人前で緊張しないコツと、それでもアガってしまったときの対処法

大勢の人がこっちを向いているのを見ると頭が真っ白になる。 上司が目の前にいると緊張してうまく話すことができない。

このような「アガってしまう」という悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか?

学生時代以上に、社会人になると挨拶や企画発表など人前で話さないといけないことが多くなります。いくら人前に出たくなくても、出ないといけないこともあるでしょう。

今回は、人前で話すことに緊張を感じる方に向けて、緊張を減らす話し方の工夫や対処法をご紹介します。

誰でも緊張はするものだ

人前で緊張することに悩んでいる人にまず伝えたいことは「緊張することは人間の本能による生理現象である」ということです。

はるか昔、私たちの祖先は猛獣に襲われる存在でした。そこで、猛獣のような大きな危険を感じると人間の体はアドレナリンなどを分泌し、臨戦態勢に入るのです。

緊張でアガることもこれと同じこと。人前で話すことに対する不安感や恐怖感から、体が臨戦態勢になってしまう。火事場の馬鹿力を出すために、心臓がドクドクし始めて足や背中に血流を送り、息は荒くなるのです。さらに、脳への血流が少なくなるため、頭の動きが鈍くなってしまいます。

つまり、緊張することは生き物として当然のことなのです。緊張してしまう自分にイライラしてしまう方は、まずはこのことを理解しておきましょう。

人前で話すコツ

人前でうまく話すためには、事前にたくさんの練習をする、何度も人前に立つ経験をすることによって慣れる、といったことはよく言われるていますよね。それ以外にも、話すときの構成や内容を工夫することで緊張を軽減することができます。

特に、スピーチの最初の30秒間をお決まりの内容にするというのは効果的です。 例えば、人前で話すときは「自己紹介→内容の要約」を最初に言う、という風に決めてみるのです。それが儀式化されるようになると落ち着いて話をすることができますよ。

他にも、時計を外す、マイクの調整をする、資料を広げるといったものも落ち着くために効果的でしょう。また、挨拶やスピーチの内容を業務連絡の話にすり替えることも有効です。

例えば、朝礼のスピーチに事務的な連絡の内容を詰め込みます。大勢の人の前で堂々とスピーチのできる課長や部長は、このことをうまく利用していることが多いのです。

他にも、聞き手に話を振るというのも良い戦法でしょう。 例えば、話し始めの際に「最初に皆さんに質問します。この中で意味を説明できる単語はいくつあるでしょうか。○○、△△、□□......」というように巻き込んでしまうのです。「それでは何人かに伺っていきましょう」とすれば、逆に聞き手にプレッシャーがかかり、話している方は主導権を握れます。聞き手をうまく巻き込めれば、もうこっちのものです。

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アガったときの対応策

人前で話している最中に緊張してきたときの対応策をご紹介します。

1.クンパカ法 アガっているときは、横隔膜が上がり血が頭に上った状態になっています。横隔膜を下げてこれを解決してくれるのが、クンパカ法です。

まず、両肩を落とします。下腹に力を入れると同時にお尻の穴を引き締めましょう。この一連の動作を、同時にゆっくりと行うことで効果が期待できます。

2.アガってしまったことを口に出す 人間は、気持ちの動揺を隠そうと思うほど外に表れてしまうもの。 緊張した時には、無理をせずに「すみません、少し緊張してしまいまして」などと、アガってしまっていることを素直に口に出してしまいましょう。

(参考) 鈴木康之(2012),人前であがる人あがらない人の話し方,土屋書店 ITpro|プレゼンでアガってしまう人に贈る処方箋 諏訪隆志(2000),人前でアガらない話し方のコツ,日本実業出版社

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