お正月や旅行など、楽しいイベントがたくさんある今の時期。一方で、これまでコツコツ積み上げてきた良い習慣が一気に崩れてしまう危険性もはらんでいます。習慣を維持するために気をつけるべきポイントをまとめました。

1. 絶対にやめない

お正月など特別な日を迎えると、「今日くらいいや」という気持になってしまいがち。しかし、このような有名な言葉があります。

庭は一日手入れを怠ると、それを取り戻すのに 3倍の手間と時間がかかる

(引用元:濱野義弘 (2012),『英国紳士のお庭番』, 光文社.)

これは庭に限った話ではありません。勉強でも仕事でも、1日さぼると、それを取り戻すのに3日はかかります。また、それだけでなく、一度「サボってもいいや」と思うと心に甘えができ、次第に、「2日くらい……」「3日くらい……」とエスカレートしていき、せっかく作った習慣を台なしにしてしまうことも。

習慣は、作るのは大変ですが壊れるのは一瞬です。私たちは何かにつけて言い訳をし楽をすることの天才ですが、言い訳の口実が転がっている新年だからこそ、この言葉を思い出して踏みとどまってくださいね。

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2. やるべきことは朝に

里帰りで家族や親戚が集まっていたり、おもしろいお正月特番がテレビで放映されていたり、セールや初売りなどに出かけたり……。イレギュラーな予定が多発するからこそ、習慣を壊さないように注意したいものです。

いっそのこと、いつもの習慣は朝や午前中のうちに済ませてしまいましょう。人が集まってきたり、おもしろい番組が始まる前であれば、心置きなくいつものことに集中できます。また朝のうちに終わらせておけば、楽しいイベントも盛りだくさんのシーズンに、「まだあれをやってないな……」と罪悪感も感じず存分に楽しめますよね。

3. 気持ちの切り替えスイッチを用意する

例えばあなたが、いつも机に向かって英語の勉強をする習慣を持っているとしましょう。「勉強しなければ……」と思ったら、どんなに気が乗らなかったとしても、まずはこたつから出て机に向かってみてください。脳の海馬にある「場所ニューロン」は、その作業をどこでやっているのか、ということを記憶してくれています。その場所情報はしばしば、記憶を呼び起こすときの手がかりになるのです。

つまり、あなたがいつも勉強をしている机に向かえば、脳が勝手に「あ、ここはいつも英語の勉強をしている場所だな。英語の勉強をしなくては」と思ってくれるのです。帰省先や旅行先など、いつもとは違う場所にいる場合でも、なるべくいつもと似たような環境に身を置くことで同じような効果が得られるでしょう。

4. 新年のやる気を利用する

年が変わると自然と新しいエネルギーが満ち、何もしていなくてもやる気を生み出してくれます。そのパワーを活用して、今まで築いてきた習慣をより良いものにバージョンアップさせたり見直したりしてみるのも良いでしょう。

しかし一方で、「新年の誓い・抱負の92%は失敗に終わる」という研究結果もあります。新年は楽観的になりがちなので、つい無茶な計画や地に足のつかない計画を立ててしまうのでしょう。したがって、その事実を理解したうえで、少し控えめに計画を立ててみると、案外ちょうどいいかもしれませんね。

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充実した1年にするために、これまでの良い習慣は絶対に維持したいものですね。

(参考)
濱野義弘 (2012),『英国紳士のお庭番』, 光文社.
脳情報発信所|海馬にある「場所ニューロン」
LeadingCo|同じ過ちを毎年繰り返すな「新年の誓い・抱負の92%は失敗に終わる」