「スマホやパソコンを触りすぎて、いつも勉強や睡眠時間が足りない」
こういった悩みを抱える人は多いのではないでしょうか? 学校や仕事でスマホやパソコンを使用するのはもちろんですが、友達との連絡手段やSNS、ゲームといった娯楽まで、さまざまなシーンで使用するため、日常生活の中で切っても切れない存在ですよね。
鳴ってもいないのに、気づけばスマホをチェックしてしまっている人も多いでしょう。勉強や睡眠時間に充てるはずだった時間は、そんなちょっとした時間が積み重なって足りなくなっているのかもしれません。
そこで私がオススメしたいのがデジタルデトックスです。これは、スマホやパソコン、インターネットから一定期間離れることで、過度な依存から脱するというアメリカ発祥の試みです。
しかし、いきなり全てのデジタル機器や情報から離れてしまうと日常生活を送るうえで不便ですよね。今回は、デジタルデトックスの第一歩として、生活が困らない範囲でデジタルから離れて生産的な時間を作り出す方法である「プチ・デジタルデトックス」の3つの方法を紹介します。
1:FacebookとTwitterをアンインストールする
FacebookとTwitterは、合わせるとスマホの総利用時間の13%を占めるという統計が出ています。みんなの投稿を見たり、コメントをするとその返信が来て、とちょこちょこチェックすることになり、せっかくの集中力も途切れてしまいますよね。
まず、これらのスマホアプリに使っている時間から削減しましょう。
アプリをアンインストールすることで通知が来なくなり、いちいちスマホを気にすることがなくなります。これで、勉強時の集中力も高まります。
ただしFacebookとTwitterを決して見てはいけないわけではありません。あくまでもスマホからアンインストールすることで、家のパソコンからしか見ることのできない状況を作り出すのです。そうすれば、図書館やカフェなど外で勉強した時に集中力を途切らせることがなくなります。
これで、あなたのスマホの利用時間を10%は削減できるのではないでしょうか。
2:LINEの通知を全てオフにする
LINEの通知が来ると、スマホを開いてLINEを起動して返信をします。この作業を繰り返すことで想像以上に時間を消費してしまいます。
ならばいっそのこと、通知機能をオフにしてしまった方が良いのではないでしょうか? LINEは、1日3回朝昼晩に確認して返信する程度に留めましょう。もしも重要な用事であれば電話でかかってきますし、約束があって誰かと頻繁に連絡を取り合うことがわかっていれば、相手と合流するまでの間だけ通知を復活させれば大丈夫です。
LINEはスマートフォン利用時間の10%を占めると言われています。そんなLINEの利用時間を極限まで減らすことで、あなたのスマホにかける時間はかなり抑えられるでしょう。
3:寝る前にスマホの電源を切る
ベッドに入ってから寝るまでにスマホを利用している人は50%以上だといわれています。こうした時間にスマホを手放すことで、本を読んだり、参考書を眺めるなど生産的な時間を過ごすことができます。
また、スマホを手放してしっかりと眠ることでより良い睡眠が得られます。上質な睡眠は、回魔の働きを助け、記憶を固定する重要な要素であり、勉強を効率的にこなすには不可欠とされています。
スマホの電源を切ることで、普段はなんとなくスマホを触っている就寝前の10分間をもっと自分のために投資しましょう。
*** いきなりデジタルデトックスを実践するのは難しいかもしれませんが、これくらいの取り組みからなら始められるのではないでしょうか?
ちなみに1日のスマホ使用時間を1時間、ベッドに入って寝るまでの時間を10分とした時、この3つの方法で1日20分の時間が削減でき、月に換算すると10時間になります。人によってはもっと多くの時間を削減できでしょう。
あなたも今日からプチ・デジタルデトックスで勉強・睡眠時間を作り出しましょう!
(参考) 千田琢哉著(2011),『「やめること」からはじめなさい』,星海社 石井貴士著(2014),『1分間時間術』,フォレスト出版 MarkeZine|スマホアプリ利用時間の1位は「LINE」/約35%はコミュニケーションアプリで消費【ニールセン調査】 YOMIURI ONLINE|「スマホ依存」8割が自覚…削減される睡眠時間 ログミー|記憶力を高める理想の睡眠とは? 脳の仕組みを理解して、勉強をもっと効率的に