あなたの身の周りに、手荷物がとても少ないと感じる人がいませんか。その人は、どんな人か思い浮かべてみてください。 実は、手荷物が少ない人ほど、有能であること、手荷物の量は、不安の量に比例する、ということが言われています。 今回は、デキる人の手荷物の詰め方をご紹介します。
一流の人ほど荷物が少ない
飛行機のファーストクラスは、搭乗者の3%しか乗ることのできない、言ってみれば一流の人々が集まる場所です。長年CAとして活躍してきた美月あきこさんは、12万部のベストセラーとなった著書、『ファーストクラスに乗る人のシンプルな習慣』の中で、ファーストクラスに乗る人でも、超一流の人ほど荷物が少ないということを述べています。
「“超一流”の方々は、身のまわりのものを選択し、要不要の仕分けができる人が多いのです。ビジネスクラスの方々はとかく大きなバッグを持ち込みがち。機内では絶対必要なものさえあれば十分なのですが、なぜかPCはじめ、あれこれとビジネス関連書類などを大量に持ち込まれ、フライト中も常に“超多忙”のご様子が見て取れます……」
[引用元:PRESIDENT Online|超一流の習慣「手荷物はカバンひとつ。機内は貴重な読書タイム」] 持っていく荷物の取捨選択や決断力ができる人は、やはり仕事もできるということは頷けます。何が本当に必要かわからず、不安が荷物の量になって表れてしまう人は、やっぱり超一流とは言えないのかもしれません。
パッキング上手な人の荷造り術
私の知り合いにも、荷造りがとてもうまく、荷物が少ない人がいます。 京大法学部に所属するその人は、生活マネジメント能力に長けていて、就活でも多くの有名企業から内定をもらっていました。 その人の手順にしたがって荷造りの手順を見てみましょう。
①リストを書く
まずは、持っていくものリストから。さらに、準備をする日ではなく、1週間程前からリストを作っていることもしばしば。それは、必要な荷物の書き出し漏れをなくすため。 リストに書く時には忘れていたのに全部きれいにパッキングした時に「あ!」っと大事な入れ忘れに気づくこと、ありますよね。それを防ぐために、1週間程前から、思い出した時にリストに記入していきましょう。
②旅先の天気予報を見る
多くの人が忘れがちではないかと思うこの手順。持っていく服を決めるのにとても役立ちます。 旅先が寒い予報なら長いパンツを持っていったりカーディガンを持っていったり。沖縄に行く!フィンランドに行く!とあらかじめ気候のイメージがある旅先にはそれに準じた服の準備をすることができますが、京都から東京、などの移動では、それを忘れてしまいがちです。 また、雨が降るかどうかは、傘やカッパを持参するか決める上でも重要。今はYahoo!天気予報など、スマホで簡単に全国各地の週間天気予報などを確認することができるので、ちゃちゃっと確認してしまいましょう。
③絶対に使うものだけを詰める
どの荷物を詰めるかを決める時に心がけたいのが、「詰めたものは、全部必ず一度は使う」ということ。帰省や長時間の移動ともなると色々なことができるような気がして、たくさんの本や参考書を詰めてしまっていた私にその人がくれたアドバイスです。 たしかに出かける前には様々な可能性が頭に浮かんでなんでもつめたほうがいい気がしてしまうもの。でも、多くのものは持って行って使わなかった!ということがほとんど。(経験者は語る)スリ真似ダイエットで話題になった漫画家のわたなべぽんさんも、収納術の本で、友達と旅行に行くときに自分だけ荷物が多くて、理由を検証してみたところ、「持っていたほうがいい気がするもの」を持っていきすぎていたことに気が付いたそうです。 荷物がいつも多くなってしまう人は、上のアドバイスのような、一見厳しい基準を設けて詰めるものを選ぶといいかもしれません。案外、困らないものです。
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いかがでしたか。 最後におすすめしたいのが、持ち歩くバッグ自体を一回り小さくするということ。 私は荷物の詰めすぎでスーツケースのコロコロ部分を破壊してしまい、決意の気持ちもこめて一回り小さいスーツケースを購入したのですが、案外困らないこと、そして何より重たくないので移動のストレスがとても軽減することに気が付きました。 荷物の軽さはフットワークの軽さ、快適さにつながります。 荷物がいつも多くなってしまうと感じている人は、ぜひ試してみてください。
参考サイト PRESIDENT Online|超一流の習慣「手荷物はカバンひとつ。機内は貴重な読書タイム」 マイナビウーマン|男性の荷物が少ないのはどうして?「荷物の量は心の不安と比例」