「静かなのに存在感がある人」は仕事中に○○している。

存在感を示す働き方01

「仕事はまじめに頑張っているつもりなのに、ちゃんと評価されていない気がする。周囲に対してもっと自分を強く印象づけたい!」

まじめに頑張っている人ほど正当に評価してもらいたいと思うもの。そんななか、「頑張ってもなかなか報われない」「なぜ自分の努力に気づいてもらえないのか」と悩んだことはありませんか。

職場での評価を高めるためにすべきことは、大きな仕事をやり遂げたり、会議でバンバン発言したりすることだけではありません。今回は、職場でしっかりと存在感を示し、自分を強く印象づける仕事のしかたについてお伝えします。

職場で存在感を示すことがなぜ重要か?

職場でわざわざ自分の仕事ぶりをアピールせずとも、上司や人事はきっと評価してくれるはず。自分が陰でコツコツ頑張っている様子も、見る人は見ているのだからきっと大丈夫。そのように考える人もいるでしょう。

しかし、その考えはやや甘いと言わざるを得ません。なぜなら、存在感の強さは、そのまま評価の高さにもつながるからです。

コミュニケーション講師の宇佐美陽子氏によれば、仕事で関わりを持つ相手や同僚に日頃からすすんで話しかけ、自らコミュニケーションのきっかけを作る人は、職場での存在感が高まりやすいのだそう。「話しかける」ことは、「あなたに関心がある」というメッセージを発すること。それが、相互の信頼関係の礎になるのだと言います。そうした信頼関係があれば、何かの仕事で成果が出たときに、周囲の人から「きっとこの人の頑張りによる成果なのだろう」と思ってもらえるようになるのだそう。まさに、存在感が評価につながるというわけです。 

一方で、職場で存在感を示すことができない人はどうなってしまうでしょう。自分の手柄を、存在感ある同僚の成果だと誤解されてしまって、正当な評価を得られないまま昇進の機会を逃してしまうかもしれません。能力のない社員だとみなされて、簡単な仕事しか任せてもらえなかったり、望まない業務ばかりさせられたりしてしまう可能性もあるでしょう。

このように考えると、わざわざ自分の存在感を知らせる必要がないと考えている人であっても、自分自身をもっとアピールしていく必要があるのです。 

存在感を示す働き方02

存在感を示す働き方(1):会議中は「まとめ役を引き受ける」

では、私たちはどうすれば職場で存在感を示すことができるのでしょうか。先ほど挙げた「周囲にすすんで話しかける」以外に効果的な働き方を場面別にご紹介します。

会議ではぜひ、出席者たちの意見をまとめたり調整したりする役割を引き受けましょう。自分が先陣を切ってどんどん話すというよりは、「Aさんはこの分野にお詳しいとうかがいましたが、この件に関してはどう思われますか?」といったように、それぞれの人へ意見を尋ね、出席者たち全員に発言を促す声かけをするのです。

ハーバード・ケネディ・スクールでコミュニケーション術を担当しているアリソン・シャピラ氏は、会議で存在感を示すには、発言の中身だけでなく、発言のタイミングにも気を配ることが重要だと言います。

時に、自分の考えや知識をアピールしようとひたすら話し続ける人や、一部のメンバーだけで話をどんどん進めてしまう人たちがいますね。確かにその人は存在感があると言えます。しかし、それは “悪い意味” での存在感であって、必ずしも “良い存在感” ではありません。発言する余地も与えられないまま会議に居続けなければならないほかの出席者たちは、当然、嫌な印象を抱いてしまいます。

会議で良い存在感を示すには、自らの考えを発信するのを控えるべきタイミングを見極めて、周囲に発言を促しましょう。そして皆のために、出された意見をうまくまとめてみましょう。存在感を示すことができるばかりか、ほかの出席者たちの会議に対する当事者意識を高めることにもなります。そういう役をすすんで引き受ければ、きっと上司や同僚から一目置かれるはずです。

