大失敗してしまったときや、つらいことがあったとき、すごく落ち込みますよね。しかし、落ち込んでいるときの思考はネガティブになっていて、周りに迷惑をかけたり、次の失敗を呼び込んできたりするので、早く立ち直りたいものです。みなさんは落ち込んだとき、どうやって立ち直りますか? 実は言葉や音楽で簡単に立ち直ることができる方法があるんです。今回は落ち込んだ時の対処法についてお伝えしていこうと思います。
ポジティブな言葉で自分を鼓舞してみる
ポジティブな言葉で日本中を明るくしている人といえば、元テニスプレーヤーの松岡修造氏が有名ですね。そんな現在の彼の姿からは想像しづらいですが、現役時代の彼は落ち込みやすく、ネガティブな選手だったといいます。
本当の僕はどちらかといえば消極的で、決して強い心を持った人間ではありません。
引用元(東洋経済ONLINE|「修造の日めくり」は、だからバカ売れする 実は「感情コントロール」の技術が満載) そんな彼が生み出したのは、「できるよ、修造!」などといった強制的に自分をポジティブ思考にさせるフレーズたち。アンガーマネジメント協会理事の小林浩志氏はアンガーマネジメントのテクニック、ポジティブ・セルフトークに似ていて、心が折れそうなときに自分を鼓舞することができる言葉たちだといいます。松岡氏のテニス合宿で一度失敗し、心が折れかけている子供たちに試練を突破させるほどの効果があるんです。気になる方は、「炎の体育会TV “松岡修造” 熱血テニス合宿2015 」をご覧ください。上手く使いこなせば、落ち込むことなんてなくなるかもしれませんよ。
周りの人から鼓舞されてみる
自分で「できる」といっても効果があるのですから、他人にいってもらってももちろん効果があります。ピグマリオン効果といって、人は他人から期待された分だけの成果をあげることが調査から明らかになっています。でも、自分からお願いして人に「できる」なんて言ってもらうなんて、変な話ですよね。そこでおすすめなのが、SUNTORY社が自社サイトにアップしている、「君だけの応援歌ムービー」です。
動画の内容は各ニックネームごとに松岡氏が「できる! できる! 君ならできる!」と応援を送るものです。これなら友達や家族に、「自分を応援して!」なんて恥ずかしいことを言わずにすみます。また、動画はピグマリオン効果の恩恵を受けられる他にもうひとついいことがあります。動画が面白くまとめられているので、思わず笑ってしまうのです。笑顔にはポジティブにさせる効果があるので、この動画を視聴することで2つもポジティブにさせる要素を得ることができますよ。
悲しげな音楽を聞く
全く違ったアプローチに、音楽を聞くという方法があります。でも、落ち込んでいるときに明るい気分になろうとして、明るい曲を聞くのはあまり良い方法ではないってご存知でしたか? 落ち込んでいる時に明るい曲を聞いてしまうと、曲と気分とのギャップのために自分の落ち込み具合を客観的に理解してしまうことがあるからなのだそう。
聴覚は感情に直結していることから、音や音楽からの感情を共有しようとする。しかし、自分の状態と、共有する感情とのギャップの差が大きければ大きいほど、その現実をより悲観してしまうかもしれない。
引用元(ダ・ヴィンチニュース|落ち込んでいる時に明るい曲を聴くのは逆効果? 音楽に支配される人間の意識)
ではどうすればいいのか? 最初に悲しげな暗い曲を聞いて、落ち着いて来たら明るい曲を聞くのが正解。人は他人が自分の苦しみを共感していると感じることで安心し、早く立ち直ることができるからなのだそうですよ。
*** いかがでしたか。 失敗した後失敗について反省することはもちろん大切です。しかし、失敗したことにいつまでも落ち込んでいてはパフォーマンスを落とすだけです。ぜひ自分に合った立ち直り方を探してみてくださいね。
(参考) 東洋経済ONLINE|「修造の日めくり」は、だからバカ売れする 実は「感情コントロール」の技術が満載 kabaru|「できる!君ならできる!」うざいと思ったけどビックリな効果!!! SUNTORY|君だけの応援歌ムービー ダ・ヴィンチニュース|落ち込んでいる時に明るい曲を聴くのは逆効果? 音楽に支配される人間の意識