さまざまな成功者がメディアなどで取り上げられている姿を見て、もっと世間に出て成功したい、と思ったことはありませんか?
しかし、具体的には何をすればいいのかわかりませんよね。そこで大切にしたいのが、一流の行動習慣を参考にすることです。今回は、そんな「一流の成功習慣」についてお送りしていきます。
一流を真似することの意味
誰でも最初から一流だという人はいません。今の仕事に自信が持てなくても、成功することへの第一歩は、一流と思える人の仕事を真似ることから始まります。仕事だけでなく、思考を真似るのです。
このとき大切なのは、「なぜこの行動をするのか」と考えること。そうすることで「どんな意図でこのような行動をするのだろう」と考えられるようになり、今まで気づかなかった仕事の必要性や理由に気づくでしょう。
また、気づくことでより身につきやすくなります。そして、徹底的に真似ることでコツをつかみ、スキルが身につくことで一流の仕事に近づくでしょう。
米国の行動科学の研究によると、人はひとつのことを連続して21日間続けることで習慣化するそうです。一流の仕事をするという心構えをしてこなし続ければ、習慣化されていつの間にか一流の仕事ができるようになるはずです。
一流の習慣
早速、一流の習慣を見ていきましょう。
◎自分にとっての成功を定義し、イメージする 「成功するため」という成功の定義をしていきましょう。
いずれにしても、目指すべきイメージがなければ始まりません。映像プロデューサーのパッティ・ムーニー氏によると、自分の心が成功だと感じるものはどのようなものか、自分の魂を探すようにすると良いのだそう。文献や書籍をあたってイメージを固めていくのもよいでしょう。
実際に、自律神経系には「大脳が想像したことを事実として受け取り、それに従う」という性質があります。「成功する」という具体的なイメージをもち、脳のスイッチを成功するほうへと切り替えていきましょう。
◎「書くこと」を大切にする アメリカの作家ケビン・ホーガン氏による調査では、ハーバード大学の学生のうち自分の人生の目標を紙に書きだしていた卒業生はわずか3%だったといいます。驚くことに、その3%の人々が、残り97%の人々の収入をはるかに上回る収入を得ていたそうです。
つまり、「紙に書いて思考を形にする」ことで、成功へと近づくということですね。また、活動家のロジャー・ハウクロフト氏も、成功したいなら自分が達成したいことを紙に書き出すことから始めるようすすめています。成功や目標に関係あること、達成することに役立ちそうなことであれば、何でも書くのです。
イラストレーターのスタウィッキー氏もよると、成功する人に最も共通する自己分析の方法は日記を書くことだそう。書くことで思考や思いを具体的にするのが大切だというわけですね。
◎たくさん本を読む 本を読むことのメリットや、読書習慣のつけ方は以前よりStudy Hackerでお送りしてきました。 ・Study Hacker|読書
また、名だたる有名人や大富豪たちが読書に貪欲だということをご存知の方も多いでしょう。アメリカの調査では、ビル・ゲイツやウォーレン・バフェットのような大富豪が1日30分本を読むのに対し、年収300万円前後の人たちの中で1日30分以上の読書をしていた人たちはたった3%しかいなかったそうです。ドリームインキュベータ代表取締役会長の堀紘一氏も、読書の重要性について説いています。
ついSNSばかりを見てしまう時間などを、読書の時間にあててみませんか?
*** 今回あげた習慣のほかにも、まだまだ成功者が行っていることはたくさんあります。自分に合ったものを探して実践してみてくださいね。
(参考) exciteニュース|成功者に共通する9つの習慣。今から“やり抜く人”になる方法 佐藤富雄(2013), マーフィー 成功者のルール 完全版, ゴマブックス株式会社 マイベストプロ|徹底的に真似るという心構え。一流になる人材への近道。