存在感を示す働き方03

存在感を示す働き方(2):名刺交換では「相手と目を合わせる」

初めての相手と名刺交換をするというちょっとした場面でも、存在感を残し、相手からの高評価につなげることが可能です。名刺交換の際は、相手ときちんと目を合わせましょう

スピーチコンサルタントの矢野香氏によると、初対面の相手と挨拶をするとき、名刺だけを見ていて相手と目を合わせていない人は意外にも多いのだそう。みなさんにも、心当たりがありませんか? お辞儀をしながら、早く名前を覚えようと受け取った名刺の文字ばかり見て、相手の表情を確認していない……といったことはありがちですよね。

代わりにこれからは、名刺に目を通しながらも、相手に興味を持って目を合わせながら話すようにしてみてください。矢野氏いわく、相手としっかり目を合わせれば、第一印象で、信頼に足る人物として認めてもらえるとのこと。信頼と存在感が密接にかかわっていることは先に述べた通りです。

またPower Coaching and Consulting社CEOでエグゼクティブコーチのRhett Power氏も、適宜目を合わせることは信頼関係を築くのに重要な要素であり、そうしない場合は相手から不誠実な人だと思われる可能性もあると伝えています。

相手に存在感を与えて信頼を築き、スムーズに仕事を進めるために、名刺交換のときの所作に気を配ってみてください。

存在感を示す働き方04

存在感を示す働き方(3):個人作業中は「姿勢を正す」

仕事ぶりはきちんと評価してもらいたいけど、個人でのデスクワークが多く、いかんせん地味な業務ばかり。ひとりで地道に作業しているときの努力を、上司や人事にきちんと見てもらえているか心配だ。そのような人でも心配は無用です。必ずしも華々しい成果をあげて目立つ必要はありません。ただし、作業中は真っ直ぐな姿勢で仕事をしましょう

ニュージーランド・オークランド大学教授のElizabeth Broadbent博士らの研究によると、だらけた姿勢よりも背筋を伸ばして座ったほうが、解決が困難な作業に取り組む粘り強さが高まったり、成功後の誇らしい気持ちが高まったり、自分の考えに対する自信が増したりすると伝えています。姿勢を正すだけで、成果を出しやすい環境を自分で作り出すことができるというわけです。

また姿勢の良い人は、周りから見ていても気持ちが良いものです。整形外科医の中村格子氏は、「印象は姿勢ひとつで大きく変わる」と断言しています。良い姿勢でデスクワークをしている人と、だらしない姿勢でデスクワークをしている人とで、やる気や自信がありそうに見えるのはどちらかと聞かれたら、間違いなく前者だと思いますよね。

地味なデスクワークがメインの仕事であっても、評価されにくいということはありません。かといって、「もっときちんと評価してください」と上司に圧力をかける必要もありません。作業中の姿勢をだらっとさせるのでなく、真っ直ぐにすれば良いだけです。簡単にできることですから、今すぐにでも試してみてください。

存在感を示す働き方05

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職場で存在感を示すことは、それほどハードルの高いことではありません。高い評価を得るために、どれかひとつでも実践してみてはいかがでしょうか。

(参考)
オトナノ|職場で評価される人、されない人のたった1つの違いとは?
DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー|会議でインパクトある効果的な発言をする3つの方法
DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー|多様性で大切なのは、意見を収束させる技術
ITmediaエンタープライズ|強いインパクトを残す名刺交換の方法
Inc.|5 Body Language Secrets That Will Help You Gain People’s Trust
Psychology Today|Good Posture May Ease Symptoms of Depression
NIKKEI STYLE|好感度がアップする「美しい姿勢」の作り方

【ライタープロフィール】
三島春香
神戸大学経営学部所属。京都市立西京高等学校卒業。海、宇宙、音楽、レモンが好き。旅行も大好き。大学生のうちにいろいろな所へ出かけて見聞を広めたい。

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