアが終わります。異なる部署に異動するというシステムがないため、一流のビジネスパーソンは入社した部署でトップを目指すもの。

しかし、何十年も同じ部署にい続けると、長期間ひとつの市場に身を置くことになります。市場には “波” があり、景気が上がり利益が出やすいときもあれば、景気が下がって利益が出づらいときもある——そんな市場原理を考えると、ひとつの部署に長年身を置くことはじつは危険。

景気という、自分ではコントロールできない外的要因に左右され、運が悪ければいくら頑張っても収入は伸び悩む。最悪の場合、部署の規模縮小により解雇される。そんなリスクをはらんでいるからです。そこで超一流のビジネスパーソンは自ら経営陣を説き伏せ、トレンドに合わせて、景気のよい部署や支店へ異動していきます。

アジアにおける外資の金融ビジネスの中心は、日本市場→韓国市場→中国市場のように、時代に合わせて変化を遂げてきました。さらに同じ市場でも、株式・外債・M&A・不良債権など、脚光を浴びる商品やサービスは時の流れとともに変わっていきます。昨日まで儲かっていた場所やものから、今後も同じ恩恵を得られるとは限りません。

NYの超一流ビジネスパーソンは、トレンドをリアルタイムで見極め、次に儲かりそうな市場や商品を扱う支店・部署への異動を繰り返します。毎年トップクラスの年収を維持できるのはこのため。

過去の栄光に執着したり、いまいる場所に安易に満足したりせず、常にアンテナを張って稼ぎやすいところへ異動することは、不安定な時代を生き抜く術のひとつなのです。

10. 一般的な人生設計のタイミングにこだわらない

NYの超一流ビジネスパーソンは、一般的な人生設計のタイミングにこだわりません。仕事優先でキャリアパスを設計した結果、目標を達成するまで結婚しないこともあります。

リーマン・ブラザーズのNY本社で活躍していた「ある超一流ビジネスパーソン」は、40歳近くになってから結婚していました。 私自身はモルガン・スタンレー時代は独身、リーマン・ブラザーズ時代は既婚でしたが、両社ともに超一流の先輩は独身。理由を聞くと、「仕事に集中できるから」と言っていたのを記憶しています。

超一流ビジネスパーソンは、自身のキャリアパスをしっかりと設計しています。仕事においても家庭においても責任を全うする覚悟があるからこそ、キャリアにおける目標地点に到達するまでは特に、一心不乱に仕事に打ち込める環境づくりを大切にするのです。

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NYの「一流」「超一流」ビジネスパーソンがしないことをまとめると、次のようになります。

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一流のビジネスパーソンを目指している方は、ぜひできることから取り入れてみてくださいね。

【ライタープロフィール】
Stephen Pong(スティーブン・ポング)
青山学院大学卒。モルガン・スタンレーNY本社に新卒で入社し、東京支店でも勤務。リーマン・ブラザーズに移り、東京支店およびNY本社でキャリアを重ねたのち、メリルリンチ日本証券にて初代WEBマネージャーを務める。その後、ライブドアへ転職し、WEB事業部・戦略コンサルティング事業部(電通へ出向)・ファイナンス事業部にて勤務。現在は独立し、ビジネスパーソン向けに外資系企業への転職支援を行なう。

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連載『外資で働くための「一流ワークハック術」』

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