毎日、重いカバンを持っての通勤・通学は大変ですね。満員電車で立ちっぱなしだと、カバンの重さはさらにずっしりと感じるでしょう。荷物が重いと心も重くなってしまいそうです。
逆に、荷物が軽ければ気分も軽くなります。また、きちんと荷物を整理することで仕事にもよい影響を与えてくれるでしょう。今回は、重たい荷物を減らすための「毎日5分の鞄リセット習慣」を紹介します。
デキる人は荷物が少ない
荷物が少ないと不安になってしまうからカバンにたくさん物を入れている、という人もいるでしょう。しかし、実際は使わずにカバンの中に入れっぱなしの荷物もあるはずです。以前、Study Hackerでご紹介したように、いわゆる“デキる”人には荷物が少ないという傾向があります。
長年CAとして活躍してきた美月あきこさんは、12万部のベストセラーとなった著書、『ファーストクラスに乗る人のシンプルな習慣』の中で、ファーストクラスに乗る人でも、超一流の人ほど荷物が少ないということを述べています。
(引用元:Study Hacker|デキる人は荷物が少ない! 心も体も身軽になるための荷物とのつきあい方)
カバンの中身を減らすことにはさまざまなメリットがあります。
肩こりを解消できる
肩こりで悩んでいる人は多いでしょう。肩こりの原因はさまざまですが、重い荷物を持つことで肩に負担をかけてしまうことは原因のひとつ。肩がこると疲れやすくなり、仕事に悪影響が出てしまうでしょう。カバンの中身を減らせば肩こりの解消につながりますよ。
無駄な時間を削減できる
みなさんのカバンの中はキレイに整理されていますか? あれもこれもと何でもカバンに入れていませんか? カバンの中がごちゃごちゃしていると、整頓されているカバンと比べて必要なものを探す時間が増えてしまいます。無駄な時間は意外なところに潜んでいますよ。
無駄な出費を抑えられる
荷物が多いと、カバンの中に何が入っているのか把握できないことがあります。たとえば、筆記用具を持ってくるのを忘れてしまい、コンビニでペンを買ったところ、カバンの中にペンが入っていたのに気づいた、という経験はありませんか? 荷物を減らせば、すでに持っているものを買ってしまうという無駄な出費を抑えることができます。
帰宅したらカバンの中身を「全て出す」
どうすれば荷物を減らすことができるのでしょうか? オススメしたいのが、たった5分でできる“カバンリセット習慣”です。
カバンリセット習慣
- カバンに入っていた荷物を箱のなかに全て出す(30秒)
- 財布や定期券など、毎日必要なものをカバンにしまい直す(30秒) ※荷物を出す際、毎日必要なものは分けておくと、手際よくしまい直すことができますよ。
- 翌日も必要なもの(A)、翌日は必要ないもの(B)を仕分ける(1分)
- その日は使わなかったけれど翌日に必要なもの(C)を用意する(1分)
- AとCをカバンにしまい、Bを片づける(1分30秒)
- 最後に、忘れ物がないか確認する(30秒)
まずカバンの中身を全て出し、翌日に必要なものだけを入れ直すようにすると、使わない資料や食べかけのお菓子など“なんとなく持ち歩いている物”がなくなるので、荷物が軽くなりますよ。前日に準備をすることで、荷物が減るだけでなく忘れ物を防ぐこともできます。朝に家を出たあと、忘れ物に気づいて取りに戻るといった心配もないでしょう。
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カバンから荷物を全て出すことを面倒に感じるかもしれませんが、たった5分で済みます。「荷物が減った」「忘れ物をしなくなった」「荷物が少なくても不安にならない」といった効果をすぐに実感できますよ。紹介した方法を、ぜひ実践してみてください。
(参考)
日経BP社|カバンの中身は毎日出す! デキるビジネスパーソンの収納術
WOMAN ONLINE|「貯まる女」はどっち? 帰宅後にバッグの中身を出す or 出さない
STUDY HACKER|デキる人は荷物が少ない! 心も体も身軽になるための荷物とのつきあい方。
マイナビウーマン|男性の荷物が少ないのはどうして?「荷物の量は心の不安と比例」
近藤麻理恵(2010),『人生がときめく片づけの魔法』, サンマーク出版.