あなたは日記をつけていますか? 1月や4月に「日記を始めよう!」と思い立ったのに、途中でやめてしまった……という方もいるのではないでしょうか。
筆者も日記をやめてしまった経験がありますが、ある「コツ」をつかんでからは続けられるようになりました。あなたにも、日記を続けるポイントをお教えします。
なぜ日記を続けられないのか
日記を続けられない理由としては、このようなものが考えられます。
- 書くことが思いつかない
- 書く時間をとれない
- 書けなかった日が1回でもあると、やる気をなくす
この背景にあるのは、「机に向かってきちんと書こう」「決まったフォーマットで完璧な内容を」という意識。自分のなかで、日記を書くハードルを上げてしまっているのです。
日記を書きつづけるには、日記を書くハードルを下げましょう。
書くことが思いつかないなら、ライフログや趣味記録を
「いつも通りの一日だった……」
「何を書けばいいんだろう……」
そんなあなたは、「ライフログ」や趣味の記録を始めてみましょう。
ライフログとは、直訳すると「生活の記録」。就寝・起床時間や食べたもの、行ったところなど、日常生活のすべてを記録することです。
最初は「○時に起きた」「〇〇を食べた」など簡単な内容でかまいません。慣れてきたら要素を追加してみましょう。
ライフログは、タスク管理や健康管理にも役立つため、スマートな毎日を送りたい方におすすめです。同じようだと思っていた日々に、多くの変化があることに気づくかもしれません。
また、趣味の記録には、好きでやっていることなので続けやすいというメリットがあります。このような内容を記録してみてはいかがでしょう?
- マラソン→距離、タイム、ルート、見た景色
- 料理→食材を買った店、料理中の出来事、出来栄え、食べた感想
- ソーシャルゲーム→クリアしたミッション、手に入れたアイテム、プレイ時間、ストーリーの感想
最初は数字や単語を断片的に記録していくだけでも、少しずつ内容を膨らませていくことで、日記になりますよ。
忙しくて書けないなら、SNSを活用せよ!
「忙しくて日記を書けない……」という方は、紙とペンから離れましょう。
その代わり、Twitterで日記用のアカウントをつくってください。誰かをフォローしたり交流したりする必要はありません。
そして、「いま起きた」「○○を食べた」など、行動のたびにツイートしましょう。そのツイートの蓄積こそ日記なのです。
ポイントは、「夜に一日を振り返る」のではなく、「出来事のたびにリアルタイムでつぶやく」こと。「夜にまとめて」だと、文字数が多くなってハードルが上がりますし、書くのを忘れてしまうかもしれません。
「忙しくて日記が書けない」なら、忙しくてもできるようなやり方を選ぶのです。Twitterであれば、時間も労力も最小限で済みますね。
1日さぼるとズルズル引きずってしまう人は、日記帳ではなく普通のノートを
書くことに困るわけではないし、時間がないわけでもない。でも一度書き忘れると、そこからズルズルさぼってしまう……。
そんなあなたにおすすめするのは、日記帳を使わないこと。
日記専用のノートだと、最初から「1月1日」「1月2日」のように、日付ごとのスペースが決まっていますよね。すると、書かない日が1日あると、そこだけポッカリ空いてしまいます。
書かなかった翌日は、2日分まとめて書かないといけないような気がして、プレッシャーを感じますよね。面倒になって2日連続で書かないと、次の日の負担はさらに重く……。
こんなことにならないよう、日記は日記帳ではなく、普通のノートに書きましょう。上から順に詰めて書けばいいだけなので、書かない日があっても空白ができません。
日記帳よりも普通のノートのほうが種類が豊富なので、気に入ったデザインのものが見つかりやすいでしょう。手に取るたびに気分が盛り上がるので、より日記を続けやすくなります。
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日記を始める人が多いのは、1月や4月。けれど、日記を始めるのは年の途中でも、月のなかばでもいいのです。
これまで日記が続かなかった人も、この記事で紹介した簡単な方法で、さっそく今日から始めてみては?
筆者は小学生の頃、夏休みの宿題として出された日記は、いつもためてしまっていました。けれど2年前からライフログとSNSを始め、いまでも日記を続けられています。
あなたもぜひ、気軽な気持ちで日記を始めてみてくださいね。
【ライタープロフィール】
森開汰
京都大学農学部森林科学科。岐阜県立岐阜高校卒業。高校時代は剣道部、大学では体操部に所属。大の神社好きで、年間60社以上参拝している。