ノートは用途で選ぶべし! 勉強と仕事の効率が上がる、“種類別” ノートの上手な使い方

みなさんは、仕事や勉強をする際に紙のノートを使っていますか?

最近はもっぱらデジタル派だ、という方もいらっしゃるかもしれませんね。どのような用途でノートを使用するにしても、自分の目的に合った、できるだけ使いやすいノートを選びたいものです。そこで今回は、種類別にノートの効果的な使い方についてお伝えします。

ノートにはさまざまな種類がある

経営コンサルティングなどを行うクリエイティブマネジメント株式会社の代表取締役である高橋政史氏によれば、コンピュータはたくさんの情報に優劣をつけたりするのに用いるには不向きな一方で、情報を整理して結論までの流れを導き出す作業は紙面上で行うと効果的であるのだそう。

自身の手で書く作業をする際、必ずと言って良いほど使うのが「ノート」です。しかし、文房具売り場にはたくさんの種類のノートが売られており、陳列されている中からどのノートを買おうか迷った経験がみなさんも一度はあるのではないでしょうか。

適切なノートを選ぶだけで、仕事や勉強が一気に効率良くなるはずです。

「罫線入りノート」の上手な使い方

大学ノートのようで、みなさんも馴染みのある罫線の入ったタイプは、板書などにおいて一般的に用いられやすい形態のノートです。

文字を横書きするときに便利なだけでなく、縦書きをしたいときにかなり重宝します。ノートの向きを変えて罫線に沿って書くことで、縦書きでも文字がずれることはありません。また、行間を適度に空けることであとから書き込む必要がある時に困らないのもメリットです。学校での現代文や古典の授業、職場の研修といった場面ではきっとお世話になることでしょう。

それから罫線入りノートの中にも、ミシン目がついていてノート本体から綺麗に切り離すことができたり、ルーズリーフと一緒にファイルできる穴がついていたりするタイプもあります。いつものノートは使い飽きたという方は、活用してみてはいかがでしょうか。

「無地のノート」の上手な使い方

無地のノートを使うメリットは、自分の好きなように書くことができるということです。自由度が高く、アイデアを生み出すための使用に向いていると言えるでしょう。

例えば、マインドマップを作成する際に役立ちます。マインドマップとは、1つのキーワードから連想される言葉やイメージを放射状につなげていく、脳内の情報を整理し新しい発想を得るための方法です。

仕事において大小2冊の無地のノートを持ち歩き、普段は小さいノートに気づいたことをメモやスケッチで残しておいて、ミーティングでそのメモを見ながら大きいノートにマインドマップを書き、アイデアを整理するという使い方ができるかもしれません。

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「方眼ノート」の上手な使い方

方眼ノートは、他のノートに比べて利用方法を模索してしまいがちなタイプではないでしょうか。こちらは「図や表を描くのに便利」という点が主なメリットとして挙げられます。

また、それだけでなく5つのフレームを活用すれば、たちまち使いやすく効果的なノートへと変化させることができるのです。そのフレームとは、見出し、事実、解釈、行動、まとめの5つ。まず、見開きのページを上中下に3分割しましょう。上の部分は「見出し」、下の部分は「まとめ」になります。そして、真ん中の部分の左側のページを「事実」、右側のページをまた縦に分割して左側を「解釈」、右側を「行動」に割り振るのです。

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例えば、商談の場面では下記のように書きます。
【見出し】商談の論点
【事実】顧客からヒアリングした内容
【解釈】事実を踏まえた自分の考えや疑問点
【行動】解釈を踏まえて次に取るべき具体的な動き
【まとめ】商談において出した結論

このように書くことで、自分だけでなく上司や同僚が見ても分かりやすい整理されたノートになりますよ。

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【番外編】デジタルデータ化が可能なノート

紙のノートを使うにしても書類管理が大変だ、すぐ失くしてしまうかもしれない、と思われる方もいらっしゃるかもしれません。そのような人に加え、デジタルデバイスをよくお使いの方に朗報です。「書いたものをデータ化できる」という機能を兼ね備えたノートもあります。

例えば、キングジム社の「SHOT NOTE」やワコム社の「Bamboo Spark」などが挙げられるでしょう。書いた文字や図を画像としてデバイス内に取り込むことができるのです。

学校で、休んだ講義について友人のノートを借りるということがあるかもしれませんね。その際、このノートを使用すれば写すときの余計な手間を省くことができます。また、仕事においても管理が楽な上、ノートに書いたことをすぐにデジタル化して上司や取引先に送ることも可能なため効率化を図ることができますよ。

目的に合わせて、それぞれのノートを使い分けてみてください。

(参考)
東洋経済ONLINE|コクヨ社員に聞く!方眼ノートの最強活用法
THE21ONLINE|できる人が「方眼ノート」を使う理由
NIKKEI STYLE|紙のメモ いまさら聞けないデジタル化の極意
STUDY HACKER|東大生が実践している、罫線別ルーズリーフ使い分け術

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